どうも、アートディレクターのハシケン(@conteanime)です。

- 絵の練習は何から始めるべき?
- どうすれば絵が描けるようになるのか?
- 上手くなるためのポイントが知りたい!
- 早く絵が上達するための近道ってない?
この記事では上のような内容を中心に、絵の仕事でプロとして勤めた立場からわかりやすくお伝えしていきます。

目次
何から練習すればいい? まず「絵を描く事に慣れる」ことからはじめよう

最初はまずとにかく、鉛筆やペンを持った手を紙やキャンバスに対してどんどん動かしてください。

絵の題材はなんでもかまいません、とにかく趣味や遊びとして楽しく描いていくことが大切です。
うまくなりたいときの心構えとして大事なのが『考えながら描く』ことです。絵はただ漠然と描くんじゃなく、モノの構造や他の人の描き方に対してーーー
・・・などなど、頭の中で想像力や推察力を働かせながら手を動かしていくことがとても重要です。
そうすることで、絵の裏側に備わっているモノを構成する理屈があなたの中で次第に成長していきます。絵の表現力、見る人に与える説得力も大きく変わっていくでしょう。

とにかく早く絵がうまくなりたいならプロに教わる手だってある!


実は絵が上手くなるには、絵が分かる人から直接教わることこそ一番の近道なんです。
ムダな回り道をせず少しでも早く着実に上手くなりたいなら、まず最初に「イラスト講座」で基本を教わっておくとひとりでやみくもに進めるよりだいぶスムーズに上達していけるかもしれません。
公式サイト:https://human-yakan.com/
全国18校展開している大手専門の学校「ヒューマンアカデミー」が学生に向けた通常の昼間の授業とは別に、一般の人や社会人向けとして平日夜や週末に実施しているのが『イラスト・キャラクターデザイン講座』です。
学校母体の講座らしく一人ひとりに合わせた丁寧な指導が人気で、プロの講師があなたの絵に関する弱点の克服や長所・個性を引き出しながら上達へと一歩ずつ導いていってくれます。
通いの講座だけでなく、完全在宅型の『通信講座』も以前から多くの人に利用されています。DVDでわからない部分もくりかえし確認でき、お休みやスキマ時間などあなたの自由なタイミングとペースでイラスト技術を身につけていけます。
家で学べる通信講座は感染の影響で急遽始めたところも多いですが、こちらは感染以前から長年運営していてすでに5千人以上もの人が実際に修了しているので他よりノウハウも多く安心して学んでいけるでしょう。
ひとりで迷わず絵が上手くなっていくため必要な練習と秘訣

さいごに、独学で上達していくために必要な手順の例を紹介していきます。
最初は色々な人の絵をマネして描く練習から進めよう
絵が上手くなるためには「模写」が重要とよく言われます、いわゆる好きな漫画家やイラストレーターの絵を見ながら似せるように描いていく作業です。ごく最初のうちは、透かしてなぞる「トレース」もいいでしょう。
模写やトレースをする際は、絵の構造や理屈をなんとなくでも頭で想像しつつ真似して描くように心がけてください。ここでも大事なのは【考えながら描く】ことです。
そして描き始めた絵をしっかり最後まで描ききることも大切です。
うまくいかなくても描き終えたことで自信につながり、手や足など多くの人が苦手意識を持ちがちな部分も経験していくことで必ず将来の技術・画力の向上につながっていくでしょう。
最初は「デッサン」の練習とかそこまで気にしなくてもいい・・・かも?

最初のうちから細かい部分を気にしすぎて楽しく絵が描けなくなってしまう方が、よっぽどよくありません。
でももしデッサン力をしっかりつけたいならまずは対象物をしっかり観察することです、そしてやはりここでも『考えながら描く』姿勢が重要になります。
物を見ながら描くということは3次元を2次元に落とし込む作業です、描き続けていくうちにほんの一本の線の具合で立体感を示せたり示せなかったりすることがわかっていくでしょう。でもなにも考えず、漠然とやっててはなかなか身についていきません。

初心者をなるべく早く卒業したいなら「三位一体」の繰り返しを意識しよう
- あなたオリジナルの絵を自由に描く
- 好きな絵柄の作家を模写/トレースしてみる
- さらに上達したいならデッサンも意識しつつ進める
本気でうまくなりたいときは、この三点を同時平行的に進めていくといいでしょう。


トライアングルのバランスが取れているか、もしくは欠けているのか?それによっても、成長度合いは大きく変わっていきます。不足してると感じたら、積極的に補充しましょう。
リアル絵でも、アニメ絵が上手くなりたいときでも同じです。まずはしっかりマネして、絵の裏にある理屈を想像し、技術や理解をきちんとあなたの血肉にしていく流れが必須です。
★より細かい上達方法については、イラスト初心者から脱却できる上達方法29も参考になります。
まず全体を大きくつかんで細部を描き込むのが、上達の第一歩!
また絵を描くことに集中しすぎると、どうしても目が紙やキャンバスに近くなって全体図をつかむことができなくなりがちです。
そんなときは描きながら適度に絵と距離を取っていけば、全体のバランスを確認しつつ描いていけるようになります。基本的にはまず全体的なおおまかな線で【あたり】を取った上で、顔の内部や服装など細かい部分を描き加えていく流れにするとやりやすいでしょう。

最初はラフに描き出すのがポイントです

さらに上達していくための7つの秘訣
うまくなっていくため必要なことはさまざまありますが、特に重要なポイントをまとめておくので意識しながら進めていって下さい。
- ラフを描く段階で仕上げまでイメージしよう!
- キャラクターの表情をなるべく豊かに表現しよう!
- ポーズや構図は躍動感と静寂の対比を意識しよう!
- 線画は丁寧に描こう!
- 配色は人マネから始めよう!
- 描き込みの密度を変えてメリハリをつけよう!
- 最後まで手を抜かずに描ききろう!

まとめ

新しく何かを始めようとしたとき、難しく考え過ぎてしまうとなかなか続かないものです。
とにかく楽しく絵を描いていくのが上達への第一歩です。迷って辛くなったときは途中で紹介したようなイラスト講座も併用しながら、うまく改善していきましょう。

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