どうも、元ゲームイラストアートディレクターのハシケン(@conteanime)です。
でも最近、液タブをモニターさせてもらえる機会があったので定番の開封の儀から設定・操作までを簡単にまとめたいと思います。
日本の有名メーカー液タブと比べてもはるかに激安のXP-Pen社製『Artist22E』を、これまで板タブしか触ってこなかった人間が頑張ってレビューします!
目次
板タブと液タブの違い
ペンタブレットには大きく分けて二種類あります。板(状)タブレットと、液晶タブレットです。
板タブのメリット・デメリットとは?
一番のメリットは液タブと比べて安いことです。¥7,000前後から買うことが出来ます。
デメリットは、アナログで描くときと比べて絵を描くスタイルそのものが違うので慣れるまでに多少時間が必要ということです。
液タブのメリット・デメリットとは?
最大のメリットは、アナログで絵を描く状態とほぼ同様のスタイルで描けることです。漫画家がデジタルに移行する際は、板タブでなく液タブを使う人が多いという話もあります。
デメリットはとにかく板タブと比べて高いことです。圧倒的シェアを誇るWacom社製のものは、最も安いものでも¥80,000以上からになります。
・・・と板タブ&液タブはメリット・デメリットや各スタイルがはっきりしてる分完全に住み分け出来てますが、良くも悪くも日本ではWacomが圧倒的シェアを取っている現状です。
そこに風穴を開けようとしてるのが海外産の液晶タブレットで、昔はともかく今やすっかり品質が向上してコスパ的に全然許容範囲となりつつあるようです。
今回モニターさせていただいたXP-Pen社製の商品もその流れの1つで、同じサイズのWacomと比べるとなんと¥100,000も安くなるという・・・これはブランドで買うかどうするかというレベルを軽く超えてしまってるかもしれません。
ということで前置きはこのくらいにして、早速開封していきましょう!
液タブXP-PenArtist22Eを開封
おそらく中国からメーカーさんが直接送ってくれた箱はなかなかの大きさ、開けてもそのままのサイズの内箱がぎっしり詰まってます。手前は普通サイズのシャーペンです。
開くと液タブと、別ダンボールに入ったケーブルがズラッとでてきます。
中身としては、
- ペン2本
- ペンスタンド(芯抜き、替え芯8本内蔵)
- ペン充電USBケーブル2本
- 作画時の手袋
- CD(ドライバ)
- 液晶保護シート
- 拭くための布
- 電源ケーブル
- 電源アダプター
- HDMIケーブル
- VGAケーブル
- mini Display – HDMI 変換ケーブル
- 説明書(日本語もあり)
・・・とてんこもりです。
気をつけたいのは、電源です。
3Pプラグなので2Pプラグへの変換が必要になります。今回のモニターでは無理やり出来たけど入れといてほしかった・・・。
では、頑張って接続していきます。
接続しよう!
後ろにあるのが普段使ってるデュアルのモニター、右端に見切れてるのが板タブです。
背面に差込口が並んでるので、とりあえず片っ端から試していきます。なかなか映らなかったんですが、最終的にDVIケーブルでの接続で事なきを得ました。
接続後はドライバをインストールします。CDもついてますがどうせアップデートするんだろうと考え、HPから直接探しました。
ダウンロードしたら、想定通り既にPCに入っていたWacomドライバとかちあうので仕方なくWacomの方を一度アンインストールして再度挑戦・・・今度はすんなり成功。
とにかくこの画面で様々な設定ができます。筆圧レベルも2048とWacomの通常のものと遜色ない感じです。設定はシンプルで、使っててもそんなに悩むことはなさそうですね。
あとでこの文章書いてて気づいたんですが、ペンが充電式と言う割には実際に試してる時はケーブルに指すことを一切してなかったような・・・。
さて、設定も完了したのでいよいよ液タブで描いてみます。
XP-PenArtist22EでCLIP STUDIOを使用してみよう!
描き心地は見た目と違って決してつるつるしてる感じじゃなく、適度にザラザラした引っ掛かりがあるのでアナログから移行してくる人にもよさそうです。
今回は特に設定しなかったですが、画面横にはファンクションキーも多いので普段使う操作をショートカットとして登録すれば効率良さそうですね。
ペン自体の感覚としても、特に普段使っているWacom製と大きな差は感じませんでした。
おそらく慣れたら全然快適に使えると思うんですが、そこまでの時間は掛けられなかったのでひとまずここまで・・・。
★ペイントソフトに関しては、イラストや絵を描くおすすめペイントソフトはこれを参照してください。
まとめ
描いててラグがあるとかはまったくないし、妙な引っ掛かりもなかったんで問題ないレベルの商品と感じました。
これが¥80,000なら、コスパ的に全然いいんじゃないかと。液晶の発色もきれいだったし、自分が液タブに慣れる気さえあればあらためてしっかり使ってみたいですね。
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