どうも、アートディレクターのハシケン(@conteanime)です。

ということで今回は絵やイラスト・マンガを描くパソコンのスペックの選び方や2021年最新機種情報を、実際に長年絵の仕事をしてきたプロ目線でわかりやすくお届けします。

目次
2021年最新版、快適にパソコンでデジタル絵を描けるスペックはこれだ!

結論から書くと、2021年現在でストレスなくデジタル絵を描けるパソコンに必要なのは次のようなスペックとなっています。
- モニター・・・フルHD(1980✕1080)以上
- CPU・・・intel core i5以上
- メモリ・・・8GB以上
- ストレージ・・・SSD200GB以上(HDDなら1TBが最近の標準)

①十万前後で場所を取らずお絵描きできる、良スペックなノートPC
109,800円~(税別)


公式サイト:https://www.mouse-jp.co.jp/
- Windows 10 Home 64ビット
- インテル® Core™ i7-10510U
- GeForce® MX250
- 16GB メモリ
- 256GB SSD
- 14型 フルHDノングレア
②ストレスなくサクサクどこでもデジタル絵を楽しめる、ハイスペックなノートPC
179,800円~(税別)


公式サイト:https://www.mouse-jp.co.jp/
- Windows 10 Home 64ビット
- インテル® Core™ i7-10870H
- GeForce RTX™ 2060
- 16GB メモリ
- 512GB SSD
- 15.6型 フルHDノングレア
③机でじっくりデジタルにとりくめる、手頃で安心スペックのデスクトップPC
129,800円~(税別)


公式サイト:https://www.mouse-jp.co.jp/
- Windows 10 Home 64ビット
- インテル® Core™ i7-10700
- GeForce® GTX 1650 SUPER™
- 16GB メモリ
- 256GB SSD + 1TB HDD
④まったくストレスなくお絵描きできる、動画編集も余裕のハイスペックなデスクトップPC
209,800円~(税別)


公式サイト:https://www.mouse-jp.co.jp/
- Windows 10 Home 64ビット
- インテル® Core™ i7-10700
- GeForce RTX™ 3070
- 32GB メモリ
- 512GB SSD + 2TB HDD

実際問題パソコンで絵やイラストを描く時はデスクトップとノートPC、どちらがいい?

絵を描く作業自体はここ2~3年の間に発売されているPCのスペックなら、↑程度のイラストはノートでもデスクトップでも問題なくできると思って大丈夫です。
ただし絵を描く『作業領域』という問題があります。基本的に絵を描く時のパソコン画面は、大きければ大きいほど作業効率が比例して向上するんです。
例えばイラストを描くための設定資料をペイントソフトと同時に開いて描きたいときも、ワイドの大きめモニターを使っておけばウィンドウを頻繁に閉じたり開いたりせず済みます。

絵を描く際の効率というのは軽視できなくて、細かい不満点が積み重なると大きなストレスにつながります。
ノートでももちろん絵はかけますが、携帯性や機材のスペースのことを除けばお絵かきの環境として快適に絵を描けるのは間違いなくデスクトップです。

デジタルイラストを描くために必要なPCスペックと選び方のポイント

デジタル絵を描くためにPCを新たに購入する際、スペックで特に意識すべきポイントは次の5つです。
- モニター
- CPU
- メモリ
- ストレージ
- グラフィックボード(必要に応じて)
①絵を描くモニターはなるべく大きく、解像度の高いものを選ぼう!
小さいモニターで長い間作業してると確実に目が疲れるので、予算やスペースのゆるすかぎり大きなサイズを選びましょう。
解像度はフルHD(1980✕1080)以上必須でノートPCなら15インチ以上、デスクトップなら21インチ以上のサイズがおすすめです。形は正方形でなく横長ワイドにしましょう。
また液晶モニターには【グレア】【ノングレア】という2種類があります。

上の写真の左端のようにグレアは光沢がありつやつやしていて一見綺麗ですが、長い間絵を描くために凝視して使っているとかなり目にキます。
逆にノングレアは光沢がない分、パッと見の鮮やかさこそないですが目への負担は少なめです。

②お絵かきパソコンのCPUは、core i5以上が基本!
intel core i5以上が、現在PCでデジタル絵を描く上でのCPUの標準レベルです。
CPUの性能が低いと処理速度が落ちてしまうことに繋がります。ソフトの処理が進まなかったり、描いた絵の加工がなかなか実行されないとストレスの原因にもなりかねません。

③イラスト用PCのメモリはせめて8Gはほしい!
最低4GB、できれば8GB、余裕あるなら16GB・・・メモリはそんなシンプルなイメージです。

④ストレージには余裕を持っておこう!
描いた絵のデータを記憶するための「ストレージ」は長年HDD(ハードディスク)が一般的でしたが、最近はメインにSSDを使っているPCも増えています。

⑤あったら嬉しいグラフィックボード
カンタンなイラストならグラフィックボードまで気にしなくていいですが、描き込みの細かいサイズの大きなイラストやマンガだとボードがあるとないとでは露骨に作業効率が違ってきます。

損せずお得に手に入れたいならまず「クリエイターPC」から検討しよう!

実は・・・絵を描くために理想のスペックのパソコンを、近所の大型電気店や通販で買うのは意外と難しいかもしれません。
損せずお得に買いたいときにぜひ知っておいてほしいのが、絵を描く上で必要な機能やスペックのみにしぼって買える「BTOパソコン」という選択なんです。
BTOというのは、Build to Order の略語です。(中略)
メモリーは何GBにするか、HDDをどのくらいの容量にするか、グラフィックボードを搭載するかどうか、OSをどのエディションにするかなど。自分の要望に合わせて、パソコンを注文できることがあります。要するにオーダーメイドですね。またこうしてカスタマイズ注文したパソコンを BTOパソコンというわけです。
※パソコン初心者講座より引用
あらかじめ絞り込まれたラインナップからパーツごとに選んで、パソコンの構成を自由に決められます。なので絵を描くために適した状態も選びやすくなります。
BTOのなかでも特に絵やイラストを描くことに特化したパソコンは、『クリエイターPC』というような名称で様々な業者からネット販売されています。
公式サイト:https://www.mouse-jp.co.jp/
クリエイターPCの販売業者はテレビCMもやっている上の「マウスコンピューター」などが特に有名ですが、ベースとなる機種を決めた上で必要に応じてメモリ・CPUなどを変更(=カスタマイズ)していきます。
変更するごとに画面下部の商品合計額もリアルタイムで変わっていくので、予算内に収まるようカンタンに調整できます。
電気店で同スペックの有名メーカー品を買うよりも『クリエイター向けパソコン』の方が殆どの場合かなり安くできます(平均5万円前後が相場)、その分長めの保証にお金をかけても予算が余るレベルです。

自分も昨年マウスで購入しています
以下では記事の最初でも紹介した「マウスコンピューター」で人気のクリエイターPCをいくつか載せておくので、購入の参考にしてみてください。
①十万前後で場所を取らずにお絵描きできる、良スペックなノートPC
109,800円~(税別)


公式サイト:https://www.mouse-jp.co.jp/
- Windows 10 Home 64ビット
- インテル® Core™ i7-10510U
- GeForce® MX250
- 16GB メモリ
- 256GB SSD
- 14型 フルHDノングレア
②ストレスなくサクサクどこでもデジタル絵を楽しめる、ハイスペックなノートPC
179,800円⇒159,800円(税別)※1/20まで期間限定20,000円OFF


公式サイト:https://www.mouse-jp.co.jp/
- Windows 10 Home 64ビット
- インテル® Core™ i7-10870H
- GeForce RTX™ 2060
- 16GB メモリ
- 512GB SSD
- 15.6型 フルHDノングレア
③机でじっくりデジタルにとりくめる、安心スペックのデスクトップPC
129,800円~(税別)


公式サイト:https://www.mouse-jp.co.jp/
- Windows 10 Home 64ビット
- インテル® Core™ i7-10700
- GeForce® GTX 1650 SUPER™
- 16GB メモリ
- 256GB SSD + 1TB HDD
④まったくストレスなくお絵描きできる、動画編集や3Dゲームだって余裕のハイスペックなデスクトップPC
209,800円~(税別)


公式サイト:https://www.mouse-jp.co.jp/
- Windows 10 Home 64ビット
- インテル® Core™ i7-10700
- GeForce RTX™ 3070
- 32GB メモリ
- 512GB SSD + 2TB HDD
★売り切れの場合は、下記ボタンから似た構成のパソコンを探すこともできます。
絵やイラストを描くために最適なパソコンを買う秘訣と注意点

まとめとして、パソコン購入時に気をつけたい点をあげておきます。
必ず事前に予算の上限を決めて検討しよう
特にBTOのクリエイター向けパソコンはパーツごとに選べるのでいいものを選んでしまいがちですが、絵が目的なら3Dゲームが快適にできるほどの過剰なハイスペックPCにする必要はありません。
もちろんゲームもしたいなら兼ねて選べばいいんですが、あくまで目的と予算を大事にしながら選んでください。
こだわりたい部分の洗い出しと使える予算を先に固めた上で選ぶのが、ポイントです。
ペイントソフトの推奨スペックは余裕を持って満たそう
『クリップスタジオ』など絵を描くためのペイントソフトによっても、必要なパソコンのスペックは変わります。
特にメモリとCPUはある程度余裕をもっていると、お絵かきライフの質は向上します。
不要なソフトは買わないのが鉄則
上の方でも少し書きましたが、大型電気店や通販で有名メーカーのパソコンを買う時は不要なソフトが多くついてるものです。
BTOの場合はソフト自体も選べるのでいらないものはすべて省けますし、マウスやキーボードも同様で不要だったり手元にあるものまでイチイチ買う必要がありません。

まとめ

パソコンは安い買い物ではないので悩むものですが、クリエイター向けパソコンのように絵を描くことに特化した商品を選べば意外とシンプルです。
くれぐれも電気店で店員さんに言われるがままに、ムダなソフトや機能をたくさん載せたパソコンをつかまないよう気をつけてください。

