
そんなときにまず検討したいのがゲームに特化したパソコン、いわゆる『ゲーミングPC』です。
今回は実際に長年絵の仕事をしてきたプロの目線もふまえて、ゲームと絵の両方を快適に楽しめる『ゲーミングPC』の選び方やポイントをわかりやすく紹介します。
目次
あらためて『ゲーミングPC』って何?

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TVCMやWeb広告でもよく見かける「マウスコンピューター」といったパソコン販売業者がネットメインで取り扱っているのが『ゲーミングPC』です。ゲーム向けに、グラフィックまわりの強化に主眼が置かれている機種と考えればいいでしょう。

購入時にメモリやCPUなどを予算や希望に応じてカスタマイズもでき店舗側できちんと組み立てたうえ送ってくれるので、初心者でもカンタンに扱えます。

※必要なければカスタマイズなしで構いません
ゲーミングPCをイラストやマンガを描くことに使うとどうなる?
現在の最新ゲームは3D機能をフルに使うので、遊ぶためのパソコンにもかなり高いスペックが要求されます。比べると、イラストや漫画を描くパソコンにそこまでのレベルは必ずしも求められません。
つまり、ゲームが快適に出来るレベルのパソコンなら当然絵だって快適に描けることにつながります。
ゲーム&絵のどちらも満足に楽しめる、2022年最新ゲーミングPC4選(レビュー+スペック表付き)

パソコンで最新3Dゲームをやるうえで欠かせないのが高いスペックですが、逆にいうとそれだけのスペックがあるならイラストや漫画を描くうえで不自由は基本的に生じません。
なのでゲームもイラスト・漫画も満足に楽しみたいなら上でも書いたとおり、【最新ゲームが問題なくできるスペックのパソコン】さえ選んでおけば大丈夫というシンプルな答えになります。
以下ではゲームも絵も十分に楽しめる2022年の最新ゲーミングPCをレビューとスペック付きでいくつか紹介しておくので、参考にしてみて下さい。
①手軽にイラストが始められる、安心スペックのデスクトップゲーミングPC
G-Tune EN-A


OS | Windows 10 Home 64ビット |
---|---|
CPU | AMD Ryzen™ 7 3700X プロセッサー |
グラフィックス | GeForce RTX™ 3060 |
メモリ | 16GB (8GB×2 / デュアルチャネル) |
ストレージ | 512GB SSD + 2TB HDD |
価格 | 179,900円(税抜163,546円)~ |
お絵描きやゲームがどちらも楽しめる、標準的なデスクトップタイプのPCです。
もし予算に余裕がある場合は、購入時に選べるカスタマイズでメモリを32GBに増やしておくとより快適に使っていけるでしょう。
②やりたいことがめいっぱい楽しめる、優秀スペックのデスクトップゲーミングPC
G-Tune EN-Z


OS | Windows 11 Home 64ビット |
---|---|
CPU | インテル® Core™ i7-11700K プロセッサー |
グラフィックス | GeForce RTX™ 3060 |
メモリ | 32GB (16GB×2 / デュアルチャネル) |
ストレージ | 512GB SSD (NVMe) + 2TB HDD |
価格 | 5/25まで期間限定21,980円OFFセール中⇒ 219,800円(税抜199,819円)~ |
お絵描きやゲームが存分に楽しめる優秀スペックのデスクトップゲーミングPCで、①の上位機種にあたります。CPUからストレージまで充実しているので、絵を描いててストレスが溜まることはほぼありません。
グラフィックボードも高性能なので、3Dゲーム以外にYouTubeなどの動画編集や高品質のデザインも楽しめるでしょう。しかも今だけの限定セール中で、普段より20,000以上安い状態となっています。
③好きな場所でいつでもゲームやイラストが楽しめる、売れ切れ必死のノートゲーミングPC
G-Tune P5-144


OS | Windows 11 Home 64ビット |
---|---|
CPU | インテル® Core™ i7-10750H プロセッサー |
グラフィックス | GeForce® GTX 1650 Ti / インテル® UHD グラフィックス |
メモリ | 16GB (8GB×2 / デュアルチャネル) |
ストレージ | 512GB (NVMe対応)SSD |
モニター | 15.6型 フルHDノングレア (LEDバックライト) |
価格 | 5/25まで期間限定54,480円OFFセール中⇒ 104,800円(税抜95,273円)~ |
ゲームができてイラストやマンガも問題なく作成できる、良スペックのゲーミングノートパソコンです。
元々いいスペックの割にお手頃価格の機種ですが現在はちょうど50,000円以上も安くなる特別セールが実施中なので、とにかくお手頃なゲーミングノートPCがほしいなら今はこれ以外の選択はありえないかもしれません。
④自由に持ち運んで好きなとこで絵やゲームを楽しめる、ハイスペックなノートゲーミングPC
G-Tune E5-165-R9(プレミアムモデル)


OS | Windows 11 Home 64ビット |
---|---|
CPU | AMD Ryzen™ 9 5900HX プロセッサー |
グラフィックス | GeForce RTX™ 3060 Laptop GPU |
メモリ | 32GB (16GB×2 / デュアルチャネル) |
ストレージ | 1TB (NVMe対応)SSD |
モニター | 15.6型 液晶パネル (ノングレア) |
価格 | 219,800円(税込199,819円)~ |
ノートとあなどれない、そこらのデスクトップは軽く凌駕するスペックのノートPCです。その分値段も多少上がりますが、このレベルなら数年は特に困ることもなく快適に使っていけるでしょう。
グラフィックボードも高性能でイラストや漫画以外にゲームだって楽しめます。全体構成を見ても、すきのない機種と言えるでしょう。

必要なときは参考にして下さい♪
スペックの高いパソコンを使うと、クリスタなどを使ったデジタルお絵描き作業はどう変わる?

デジタル環境で絵を描くためには、パソコンのスペックが高い(いい)状態であるにこしたことはありません。

© CELSYS, Inc.
現在もっとも売れている人気ペイントソフト『クリップスタジオペイント(以下クリスタ)』などの高機能もしっかり使っていきたいなら、安定した状態で描けるスペックのパソコン環境はなおさら欠かせません。
といっても3Dゲームがラクラク動いたり、動画編集で快適そのものに使えるような過剰なスペックまではなくても大丈夫です。
クリスタなどのペイントソフトで絵を描くときに求められるスペックとしては、だいたい次のようなレベルであれば問題なくお絵描きできると考えてください。
- モニター・・・フルHD(1980✕1080)以上
- CPU・・・intel core i5以上
- メモリ・・・8GB以上
- ストレージ・・・SSD200GB以上(HDDなら1TBが最近の標準)
ちなみにこのスペックは最近のゲーミングPCなら、ほぼ超えています。なのでゲーミングPCさえ選んでいれば、イラストや漫画はストレスなく描けると考えて問題ありません。

イラストやゲームでパソコンを快適に使うために必要なスペック

イラストとゲームのどちらも興味がある人がパソコンを選ぶなら、スペックで特に意識すべき部分は3箇所に絞られます。
- メモリ
- CPU
- グラフィックボード
メモリは数が大きいほどいいものです。8GBあればまあ大丈夫ですが、予算が許すなら余裕を持って16GBでもいいでしょう。
CPUはイラストの場合『core i5』あたりが基準ですが、ゲームをすることを考えるとcore i7を考えておくと心強いです。
最後は、何より大事なグラフィックボードです。イラストや漫画に関しては必須ではないですが、ゲームに関しては絶対いります。あるとないでは全く環境が変わってしまいます。

当然グラフィックボードをいいものにしておくことで、絵を描く上での不都合は一切生じません。むしろ余裕を持てることにつながるので、ゲーム寄りのスペックをベースにしつついい状態にしておけるといいでしょう。
参考までに、グラフィックボードで人気なのは『Geforce』というシリーズです。『GeForce RTX ●●●』といった名称が一般的で、●●●の数字が大きいほど高性能になります。
★絵を描くパソコンのスペックの詳細についてもっと詳しく知りたいときは、イラストや絵を描くパソコン機種&スペック総まとめも参考になります。
ゲームも楽しみたい絵描きが選ぶべきはノート? デスクトップ!?

基本的にモニターは大きければ大きいほどゲームも迫力が出ますし絵を描くときも広く使えて便利です、さらに複数ウィンドウを使えば自由度や効率も上がります。
ゲーミングPCはノートもデスクトップもあるので、基本的にはあなたの好きな方を買えば大丈夫です。

ノートパソコンで絵を描くメリット・デメリット
▼メリット
- 持ち運べる
- どこでも描ける
- 場所を取らない
▼デメリット
- 画面の広さに物理的制限がある
- 意外と重い
- 拡張しにくい(デスクトップと比べて)
デスクトップパソコンで絵を描くメリット・デメリット
▼メリット
- じっくり落ち着いて描ける
- 後でスペックを上げる余地がある
- モニターを取り替えたり増やしたりもできる
▼デメリット
- 場所を取る
- ノートより多少割高(ディスプレイ含む)
まとめ

もちろん、イラストだけやりたいならあえてゲーミングPCでなく純粋なクリエイターPCを選べば大丈夫です。
でもどちらもと考えるなら、より高性能が求められるゲーム側に必要なスペックに合わせておけばイラストやマンガを描く上で困ることもなくなります。

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