どうも、元ゲームイラストアートディレクターのハシケン(@conteanime)です。
絵を上手く描くためには、一般的に正しいといわれる順番があります。
目次
まずはこれから描きたいイメージを、頭の中でしっかり思い浮かべよう
いきなり紙やキャンバスに向かって腕を動かし始める前に、ざっとでいいのでまずはこれから描く絵の全体イメージを思い浮かべてみましょう。
直接キャンバスにラフを描きながら考えていってもいいですが、あまり絵を描くことに慣れてないうちはまず最初にしっかり想像してみることがとても大切です。
レイアウト・構図をざっくり固めてしまおう
キャンバス内でどのようにキャラを配置するか、構図はあおりか俯瞰か、テーマによっても絵の方向性は全く変わってきます。
クリップスタジオなどのペイントソフトに入っている3Dモデルをぐるぐると動かして参考にしてもいいですし、既存のイラストを参考に考えてみるのもいいでしょう。
★3Dデッサン人形に関しては、クリップスタジオ3Dデッサン人形使い方!まず頭身と体型から合わせようで詳しく解説しています。
漠然とやってるとどうしてもゴールがぼんやりしてしまいなかなかいい絵にならず、上達への道すじをうまくたどっていけないことも増えがちです。
あたり、をとってイラストの全体イメージをラフラフに描いていこう
いきなり輪郭や目から描こうとしない!
絵の初心者さんに特に多いことですが、輪郭や目などからピンポイントで描き出すとそのあとの絵に行き詰まることが増えてしまいます。
順序としては細部⇒全体ではなく、全体⇒細部という流れで進めていってください。
カンタンな棒人間を活かして、ポーズと配置を考えてみよう
昔から王道の方法ですが、慣れてないうちはデッサン人形などもしっかり活用して全体の配置をキャンバス内に収めていくようにするとやりやすいです。
デッサン人形なども参考に目安となる「あたり」を描いていきます。描く時は本を参考にしてもいいですし、手持ちのデッサン人形から落とし込んでもいいでしょう。
この「あたり」の段階で変に縮こまったポーズにしてしまうと最終的な絵も小さくまとまりがちなので、気をつけてください。
体の構造に悩むときは、球や立方体をつなげて掘り出していくイメージをしてみよう
あたりを取りながら、キャラに合わせた体つきなども加えてラフを描いていきます。
いきなり正確な線を描こうとするよりは、まず球や立方体を適宜置いていくイメージにしてみるとだいぶやりやすいかもしれません。
置いた立体を目印にしつつ、その後細部を掘り出していくイメージです。
ある程度全体図が見えてきたら、細部を描き込みつつ調整していこう
理想のイメージにだいぶ寄せていけたら、いよいよ輪郭や目など細部もしっかり描き込んでいきます。
定期的に目を離して、全体を見ながらバランスをとる
デジタルイラストでありがちなのが、細部にこだわりすぎたあまり引きで全体像を見るとひどくバランスがゆがんでしまっていた・・・という現象です。
対策としては定期的に画面から目を離してキャンバス全体をながめつつ、再び細かいところを描いていきましょう。
また最初は拡大しすぎずほどほどに描き込んだ上で、その後で細部を描き込んでみるのも有効です。
少しでも早くデジタル習得したいときのおすすめ手段とは?
デジタルやクリスタで自由に絵を描くにはいくつかの知識と技術も必要です、でも独学だけで進めていると自分が取り組んでいることが正解かどうか判断つかずにムダな時間がかかりがちです。
実は絵やデジタルが早く上手くなりたいなら、絵のわかる第三者からアドバイスを受けながら練習する方が圧倒的に近道なんです。
せっかくデジタルの機材をそろえたのに絵を描く手順やソフトの操作がわからない、思うように描けない…と悩むなら一度「イラスト講座」で教わるとデジタルの理解やその後の成長がだいぶスムーズになるでしょう。
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「イラスト・マンガ総合講座」
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まとめ
絵を描く順序は上達するにしたがって自然と人それぞれになっていくものです。慣れていけば、今回のような工程をすっ飛ばしてざっとしたあたりのみで細部に入れるようになるでしょう。
ただ現在上手い人やプロは「練習を過去に何度も積んだからこそ工程を省略できるようになった」ということだけは、ぜひおさえておいてください。
だからこそ慣れてないうちはまず、描きやすい方法に従って地道に上達を目指すようにしてみることをおすすめします。
- 大まかなイメージ⇒ちゃんとした絵
- ラフな線⇒丁寧な線
- 大⇒小
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