どうも、アートディレクターのハシケン(@conteanime)です。

パソコンはスペックが高ければ高いほど快適に使えますが、比例して値段も上がっていくので予算とのバランスを考えることが欠かせません。
今回はこれからデジタルでイラストや漫画を描くときにどうしたら最適なパソコンをムダなくお得に手に入れられるか? 必要なスペックから最新の機種情報まで含めて、長年絵の仕事をしてきたプロ目線で詳しく紹介します。
目次
大前提!デジタルお絵かきに必要なパソコンのスペックをおさえよう

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例外的に巨大なイラストや何百ページもある緻密なマンガ原稿となるとより高いスペックが必要ですが、一般的なレベルならここからそこまで逸脱する必要はありません。
ただし、パソコンを新規で手にして使っていく際は必要とされるスペックをほんの少し上回っておくことが快適に利用するためのコツです。
なので実際にパソコンを選ぶ際は、上にまとめたスペックを少し超えておくあたりを目安に考えるようにしましょう。
要注意!同スペックのパソコンでも購入場所で5万円以上価格差がでることも


多くの場合は郊外や都市圏の大型電気店に向かって、店員さんと軽く相談しながら選ぶんじゃないでしょうか。
でも絵を描くパソコンがほしい時に大型電気店で買うことは正直おすすめできません、かかる費用的にだいぶ割高になってしまう恐れがあります。
- 絵を描くパソコンで必要なのはメーカー製品でなく、いいスペックである
- 電気店のパソコンは不要なソフトも入っていて、絵を描く上では必要がない
- 予算内で自由にスペックを高めることが、電気店のPCだとやりにくい
イラストや漫画を描く、動画編集をする、デザインをする・・・などいわゆるクリエイティブな目的でパソコンを探すなら近所の電気店よりも『クリエイティブな作業に特化したパソコン』から選ぶ方がそもそもスムーズなんです。
絵を描くなら『クリエイター向けパソコン』から選べば安くできる

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マウスコンピューター:https://www.mouse-jp.co.jp/
TVCMなどもよくやっているマウスコンピューターなどが扱っているのが、BTOパソコンと呼ばれる購入時に自由にスペックを変える(=カスタマイズ)こともできる機種です。
BTOパソコンはサイト上で好きな機種を選んだらCPUやメモリなどを予算に応じて変更し、購入者ごとの好みを反映できます。もちろん必要なければカスタマイズしなければいいだけなので、特に難しいこともありません。
そんなBTOのなかでも、特にイラストレーターや漫画家・映像編集などプロのクリエイター的な仕事をする人向けに販売されているのが『クリエイター向けパソコン』になります。

※自分もマウスのパソコンを使ってます
基本的に大型電気店で同スペックの機種を買うよりも、こうしたパソコンをネットで選んだほうがほとんどの場合で3~5万円程度は安くできるんです。

お絵描きにしっかり使えてきちんと安い、デスクトップパソコン&ノートパソコンおすすめ4選

※当サイトで主催していたイラスト講座の様子です
そもそも論としてパソコンは単純に安ければいいわけではなく、やりたい作業に対して必要なスペックをきちんと満たしていることが購入時の最低条件です。
でないと作業していて動作がいちいちもたつきストレスばかり増えてしまいます、値段の安さも大切ですが必ず先に必要なスペックを確認することから始めてください。
最初の章で画像で示していたように、2022年時点で絵やイラストをを描くPCに求められるスペックは以下のようなレベルになります。
- モニター・・・フルHD(1980✕1080)以上
- CPU・・・intel core i5以上
- メモリ・・・8GB以上(できたら16GB)
- ストレージ・・・SSD200GB以上(HDDなら1TB)
ということで以下ではこのスペックをふまえつつマウスコンピューターから費用を最大限おさえられる機種に絞りいくつか紹介しておくので、悩んだら参考にしてみて下さい。
①10万未満でお絵描きが始められる、格安の標準スペックデスクトップPC
mouseDT5


OS | Windows 11 Home 64ビット |
---|---|
CPU | インテル® Core™ i5-11400 プロセッサー |
グラフィックス | インテル® UHD グラフィックス 730 |
メモリ | 8GB (8GB×1) |
ストレージ | 256GB (SATA) |
価格 | 94,800円(税抜86,182円)~ |
まさかの税込み9万円台を実現した、標準スペックのデスクトップPCです。ちなみにデスクトップの場合はモニタが別売りなので、必要なら購入時のカスタマイズで好きなサイズを選びましょう。
絵を描く際のデスクトップの魅力は、なによりも画面サイズの大きさと拡張性の高さです。もし余裕があれば、購入時にメモリを16GBに増やしておけるとより快適に使っていけます。
②絵だけじゃなくゲームまでできて14万未満、安心スペックのゲーミングデスクトップPC
G-Tune PL-B


OS | Windows 11 Home 64ビット |
---|---|
CPU | インテル® Core™ i5-11400F プロセッサー |
グラフィックス | GeForce® GTX 1650 (GDDR6版) |
メモリ | 16GB (8GB×2 / デュアルチャネル) |
ストレージ | 512GB (NVMe) |
価格 | 7/6まで期間限定19,900円OFFセール中⇒ 119,900円(税抜109,000円)~ |
ゲームに特化したいわゆる『ゲーミングPC』という機種です。そもそもゲームは絵以上に高いスペックが必要なので、ゲーム対応機種はそのままイラストや漫画も快適に描けることにつながります。
CPUが平凡な以外は見劣りする要素もなく、このスペックがここまでの値段で手に入ることはなかなかないかもしれません。しかも今なら限定セール中で、通常よりさらに2万円近くも安く手に入れられるタイミングになっています。
③今だけノートが8万未満で手に入る、コンパクトサイズでもお絵描きできる超格安ノートPC
mouse X4-i5


OS | Windows 11 Home 64ビット |
---|---|
CPU | インテル® Core™ i5-10210U プロセッサー |
グラフィックス | インテル® UHD グラフィックス |
メモリ | 8GB (8GB×1 / シングルチャネル) |
ストレージ | 256GB (SATA) |
モニタ | 14.0型 フルHDノングレア(LEDバックライト) |
価格 | 7/6まで期間限定24,480円OFFセール中⇒ 79,800円(税抜72,546円)~ |
とにかく安いノートパソコンです。しかも今なら限定セール中で税込みでも8万円未満になっているので、とにかく費用をおさえつつお絵描きを始めたいなら今はこれ以外の機種はちょっとありえないかもしれません。
ただ画面サイズは14インチという絵を描くギリギリのラインで、スペック的にも基準は満たしているというレベルです。あくまでもコンパクトさを最優先で考えたい人向きの一台といえます。
④ジャストなサイズ感でお絵描きしたいあなたへ、13万円台で手に入る良スペックのノートPC
mouse K5(プレミアムモデル)


OS | Windows 11 Home 64ビット |
---|---|
CPU | インテル® Core™ i7-10750H プロセッサー |
グラフィックス | NVIDIA® GeForce® MX350 |
メモリ | 32GB (16GB×2 / デュアルチャネル) |
ストレージ | 512GB (NVMe対応)SSD + 1TB HDD |
モニタ | 15.6型 液晶パネル (ノングレア) |
価格 | 7/6まで期間限定15,980円OFFセール中⇒ 137,800円(税抜125,273円)~ |
ノートとしてジャストフィットなサイズで絵を描いていける、高スペックのノートPCです。上で紹介した格安機種より値段は上がりますがそれ以上にスペックがいいので、なるべく快適にお絵描きしたいならこのあたりを目指したいところでしょう。
画面サイズ的にも15.6インチあれば普通に絵を描く上で問題なく使っていけます。また持ち運びできないほど重いわけではないので、絵以外の用途として持ち出したいときでも使えるでしょう。コスパとスペックのバランスを見てもとにかく優れた機種です。
まとめ

パソコンはたしかに安くない買い物ですが、今回取り上げたような一般と少し違う専門的なルートを使えばスペックの高い機種を意外と手軽に手に入れられます。
そしてちゃんといい機種を使えば、デジタルでイラストや漫画を描く作業は思ったよりも快適に進めていけるでしょう。

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・・・そう考えた時、一番悩むのがパソコンじゃないですか??