どうも、元ゲームイラストアートディレクターのハシケン(@conteanime)です。

せっかくの機材をムダにしないためにも、まずはペンタブの最初の設定をしっかり済ませてデジタルで絵を描く環境を整えましょう。

目次
ペンタブのドライバをインストールしたらまず『プロパティ』を開こう

はじめに、初心者にオススメのペンタブはこれ!
ペンタブ購入前だったら、デジタル初心者さんなら手頃に買える一万未満のものから選ぶといいでしょう。
ちなみに以下はプロがメインで使う機種の最新版です。初心者のうちはここまでのものは必要ないと思いますが、真剣にプロを目指したいなら使ってみてもいいでしょう。
ペンタブを購入したら付属のDVDかネット経由でペンタブのドライバをパソコンにインストールします。ネットで行う場合は、必ず購入したペンタブの型番に合わせて下さい。

Wacomペンタブドライバの更新は割と頻繁に行われます、通知が来た際にはなるべく早い段階でアップデートするようにしましょう。
インストールが無事すむと、ツールバーやプログラム一覧にワコムデスクトップセンターの項目が出てくるのでクリックして開きます。

ペンタブのバージョン違いなどによって若干画面構成に違いがあるかもしれませんが、基本はこの画面から始めて設定していきます。
マイデバイスの下に表示されている型番が自分のペンタブなので、クリックすると様々な設定が出てきます。

快適なデジタルお絵描きのために調整すべき項目をおさえておこう

まず最初に必要なのは、筆圧の調整です。

現在販売されているペンタブは非常に性能が高く、使う人の細かな手の動きも感知して反映します。その分、あらかじめしっかり設定しておくことが重要になります。
筆圧は使う人によって強い弱いの差がかなりあるので、筆圧レベルの部分をふだんの筆圧で長押しして自分の筆圧を記憶させましょう。


またペンタブはペンデバイスにもタブレット側にも、様々なボタンがついている物が多いと思います。
それぞれに自由なショートカットを設定できるので、少し慣れてきたら描く時によく使う操作を入れておくと作業効率が上がるでしょう。

さらに、ペンタブの作業範囲の設定は重要です。

ペンタブとモニターの大きさの差によっても、絵を描く時の手の動かし方は大きく変わります。タブレット操作エリアなどで範囲を変えられるので、最初の設定でなじまないなら調整してみましょう。

その場合は表示エリアの項目からどちらのモニターをペンタブで使う領域にするか選びます

ペンタブの作業可能範囲を並べた両画面全体にしてしまうと描きにくくなるので、どちらか1つの画面に設定しておくことがほとんどでしょう。

より快適なデジタルお絵描き環境づくりのために試したいこと

実際にデジタルで絵を描いていくと、邪魔だなと思う要素もいろいろ出てくるかと思います。

ボタンの設定を変えてみよう
初期状態では、それぞれのボタンに様々なショートカットが設定されています。
上手く活用できて作業の効率が上がるならそのままでいいですが、描いているときにムダに手や指が当たって頻繁に誤作動を起こす状況もあるかもしれません。
そんなときはいっそ無効にしてしまうのもありです。キーボードのショートカットで事足りているなら、あえてペンタブ側で使う必要もないかもしれません。やりやすい状態にしていきましょう。


描き心地が気になったら、専用のシートを試してみよう
ペンタブ独特の、描く部分がつるつる過ぎて描きにくい人は意外と多くいるようです。
対処法としては上のような専用マットを引いてみたり、もっと簡単な方法だと適当な紙をペンタブの上に引いて描くやり方もあります。
ペン先は描きにくくなったら取り替えよう
ペンタブのペン先は消耗品です、描いているうちにだんだん削れていきます。描きにくくなったな・・・と感じたら付属のものや別売りのものを購入して取り替えましょう。

商品によりますが、基本的にペン先は最初から予備が数本ついているはずです。

まとめ

ペンタブの設定は最初にしっかりしてないと不必要に描きにくく感じ、デジタル自体を嫌になってしまうことも十分ありえます。

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ペンタブ初心者がイラストを描く使い方と13のコツをおさえよう!