どうも、アートディレクターのハシケン(@conteanime)です。

あなたに最適な機材を選べると、これからデジタルでお絵描きすることがストレスなく進めていくことにもつながります。
今回は長年絵の仕事をしてきたプロの目線で、デジタルで絵を描く際に必要な道具についての最新情報やおすすめ機材まで詳しく紹介します。
目次
はじめに:2021年時点でのデジタルお絵描き環境3選とは?

現在デジタルでイラストやマンガを描こうとすると、次のような3種類の組み合わせで描くことが多くなっています。
- 家で決まったデスクで落ち着いて描いていきたい・・・デスクトップPC+ペンタブ(板タブor液タブ)+ペイントソフト
- 家&出先で、基本的に机に向かって描きたい・・・ノートPC+ペンタブ(板タブor液タブ)+ペイントソフト
- 持ち運んだり寝っ転がったり自由な体勢で描きたい・・・iPadなどのタブレット(orスマホ)+タッチペン+アプリ
描きたいシチュエーションや、予算によっても用意すべき機材はまったく変わってきます。
次章からは選ぶときのポイントや具体的なおすすめ機材を紹介していくので、あなたのやりたい方向性に合わせて検討して下さい。
デジタルイラスト・マンガ作成に必要な道具①パソコン

絵に使うためのPCでもっとも気をつけたいのは、CPUの性能とメモリの量です。

動作がいちいちもたつくと絵を描く上でかなりストレスになるので、予算の許す限りいいパソコンを買っておけば困らずにすみます。
ちなみにデスクトップかノートかという選択は、持ち運ぶかその必要がないかで選べばいいでしょう。ただし基本的にモニターは大きいほうが絵を描きやすいので、かならず家で描くならデスクトップのほうがおすすめです。
現在、快適に絵が描けるとされるスペックは次のようなものになります。
- モニター・・・フルHD(1980✕1080)以上
- CPU・・・intel core i5以上
- メモリ・・・8GB以上
- ストレージ・・・SSD200GB以上(HDDなら1TBが最近の標準)
以下では上記を満たす最新PCを紹介しておくので、ストレスなくお絵描きしたい場合は参考にしてみて下さい。
①十万前後で場所を取らずお絵描きできる、良スペックなノートPC
109,800円~(税別)


公式サイト:https://www.mouse-jp.co.jp/
- Windows 10 Home 64ビット
- インテル® Core™ i7-10510U
- GeForce® MX250
- 16GB メモリ
- 256GB SSD
- 14型 フルHDノングレア
②ストレスなくサクサクどこでもデジタル絵を楽しめる、ハイスペックなノートPC
179,800円~(税別)


公式サイト:https://www.mouse-jp.co.jp/
- Windows 10 Home 64ビット
- インテル® Core™ i7-10870H
- GeForce RTX™ 2060
- 16GB メモリ
- 512GB SSD
- 15.6型 フルHDノングレア
③机でじっくりデジタルにとりくめる、手頃で安心スペックのデスクトップPC
129,800円~(税別)


公式サイト:https://www.mouse-jp.co.jp/
- Windows 10 Home 64ビット
- インテル® Core™ i7-10700
- GeForce® GTX 1650 SUPER™
- 16GB メモリ
- 256GB SSD + 1TB HDD
④まったくストレスなくお絵描きできる、動画編集も余裕のハイスペックなデスクトップPC
209,800円~(税別)


公式サイト:https://www.mouse-jp.co.jp/
- Windows 10 Home 64ビット
- インテル® Core™ i7-10700
- GeForce RTX™ 3070
- 32GB メモリ
- 512GB SSD + 2TB HDD

デジタルイラスト・マンガ作成に必要な道具②ペンタブレット(板タブ・液タブ)

デジタルで絵を描くための鉛筆とノート的な道具で、「ペンタブ」と略すのが一般的です。
基本的には、圧倒的シェアを誇っているWACOM社製の商品で予算に合うものを買っておけば問題ありません。
初心者のうちは、1万円前後の板状タブレット(「板タブ」と略します)から始めるといいでしょう。
ちなみに下は、プロ仕様の板タブです。
またタブレットは上のような板状のもの以外に、液晶タブレットという液晶画面に直接描くタイプ(「液タブ」と略します)もあります。
通常のペンタブは手元を見ずに目前のPC画面を見ながら描きますが、液タブは画面にそのまま描きこむというアナログに似た感覚なので板タブよりもデジタルに慣れるまでの時間が短くすむ効果があります。

よりお手軽にそろえたいなら、次章で紹介するiPadに代表されるいわゆる「タブレット」がおすすめです
デジタルイラスト・マンガ作成に必要な道具③タブレット+タッチペン

※デジ絵ワークショップの写真です

講師として参加者さんを見ていてよく感じるのが、iPadなどのタブレットを使って描く方が近年かなり増えてきたということです。

iPadに別売りのApple Pencilなどを組み合わせて描きます
iPadに代表されるタブレットは画面に直接タッチペンで描きこめるため液タブと同じ描き方ができます、さらに液タブより場所的にもコンパクトなので人気となっています。
もしこれからタブレットを使いたいと考えるなら、一番のおすすめはやはり最新世代のiPad Proでしょう。サイズや発売時期でいくつかの種類があります。
またiPad Proを購入する場合、絶対はずせないのが専用タッチペンのApple Pencilです。

デジタルイラスト・マンガ作成に必要な道具④ペイントソフト(アプリ)

今は絵を描くためのさまざまなペイントソフト・アプリがありますが、これからしっかりデジタルで絵を描いていきたいなら有料&優良ソフトの購入を当サイトではおススメしています。

安いせいで便利な機能が制限されてたり、わからないところを調べても回答が見つからない場合が多くなってしまいます;
多くの人が使ってるメジャーなソフトは多くの人が使っているため、購入後に操作に悩んでも検索ですぐ回答が見つかります。突然アプリがなくなることもないので、じっくり覚えていけるでしょう。
ペイントソフトの中で最もシェアが大きく今後も主流を突き進んでいくと見られているのはセルシス社の「クリップスタジオペイント(CLIP STUDIO PAINT)」、通称『クリスタ』です。

全世界で売上900万本を突破したそうです
クリスタは現在デジタル絵を描き始める人の多くが選んでいるソフトで、コストパフォーマンスもよく機能も申し分ないので安心です。パソコン版ソフト、タブレット版アプリ、スマホ版アプリと揃っています。
クリスタは値段と機能の異なる2種類のソフトがありますが、デジタルの初心者さんだったりイラストだけに使うのならお手頃価格の『CLIP STUDIO PAINT PRO(プロ)』で大丈夫です。

逆に将来的にはコマ漫画やアニメにも挑戦したい、せっかくだしクリスタの便利機能をフル活用したいと思うなら上位版の『CLIP STUDIO PAINT EX(イーエックス)』にしておきましょう。
漫画を見開きページで管理できる機能以外にもプロ向けアニメ制作機能までついているので、一般的にデジタル絵でやりたいと考えることのほとんどができる環境がこれ一本で整います。

★ペイントソフトをもっと詳しく比較検討したい場合は、イラストや絵を描くおすすめペイントソフト徹底比較21選!が参考になります。
まとめ

デジタル機材は絵を描くためのただのツールです。
いかに早く慣れて使い倒すかが重要です、そして慣れ以上におそらくデジタル習得の近道はありません。

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