どうも、元ゲームイラストアートディレクターのハシケン(@conteanime)です。
あなたのやりたいことに最適な機材を選べると、デジタルお絵描きがストレスなく進めていけるようになるでしょう。
今回は長年絵の仕事をしてきたプロの目線で、デジタルで絵を描く際に必要な道具についての最新情報やおすすめ機材まで詳しく紹介します。
目次
最新のデジタルお絵描き環境3選

2023年の現在デジタルでイラストやマンガを描こうとすると、次のような3種類の組み合わせで描くことが多くなっています。
- 家で決まったデスクで落ち着いて描いていきたい・・・デスクトップPC+ペンタブ(板タブor液タブ)+ペイントソフト
- 家&出先で、基本的に机に向かって描きたい・・・ノートPC+ペンタブ(板タブor液タブ)+ペイントソフト
- 持ち運んだり寝っ転がったり自由な体勢で描きたい・・・iPadなどのタブレット(orスマホ)+タッチペン+アプリ
描きたいシチュエーションや、予算によっても用意すべき機材はまったく変わってきます。
次章からは選ぶときのポイントや具体的なおすすめ機材を紹介していくので、あなたのやりたい方向性に合わせて検討して下さい。
①パソコン

絵に使うPCのスペックでもっとも気をつけたいのは、CPUとメモリです。

動作がいちいちもたつくと絵を描く上でかなりストレスになるので、予算の許す限りいいパソコンを用意しておけばこの先描いててイライラせずにすみます。
ちなみにデスクトップかノートかという選択は、持ち運ぶかその必要がないかで選べばいいでしょう。ただし基本的にモニターは大きいほうが絵を描きやすいので、絶対に家で描くなら物理的に限界サイズのあるノートPCよりもデスクトップPCのほうがおすすめです。

参考までに現在、快適に絵が描けるパソコンのスペックはこのようなレベルです。考える目安にしてください。
- モニター・・・フルHD(1980✕1080)以上
- CPU・・・intel core i5以上
- メモリ・・・8GB以上
- ストレージ・・・SSD200GB以上(HDDなら1TBが最近の標準)
★パソコンについて最新のおすすめ機種情報などもっと詳しく知りたいときは、イラストや絵を描くパソコン機種&スペックまとめの記事を参照して下さい。
②ペンタブレット(板タブ・液タブ)

デジタルで絵を描くための鉛筆とノート的な道具で、「ペンタブ」と略すのが一般的です。
基本的には、圧倒的シェアを誇っているWACOM社製の商品で予算に合うものを買っておけば問題ありません。
初心者のうちは、1万円前後の板状タブレット(「板タブ」と略します)から始めるといいでしょう。
ちなみに下は、プロ仕様の板タブです。
またタブレットは上のような板状のもの以外に、液晶タブレットという液晶画面に直接描くタイプ(「液タブ」と略します)もあります。
通常のペンタブは手元を見ずに目前のPC画面を見ながら描きますが、液タブは画面にそのまま描きこむというアナログに似た感覚なので板タブよりもデジタルに慣れるまでの時間が短くすむ効果があります。

よりお手軽にそろえたいなら、次章で紹介するiPadに代表されるいわゆる「タブレット」がおすすめです
③タブレット+タッチペン

※デジ絵ワークショップの写真です

講師として参加者さんを見ていてよく感じるのが、iPadなどのタブレットを使って描く方が近年かなり増えてきたということです。

iPadに別売りのApple Pencilなどを組み合わせて描きます
iPadに代表されるタブレットは画面に直接タッチペンで描きこめるため液タブと同じ描き方ができます、さらに液タブより場所的にもコンパクトなので人気となっています。
もしこれからタブレットを使いたいと考えるなら、一番のおすすめはやはり最新世代のiPad Proでしょう。サイズや発売時期でいくつかの種類があります。
またiPad Proを購入する場合、絶対はずせないのが専用タッチペンのApple Pencilです。

④ペイントソフト(アプリ)

今は絵を描くためのさまざまなペイントソフト・アプリがありますが、これからしっかりデジタルで絵を描いていきたいなら有料&優良ソフトの購入を当サイトではおススメしています。

安いせいで便利な機能が制限されてたり、わからないところを調べても回答が見つからない場合が多くなってしまいます;
多くの人が使ってるメジャーなソフトは多くの人が使っているため、購入後に操作に悩んでも検索ですぐ回答が見つかります。突然アプリがなくなることもないので、じっくり覚えていけるでしょう。
ペイントソフトの中で最もシェアが大きく今後も主流を突き進んでいくと見られているのはセルシス社の「クリップスタジオペイント(CLIP STUDIO PAINT)」、通称『クリスタ』です。

全世界で売上900万本を突破したそうです
クリスタは現在デジタル絵を描き始める人の多くが選んでいるソフトで、コストパフォーマンスもよく機能も申し分ないので安心です。パソコン版ソフト、タブレット版アプリ、スマホ版アプリと揃っています。
クリスタは値段と機能の異なる2種類のソフトがありますが、デジタルの初心者さんだったりイラストだけに使うのならお手頃価格の『CLIP STUDIO PAINT PRO(プロ)』で大丈夫です。

クリスタで今すぐ自由にデジタル絵を描き出せる方法とは?

※当サイトで以前開催していた1日イラスト講座の様子
クリスタやデジタルで描けるようになるにはさまざまな知識や練習が必要ですが、独学だけで進めるとどうしても遠回りになってムダな時間もかかりがちです。
そんなデジタル習得に悩む人達のために当サイトでは以前からリアルのイラスト講座を東京で定期的に開催し総計150名以上もの方に全国からご参加いただきましたが、あいにくとコロナ禍以降は開催が難しくなってしまいました・・・

幅広い年齢の参加者様にご利用いただきました
ただその後も講座のご要望が非常に多かったため、現在はどこに住んでいる人でも自宅で好きな時にクリスタの使い方を学んで身につけられる【動画講座】として運営しています。


©Create Archives/コンテンツメイカーズ .All Rights Reserved.
公式サイト:https://cm.conte-anime.jp/video-course
【デジ絵ワークショップ動画講座】は「クリスタ」の操作とデジタル絵の基本手法「アニメ塗り」が覚えられる【クリスタデビュー編】、
さらにクリスタのさまざまな特殊機能を覚えて自由な絵の表現ができる【クリスタレベルアップ編】の2章仕立てで構成された講座です。
はやりのサブスクではなく買い切りなので、普段仕事の忙しい人でも余裕のあるときに好きなペースで進めていけます。わからないときはコメント欄で質問すれば回答が直接届くので、ムダに手が止まることもなく成長していきやすいでしょう。
今ならiPadでクリスタを快適に使うマニュアルなど実践的に役立つ限定特典もついているので、悩まず描いていけるようになりたいデジタル初心者さんには特におすすめです。
まとめ

デジタル機材は絵を描くためのただのツールです。
いかに早く慣れて使い倒すかが重要です、そして慣れ以上におそらくデジタル習得の近道はありません。

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