どうも、元ゲームイラストアートディレクターのハシケン(@conteanime)です。
パソコンなどのデジタル環境でイラストを描きたいと思っても、何からどう進めていいかわからず悩んだりしていませんか?

ということで今回はプロのイラスト講師の目線もふまえ、これから新たにデジタル機材をそろえてお絵描きを始めるときのポイントを段階に分けてわかりやすくお伝えします。

目次
①どんな道具があればデジタルで絵を描きはじめられる? 必要な環境・機材まとめ

現在デジタルでイラストやマンガを描こうとすると、次のような機材が必要になります。
- パソコン
- ペンタブレット(板タブor液タブ)
- ペイントソフト(orアプリ)

①【パソコン】を選ぶポイント
絵を描くパソコンのスペックは高ければ高いほどストレスなくお絵描きできるようになりますが、当然ながら予算・目的に応じて選ぶ必要があります。


スペック的には、だいたい現在このくらいあれば特にストレスもなくお絵かきがしていけます。
- モニター・・・フルHD(1980✕1080)以上
- CPU・・・intel core i5以上
- メモリ・・・8GB以上
- ストレージ・・・SSD200GB以上(HDDなら1TB)
★パソコンの最新機種情報について知りたいときは、イラストや絵を描くパソコン&スペックを徹底解説を参考にして下さい。
②【ペンタブレット】を選ぶときのポイント
ペンタブは基本的に、圧倒的なシェアを誇るWACOM(ワコム)社製の商品を選んでおけば大丈夫です。
まずは下のような、板状の¥10,000未満のタブレット(板タブといいます)から試してみるといいでしょう。
また下のような液晶タブレット(液タブといいます)は画面に直接描きこむので感覚的に慣れるのは早いですが、画面のぶん値段は高くなるので予算や机の上のスペースと相談してください。
★ペンタブついてもっと詳しく知りたいときは、イラスト初心者向けペンタブレット最新おすすめ機種を参照して下さい。
③【ペイントソフト(アプリ)】を選ぶときのポイント
デジタルでお絵描きするためのペイントソフトの種類は多くありますが、選ぶときはあなたがイラストかマンガかアニメか・・・一番何を描きたいか最優先に考えてください。
ぜひおさえておいてほしいのが、無料で使えるお絵描きアプリや格安ソフトは有料のものと比べて使える機能がそもそも少ない点です。
デジタルならではの便利機能も使ってラクして楽しく描きたいなら、有料の人気ソフトを選びましょう。機能やサポート・将来性からも、実際に多くの人が使っているペイントソフトを選んでおけば安心です。
その意味でも当サイトでは、デジタル初心者から多くのプロの絵描きまで使っている「クリップスタジオペイント(CLIP STUDIO PAINT)=クリスタ」を推奨しています。
圧倒的なシェアを誇っているお絵描きソフトで、機能が優れているのにお手頃価格でコスパがいいことから高い人気を集めています。
デジタルの絵の描き方をスムーズに理解していく方法

絵を描く基本手順としては、ラフ⇒線画⇒着色と進んでいきます。
その工程のなかでレイヤーや不透明度、塗りつぶし・・・などソフトごとの固有操作・機能を使って仕上げていくのが一般的です。

※【デジ絵ワークショップ】使用資料より抜粋

※【デジ絵ワークショップ】使用資料より抜粋

※【デジ絵ワークショップ】使用資料より抜粋

もしこの先デジタルがひとりで上達できそうもないと不安なら、初心者向きの『イラスト講座』でひととおり基本を教わっておくと独学よりもスムーズに成長していけるでしょう。
公式サイト:https://human-yakan.com/
たとえば大手専門学校「ヒューマンアカデミー」が一般の人向けに運営している『イラスト・キャラクターデザイン講座』では、プロの講師から直接アドバイスをもらいながら描き方を学んでいけるため独学で頑張るときのような不安や心細さも少なく進めていけます。
通い以外に、最近は『通信講座』も多く利用されています。在宅で自由なタイミングで学べるため、仕事が忙しい人でも好きなペースでイラストの技術を高めていくことが可能です。受講後も教材が手元に残り内容もDVDで確認できるので、苦手な部分も克服していきやすいでしょう。

※教材も充実しています
学校運営なので当然とはいえ、絵の基本からデジタルスキル・キャラクターデザインなどイラストを描いて楽しむ技術・知識をここまで一通り身につけられる講座はあまりありません。独学でムダに遠回りなどせず、早く着実に絵がうまくなっていきたい人には特におすすめです。
デジタルで絵やイラストを描く、メリット・デメリット


アナログと違って何が変わるのか、どのようなメリット・デメリットがあるのか・・・簡単におさえておきましょう。
デジタルお絵描きのメリット
- 手が汚れない
- 描いた素材が使い回せる
- 絵のデータが劣化しない
- 共有や投稿がカンタン
- 描いたあとの調整やバランス取りがラク
デジタルは専用の機材が必要ですが、一度買いそろえれば追加で必要な道具はほぼありません。
また、描いた絵はキャラの表情を変えたり衣装の色のバリエーションを作ったりと様々なパターンを作って使い回すこともできます。
さらにデジタルなら線や色の直しもカンタンなので絵の見た目をより良くすることもしやすく、アナログで描いていたときより絵がうまくなる人は実はかなり多いんです。
デジタルお絵描きのデメリット
- 機材を用意しないといけない
- 描く感覚に慣れるまで時間がかかる
- ソフトの操作を覚える必要がある
- 慣れすぎるとアナログに戻れなくなる
アナログではなく新しいデジタル環境で絵を描くとなると、そのための専用の道具(機材)が必要となります。
パソコン以外にも、ペンタブやペイントソフトなどがあるので多少の予算は必須です。

またデジタルならではの感覚になれたりペイントソフトの操作を覚える必要があるのも、デジタルに挑戦して挫折してしまう人が一定数出ることの要因でしょう。

まとめ

デジタルで絵やイラストを描くということは、これまでの紙とは違った状態でお絵描きするわけですからどうしても最初に慣れが必要です。
その段階で嫌になってやめてしまう人もいますが、やりたいことをイメージしながら一歩ずつ進めていけばきっとデジタルで自由に描けるようになります。

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