どうも、元ゲームイラストアートディレクターのハシケン(@conteanime)です。

絵のモチベーション問題は絵の上手い下手関係ないので実際そこまで悩まなくてもいいですが、原因と対策をあらかじめ知っておけばもっと気持ちが楽になる部分もあるのでまとめてみました。
目次
絵やイラストを描く気にならない、やる気が起きない原因とはいったいなんだ?

最初に、おおまかな原因をおさえておきましょう。

自分より上手い絵を見た・・・
同レベルだと思ってた人がいつのまにかだいぶうまくなってたり、はるかにおよばないレベルの人の絵を見てやる気が削がれることは珍しいことじゃありません。

絵を描く練習のやり過ぎで疲れた・・・
絵を描き始めて数年間は、練習に時間を割くために無理して頑張りがちです。
練習であまりに根詰めすぎてモチベーションを下げないように気をつけましょう、やりすぎて絵を描くこと自体が嫌いになったらなんのこっちゃわかりません。
絵を描く目標が明確になってないかも?
絵を描くのが好きで描き続けるだけでもいいですが、絵を使って何かしたいなどの目標がないといざ疲れたときに大きくのしかかってくる可能性もあります。
もしこの先絵を描いて何かしたいという強い想いがあるのなら、この際一度はっきりさせておくのも有効かもしれません。
やる気や努力が報われない状況を作ってやしないか?
シーシュポス条件というものがあるそうです。
頑張りが徒労に終わってしまったり、認められず低い評価ばかりされてやる気がなくなってしまう状況をさして言うようです。

絵やイラストを描くやる気を出す効果的な7つの方法

モチベーションの下がってる原因さえ見えてきたら、具体的な対策も立てられるはずです。

絵を描き始めたきっかけを思い出そう!
基本中の基本ですが、元々あった想いをゆっくり思い返してみてください。
- そもそも何故描き始めたのか?
- その頃どんな気持ちで絵を描いていたのか?
- 当時の絵の様子はどんなだったか?
絵を描き続けてきたなら、絵を描く力も見る力も上を目指したい気持ちもかつてより高まってきて当然です。
だからこそ、何もわからなかった描き始めの頃より悩んで手が止まることが多くなってしまうんじゃないでしょうか?

何もわかってないせいで逆に最初はなんでも試してるんですね、でも慣れてくると得意なものばっかり描いて不自由な領域に収まってしまったり・・・
がむしゃらに描いていた絵を魅力的に感じても、描き続けたことで当時より今のあなたの方が確実に画力自体は上がってるはずです。

★新しいことに挑戦したい!始めたいときの壁を超えるおすすめ方法も参考になります。
描きだした絵は必ず最後まで完成させる!
描き始めたものを途中でやめるくせがついてしまうと、モチベーションの減退に大きく影響します。
難しい構図やポーズにぶち当たると、ちょっとこれはいいや・・・とやめちゃってないですか??

描いたことない、苦手なものを描かないとあるレベルからの成長がとたんに厳しくなります。描き出した絵はなるべく最後まで完結させる習慣をつけましょう。
絵を描く時に集中力を削ぐものを遠ざける!
何かしてるときに『別のことをやらないと・・・』と思い立って、それをやることで元々の作業の集中力が途切れてやる気が失われることありませんか?

AをやりつつBが気になってついそっちに手を出して結局Aが中途半端・・・ってことがしょっちゅうで、我ながらよくイライラしてます
特にネット環境やスマホなど、露骨に集中力を削ぐものはなるべく絵を描いてるときは離しておきましょう。
★作業環境に関しては、『#デジ絵作業環境』PCでイラストを描く机周りをプロはこうしている!も参照してください。
他人からの『評価』よりも、絵の価値観を『共有』し合える環境を!

承認欲求を満たすのは絵のモチベーションを維持する上で重要ですが、見る側はどうしても慣れてくるものです。
何回も見せてると次第にリアクションが少なくなり、そのせいでこちらの承認欲求が満たされず・・・なんてこともあるかもしれません。
そんな悪循環を回避するためには、評価してもらうのでなく共有できる場や相手を見つけましょう。

絵やイラストを描いていく上での「ライバル」を作ってみよう!
上の内容と近い部分もありますが、同じ時期に絵を描き始めた人や似たようなレベルにいる人と切磋琢磨していくことは重要です。
ただあまりに高すぎる目標設定にしてしまうとレベルの差を痛感して絶望ばかりしがちなので、あなたよりほんのちょっとだけ先を行ってる人をこっそりライバル視するといいでしょう。

絵を描く目標を忘れないための仕組みを作る
- 漫画家になる?
- イラストレーターになる?
- ゲーム会社に入りたい?
- いや、趣味として描きたいだけ?
絵を描いていく上での目標がしっかりしていると、モチベーションが落ち気味のときでも案外頑張れって乗り切れるものです。
目標をはっきりさせたら、紙に書いて見えるところに貼り出すなどして忘れない状態にしておきましょう。

そうしないための環境をしっかり作っておけるかどうかで、今後の成長が9割方決まります!
あらかじめ自分自身への『ご褒美』を用意しておこう!
ストイックに描いてるばかりじゃ誰だって息が詰まります、時には頑張った自分へのご褒美もつくりましょう。
ほしかったものを買ってもいいしどこかに行くのもいいでしょう、いっそ絵に関して新たな機材を買うのも気合が入っていいかもしれません。

絵を描く気が起きない、やる気がでない時はいっそ絵から離れてみるのも手?


無理してどうにもならないなら、あがいたってどうにもならないと割り切りましょう!
リフレッシュして、映画見て、遊んで、人と会って話して・・・次第にまた描きたい情熱も蘇ってくるはずです。
もしそうでないなら、もしかすると残念ながら絵への情熱が失われてしまった可能性もあります。
でも、絵以外にあなたが情熱を傾けられるものが見つかったんならそれはそれでよしとしたっていいんです。
絵は無理して続けるものじゃなくやりたいからやるべきものです、つらくてどうしようもないなら別にやる必要はありません。

★絵を描くのがめんどくさいと感じたら一度手をとめてじっくり考えよう!も参考にしてください。
まとめ

絵を描く理由は人それぞれでどこまでやるかも目標次第です、ただ絵を嫌いになるほど自分を追い詰めても得はありません。

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絵の才能がないと悩むよりも前向きに進める効果的な方法をおさえろ!