クリスタ漫画トーン貼り方おすすめ手順!まず2つの手段から覚えよう

クリスタ トーンの貼り方 おすすめ 基本手順 クリスタ

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どうも、元ゲームイラストアートディレクターのハシケン(@conteanime)です。

 

人気の高いデジタルペイントソフトクリスタ(CLIP STUDIO PAINT)では、イラストだけでなく漫画やアニメも作成できます。

 

ハシケン
クリスタPROという廉価版でもある程度の漫画やアニメは作成できるので、興味があれば試してみるのもいいでしょう

 

今回の記事では、クリスタで漫画作成をするときに欠かせない『トーンの貼り方』の手順について初心者さん向けとしてわかりやすくお伝えします。

 

ハシケン
まずは、今回紹介する二つの手順だけわかれば大丈夫です!

 

 

動画でもっとわかりやすい!
ハシケン
YouTubeでも似た内容が見れるので好きな方でどうぞ!

 

基本:クリスタのトーンレイヤーの定義

 

知ってる人も多いかもしれませんが、『トーン』はいわゆるマンガ作成向けの機能です。

 

漫画雑誌のような白黒表現という縛りがある中で、点の集まりや密度の違いで色やエフェクト的な効果を与えられるものになります。

 

トーンのイメージ

白黒でも色がついて見えるのがトーンのメリットです

 

アナログで描く昔ながらのマンガ作成だとトーンはシールのような状態のものを場所ごとに貼っていきますが、デジタルならもっとカンタンに使ったり貼り替えや修正さえカンタンにできるんです。

 

ハシケン
以下クリスタ公式ページのトーンに関する説明を引用しておきますが、あまりわからなくても次章からの手順さえわかればちゃんとトーンを使っていけるので心配いりません!

 

CLIP STUDIO PAINTには、 [トーンレイヤー]という、トーン専用のレイヤーがあります。トーンレイヤーは、画像ではなく、べた塗りレイヤーに「線数」「濃度」「種類」「角度」などの「トーン化」の設定を付けたレイヤーです。

はじめから網点で作成された画像素材の場合は、後から網点の種類や濃度を変更することはできませんが、トーンレイヤーの場合は、線数や網点の形状などの設定をデータでもっているので、後から変更することができます。

また、トーンレイヤーは全面がべた塗りされたレイヤーですが、トーンレイヤーと同時に作成される[レイヤーマスク]によって表示範囲を調整します。

 

クリスタの基本的なトーンの貼り方は2種類! まずはこれだけ覚えちゃおう

クリスタ トーンの貼り方

 

まずはトーンを貼るために、キャンバス上に適当な線画を用意した状態で進めていきます。

 

クリスタ トーンの貼り方 基本

 

イラスト作成で用意したものでもかまいません、未着色の線画データが使いやすいです。

着色のように、基本的に線画のスキマなどは少ないほうがトーンも貼りやすくなります。

 

 

線画の中であらかじめ範囲を指定してトーンを貼りたい場合は、先に自動選択ツールなどで場所を選んだ状態でトーン作業を進めていきます。

 

クリスタ トーンの貼り方 自動選択

 

なにも指定していない場合は、その時選択していたレイヤー全体にトーンが貼られることをあらかじめおさえておいてください。

 

トーンの貼り方①素材パレットからドラッグする方法

 

クリスタの素材パレットの【すべての素材】内の単色パターンには、いろいろな柄が用意されています。

 

クリスタ トーンの貼り方 素材

 

そこから好きなものを選んでキャンバス上に直接ドラッグするか、素材パレット下のアイコンから貼り付けることができます。

 

クリスタ トーンの貼り方 素材パレットからドラッグ

 

クリスタ トーンの貼り方 素材

 

素材はダウンロードで増やしたりすることも可能です。もしiPadなどの初期状態で素材が特に表示されない場合は、CLIP STUDIO(ポータルサイト)を開いて、右上の歯車から『追加素材を今すぐダウンロードする』と選べば素材を一括で加えられます。

 

追加素材を今すぐダウンロード

 

 

ちなみにトーンを貼ったレイヤーは貼ったトーン柄のサムネイルがつき、トーンレイヤーと呼ばれます。

 

トーンの貼り方②選択範囲ランチャーから貼る方法

 

自動選択などで線画の範囲をあらかじめ選んでいる状況だと、その下に必ず選択範囲ランチャーが表示されています。

 

クリスタ トーンの貼り方 選択範囲ランチャー

 

ランチャーの右端に『新規トーン』というボタンがあるので、選択した状態のままでクリックします。線数、濃度などを自由に設定した上で右上のOKを押すことでトーンが貼れます。

 

クリスタ トーンの貼り方 新規トーン

 

ハシケン
どちらのやり方もカンタンなので、実際に線画を用意して試して覚えてください♪

 

貼ったトーンをさらに追加する(塗る)、消す、削る方法

クリスタ トーンの貼り方 追加

 

一回貼ったトーンをさらに追加して使いたい時は、透明色以外の色で適当なブラシ系ツールを選択して該当のトーンレイヤーを選んでマスク側のサムネイルを選んで描くことで追加できます。

 

クリスタ トーンの貼り方 追加

 

ハシケン
マスク部分を広げたり削ったり・・・という理屈になります

 

クリスタ トーンの貼り方 塗りつぶし

 

塗りつぶしツール(バケツ)で線画の閉じられた範囲を選んでクリックしたり、投げなわ選択で範囲を指定してから塗りつぶすことでもトーンは追加できるので状況に応じて使い分けましょう。

 

 

逆に貼ったトーンの一部を消したい場合は、消しゴムツールや透明色でブラシ系のツールを使って直接消していきます。

 

クリスタ トーンの貼り方 トーンを消す

 

こちらも自動選択ツールなどで範囲を指定し、切り取り処理で一気に消すことも可能です。

 

 

アナログのようにトーンを削った効果を出したい時は、主にデコレーションブラシを使います。

 

クリスタ トーンの貼り方 トーン削り

 

カケアミというサブツール内にトーン削り用雲ガーゼなど様々な種類があるので、試してみてください。

 

トーンの貼り替え、調整について

クリスタ トーンの貼り方 トーンの貼り替え

 

一度貼ったトーンは、いつでも他のトーンに貼り替えることもできます。

 

変えたい部分のトーンレイヤーを選んだ状態で、素材パレットで変えたいトーンを選んだら素材パレット下の貼り替えアイコンを選ぶだけで瞬時に変えられます。

 

クリスタ トーンの貼り方 トーン素材

 

クリスタ トーンの貼り方 貼り替えボタン

 

 

またトーンレイヤーを選んだ状態なら、レイヤープロパティ上で細かい部分を自由に変更できます。トーンの線数や網の設定、角度などを動かすことで変えられるので実際に試してみてください。

 

クリスタ トーンの貼り方 レイヤープロパティ 調整

 

 

さらに操作ツールの『オブジェクト』を選択すると専用の青いハンドルが表示されるので、動かすことで貼ってあるトーンを回転したりトーンの幅の間隔なども自由に変えることが可能です。

 

クリスタ トーンの貼り方 オブジェクト

 

クリスタ トーンの貼り方 オブジェクト

 

ハシケン
デジタルならトーンを貼ったあとからでも好きなように調整ができるので、アナログで描くよりだいぶ大きなメリットがあるといえますね♪

 

【要注意】トーンの重ね貼りがしたいときに!モアレを出さないために必要なポイント

クリスタ トーン 重ね貼り

 

たとえば同じトーンを重ねて貼ってみると、上のようになります。

 

ハシケン
立体感を出すときや、トーンを貼った髪に影を加えたいときに重ね貼りは多く使われますね

 

クリスタ トーンの貼り方 モアレ

 

トーンを重ね貼りしたときなどに起こってしまう『モアレ』という現象は、デジタルだから起きないわけではありません。

 

モアレが起きないようにする鉄則は、『重ねて貼るトーンの線数角度を合わせる』ということになります。

 

  • 線数・・・数値が大きいほど、きめの細かいトーンになります。
  • 濃度(%)・・・数値が大きいほど網点1つ1つが大きくなり、濃く見えます。
  • そのパターンの形状・・・色々種類がありますが、よく使われるのは「円(網点)」「線(万線)」「ノイズ」です。
  • 角度・・・すべての網点トーン素材は、初期設定では角度が45度になっています。

クリスタ公式サイトより抜粋

 

トーンを重ねて貼りたいときは同じ線数のトーンを使いましょう。また、角度を動かさないよう注意しましょう。

 

意図的にモアレを使って効果を出したいときは、気にせず使用して大丈夫です。

 

 

さらに、重ねて貼ったときにはトーンを少し動かしてずらしておかないと印刷したときに効果が出ないことがあります。同じ位置にあると、それぞれのトーンのドット(点)がぴったり同じ位置にあって効果がわかりにくいためです。

 

ポイント!貼ったトーンの実際の効果を確認する際は、ナビゲーターで倍率100%の状態で見るようにしましょう。

 

 

トーンを重ねて貼ってどちらかのトーンをずらしたいときは、『レイヤー移動ツール』の中のサブツール【トーン柄移動】を使います。

 

クリスタ トーン柄移動 

 

ハシケン
ずらす距離や方向によっても影の濃さは変わるので、実際にいろいろ試してコツを掴みましょう♪

 

まとめ

クリスタ トーンの貼り方 まとめ

 

デジタル漫画作成のトーン処理は設定を知らないと一見難しそうに感じますが、今回紹介している基本部分さえはじめに掴んでしまえばだいぶ楽に使っていけます。

 

まず基本をおさえた上で他の必要な細かい部分を一つずつおさえていきましょう。もともとクリスタでイラストを描いていた人であれば、漫画機能への慣れはだいぶ早いはずです。

 

ハシケン
いろいろ自由に試しながら、クリスタでのマンガ制作を楽しんでいってください!

 

 

 

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