どうも、アートディレクターのハシケン(@conteanime)です。
フリーランスのイラストレーターとして長く生き残っていくには、具体的な仕事の取り方や必要な考え方を数多くおさえておくことが欠かせません。
今回は絵を描く仕事で長年働いてきた目線もふまえて、フリーの立場でどうやって次の新たな絵の仕事を確保していけばいいか詳しく紹介します。

★記事の後半では絵の仕事をラクに探せる具体的な方法も紹介しているので、あわせて参考にして下さい。
目次
あなたの選ぶイラストレーターへのなり方はどっちだ?

現在、フリーランスのイラストレーターになる道は主に2つあります。
- 画力に割と自信があるのですぐフリーランスのイラストレーターになる!
- 腕を磨くためまず会社に属してイラストの仕事をしていずれ独立したい!
さて①ですがフリーランスというのは資格が特に必要ないので極論、宣言さえすれば今すぐにでもフリーランスのイラストレーターにはとりあえず誰でもなれてしまいます。

まず基本的なことからおさえていきましょう!
これから描いていきたい絵の種類は何?

イラストレーターの仕事内容には、現在非常に多くの種類があります。
- ゲーム(スマホアプリ含む)のキャラクター・アイテム・モンスターデザイン
- ライトノベルなどの表紙・挿絵
- 広告・パッケージ用イラスト
- 企業・自治体向けキャラクターデザイン
- ・・・・・・
おそらく現在もっとも仕事の数が多いのは、スマホゲームのイラストを描く仕事でしょう。
一時期の過熱こそないですが今も需要は高いので、そこそこの技術があって仕事先とのつながりさえあれば一定の期間なら安定した発注をもらえるかもしれません。

フリーで食べていくときに必須のお金の考え方

仕事の種類・量・技術やキャリアで、イラストレーターの収入には大きな差がついていきます。
たとえばゲームのカードイラストの場合、(背景・服装差分ありなしの条件でも変わりますが)イラスト1枚の単価は2~8万円くらいの範囲でしょう。
調整をのぞいた実作業に3~5日程度かかるとして、週1日を休みにあてた場合は修正込みでひと月4~5点ほどが制作できる最大値となります。
時給換算して(調整含めて)どれくらいになるか、現実的にやれる作業か? 見積もりを出してクライアントに了承もらえるか?? ・・・総合的に判断しながら仕事をしていく必要があるわけです。
当然ながらフリーのイラストレーターがある程度余裕のある生活を送れるようになるためには、最初の数年は日々休みなく描き続けることが欠かせません。

仕事がない!・・・と悩まずにすむ人達に見られる10の特徴


なかでも仕事のできるイラストレーターには、次のような特徴が見られると感じていました。
- 連絡を欠かさない
- 修正対応が早い
- 納期を守る(むしろ前倒し気味)
- 仕上げが丁寧
- 仕事を選り好みし過ぎない
- 絵柄のパターンが豊富で流行を追及している
- 余計な言い訳をしない
- 指示書に対してさらに提案もできる
- アラートは早めに上げる
- しつこく営業ばかりしない
基本姿勢として大切なのはクライアントへの連絡を欠かさず、ミスに対して不必要な言い訳をせず、素早く誠実に仕事をしていくことでしょう。

フリーランスのイラストレーターにこそ、実は一般的な社会人としての常識が欠かせないことをぜひおさえておいてください。
フリーランスのイラストレーターとして食べていける仕事の取り方

- 過去の人脈をたよる
- マッチングサイトに登録する(クラウドワークス・ランサーズなど)
- ストックイラストを進めていく(イラストAC・PIXTAなど)
- コンテストに応募する
- web上にポートフォリオや作品を掲載
- SNSやポータルサイトで情報配信
- イラスト関連のイベントに出店する
- クリエイターの交流会に参加する
- 求人に応募する
- 自ら売り込みをかけていく
- 仕事を探してくれるサービスに登録する(※次章でくわしくまとめます)
仕事の取り方は色々ありますが、なかでも確実なのはやはり過去のつながりで得られた人脈(つて)からもらう方法でしょう。
結局フリーの立場で一番大切なのは、人とのつながりで生まれる「縁」です。

普段からしっかり関わりを持っておくからこそ、必要になったときにも真っ先に思い出してもらえるようになります。
売り込みや営業で意識しておくべきポイント
最初からうまくいくとは思わないほうがいいでしょう、よほど技術が高ければpixivに投稿するだけでも声がかかるでしょうが一部の人に限られます。
ポートフォリオも的確な見せ方を調べ改善を加えていくことが欠かせません、ネットにある情報も参考にどうすればあなた自身の価値を今より高く伝えられるか考えて実践していってください。

「もう次の仕事がないなんて悩まない!」イラストの仕事を代わりに探してくれる手段を今すぐ1つ確保しておこう

そもそも大前提として、フリーの絵の仕事は安定してあるものじゃありません。
多く仕事をまわしてくれるクライアントと出会えたら状況はだいぶマシになりますが、手持ちの仕事を進めながら常に次の仕事を心配し続ける状況はなかなか変わらないでしょう。
でも新たな次の仕事をいつでも探せるラインさえもっていれば、そんな不安はかなり減らせるはずです。
今回はさいごにイラストの仕事探しに便利なサービスを紹介しておくので、仕事獲得の悩みを解消したいときは参考にしてください。
全国を対象に絵やイラスト関連の仕事を探してくれる「ワークポート」
公式サイト:https://www.workport.co.jp
「ワークポート」は絵やイラスト関連の求人が多いことで知られる仕事探しのサービスで、クリエイティブ関連を取り扱っているものとしては珍しく全国対応もしています。
60秒程度のカンタンな入力だけで今すぐ無料登録できて、エージェントがあなたの希望の仕事を探してくれるようになります。
もらえる情報量は非常に多く、仕事のチャンスもかなり身近に感じられるはずです。気になったらまず無料登録したうえで、現状や今後の進め方を気楽に相談してみるといいでしょう。
まとめ

イラストレーターは昔と比べるとかなり門戸が広くなったとは言え、飛び込んで生き残っていくには大変な世界です。過酷です。

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絵を仕事にするには結局どのくらいのレベルの画力が必要なのか!?
