どうも、アートディレクターのハシケン(@conteanime)です。

将来の夢としてイラストレーターや漫画家・アニメーターなどになりたくて専門学校に行く人は多いですが、必ずしも夢に結びつかない人もいるのが実情です。
今回はそんな専門学校の落とし穴と穴に落ちないための秘訣について、長年絵の仕事をしてきた目線もふまえてくわしく紹介します。
目次
イラスト/マンガ/アニメ関連の専門学校に通う人の行く末とは?

絵やイラスト関連の専門学校を卒業したけど望んだ進路に進めず、結果的に学費や時間をドブに捨ててしまった人は少なからずいます。

絵やイラストの基礎部分だけを知って卒業したり、そこすら習得できず遊んだりバイトするだけで2年が終わったり・・・卒業後に絵と何も関係ないフリーターになる人もいます。
最初からたいした気合もなくなんとなく入学して、なんとなく2年を過ごして、なんとなく卒業した人が一定数いるのはあらかじめ知っておくべきでしょう。そしてそれはどんな環境でもありうることです。
むしろ重要なのはやる気に満ちあふれて専門学校にはいったけど、思うような結果に繋げられなかった人たちでしょう。

絵の専門学校に行ってもうまくいかない人が出てしまう理由

よく言われるのが、イラストやマンガ関連の専門学校はそもそも入学のハードルが低く絵心がなくてもなんとなく合格できてしまうということです。良くも悪くも、入り口がゆるく設定されているのは確かです。
そのため意識や志がそれほど高くない人も増えてしまい、周りも悪影響を受けて理想の実現に結びつけられないことは一定数で起こってしまうわけですね。
将来のためにはいったなら周りに流されるなんてもってのほかですが、環境というのはやっぱりあなどれない要素です。
またそもそも専門学校を選ぶときは、講師の質もかなり重要です。
プロの絵かきとしてしっかりとした実績を持ちながら熱い指導にあたっている人も多いですが、なかにはいわゆるビジネス講師というか絵の技術も高くない・・・絵の業界に精通していない講師もいないわけではありません。
運悪くそういう人にあたってしまうと、本来学校に通うことで成長できたはずの部分がたいして伸びず夢を諦める結果に流れるケースだってあるでしょう。
対策としては学校選びの段階で事前にしっかり学校案内資料で講師陣を確認しておくことと、資料で就職実績も見た上で自分が将来すすみたい方向性をきっちりイメージしておくことです。

将来に活かしたいなら、学校を『踏み台』にして大きく飛躍しよう!

入学後に壁にぶつかって心がへし折られないためには、専門はあくまで通過点にすぎないと考えて将来にどうやってつなげていくかを意識しながら活用することが欠かせません。
専門のような特殊な場を有効に活かせるかどうかは何よりも本人の気持ちが大きいので、強い精神力も必要となります。
・・・ちなみに一部のプロの中には、絵を仕事にするために専門に通うなんてムダだという言う暴論も見受けられます。
独学だけで全員プロになれるならそれはそうすればいいでしょう、でも具体的な道筋がわからなかったりベースとなる絵の技術や知識に不安がある人のために専門学校という手段があるのもたしかです。
学校に行こうと決めたなら、せっかくの場をめいっぱい使って元をとれるよう動くべきです。

在学デビューを目指すくらいの勢いで進めていこう!

マンガなどで特に多い事例ですが、イラストでもゲームコンペなどで選ばれることはあります。
強い目的意識を持ちながら進むことは絶対マイナスにはなりませんし、挑戦する機会があればなんだってやるべきです。
実際に上手い人は学校の課題だけじゃなくあまった時間も成長するため必死で努力してます、それが結局プロになったあと大きく羽ばたけるかどうかの差にもつながっているんです。
最後にイラスト関連の就職率が高い人気校を2つほど紹介しておくので、興味があれば無料で頼める資料請求などで詳細を確認してみて下さい。
「代々木アニメーション学院」
公式サイト:https://www.yoani.co.jp/
42年の長い歴史と高い知名度をもつ、エンターテイメントに特化した有名校です。すでに12万人以上もの卒業生がいて業界内にも無数のパイプがあるので、就職活動時だけでなく実際に働きだしたあとも人脈に助けられたり心強く感じる機会が多いでしょう。
アニメ・ゲーム・イラストなどエンタメ関係者と密接につながっている状況を活かし、各業界でいま求められている最新技術や設備をすぐ学び吸収できる環境が用意されています。単なるイラストスキルにとどまらず実践的な能力を身につけられるので、即戦力のプロとして成長していきやすいはずです。
環境や学べる内容が充実していることから最近は絵の仕事に転職したい社会人も多く利用していて、働きながら学びやすい夜間・土日や週一のコースなどが特に人気を集めています。
「ヒューマンアカデミー」
公式サイト:https://ha.athuman.com/
全国18校展開しているので地方在住でも通いやすく、都心部のイラスト仕事情報も共有できて不利になりません。イラストレーターや漫画家など80名以上ものプロの現役クリエイター講師による少人数制授業が評判で、苦手と感じる部分も一人ずつによりそった指導で克服へと導いてくれます。
職場で役立つ実践的能力が身につけられる環境を重視していて、頑張り次第では在学デビューや早期内定も可能です。実際にインターンシップ(在学中の職業体験)を経験した学生の7~8割は通った企業にそのまま就職・アルバイト採用されている実績もあるほどなので、就活時の不安も少なく進めていけるでしょう。
昼間の授業以外に夜間や週末講座もあるだけでなく一般の人向け【イラスト講座】も運営されていて、学校より費用や時間をおさえて絵が上達したい多くの人に利用されています(※2018年時点で修了者5,000人以上)。人気の『通信講座』も整っているので、あわせて検討してみるといいかもしれません。
まとめ

専門で結果のでなかった人は専門のことを叩くでしょうし、専門に通わず独学でプロになった人からすればあえていかなくてもいい場所だとなるのは当然のことです。
ただ多くの人にとって独学オンリーは知識も技術も不足しがちになりますし、結果的に遠回りにもなりがちです。
夢を追いかけたいときにわからないことや未熟と感じることが多いなら、専門的な学校で学ぶことは全く悪いことじゃありません。

専門に通って結果を成果につなげられるかどうかは、結局あなた次第です。学校選びの段階でもまずはしっかり学校案内の資料を比較検討して、将来のためにどこに進むべきか吟味することから始めて下さい。

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・・・そんなことが気になって調べたこともあるんじゃないでしょうか!?