どうも、アートディレクターのハシケン(@conteanime)です。
絵を描く仕事がしたい、イラストを描いて生きていきたい・・・そう考えたときフリーランスではなく会社に入って働きたい人も多いでしょう。

今回は実際に長年の絵の仕事でプロとして働いてきた経験も踏まえてイラストの専門学校に入ってきちんと就職できるのか、またその先長く働いていけるのか?というテーマについて現場目線でくわしく解説します。

どうするか決める前に、まずはきちんと学校の関連情報を集めましょう!
目次
そもそも、イラスト関連の専門学校で本当に絵が仕事の会社に就職できるの?

まず多くの学生さん、そしてイラスト関連の会社に就職/転職したい人達が気になるのが『専門学校に行ってちゃんと就職できるのか?』ということでしょう。
結論から言うと、基本的に『就職できます』。
学校でしっかり学んできちんと就職活動すれば絵の仕事につくことは問題なくできるので、安心して下さい。
もちろん専門学校で身につけた技術のレベルが低かったら就職活動自体が厳しかったり上手くいかないこともありますが、普通に就職すること自体はなにも珍しくありません。

実際の絵の仕事の現場で感じた、専門学校卒の人の割合はこのくらい

実際の絵の仕事の現場において、社員の中で専門学校卒の人が占める割合はどのくらいになるのでしょう?
会社の規模によっても違いますし正確なデータは残念ながらないですが、自分が過去3社で正社員として働いていた経験からいうと社員の3割程度は専門卒だった印象です。

絵の仕事の会社は専門卒だからって不利になることもないですし、そもそも絵を仕事として働くなら何より大切なのは絵の技術なのでどこでどう学んでくるかは大した問題じゃないのが実情です。
イラストの専門学校に行くメリット・デメリット

ここでは、専門学校に通うことで生じるメリット・デメリットについて見ておきましょう。
イラストの専門学校に通うメリット
- イラストで就職するために必要な知識技術が身につく
- 就職活動を学校がしっかりバックアップしてくれる
- 同じ夢を持った友人と知り合えて、将来の人脈にもつながる
まずは何より、就職のために必要なことを順序立てて学べます。独学だけで絵の仕事につける器用な人も一部いますが、ほとんどの人は最初にきちんと習ったほうが遠回りせずラクに進められるでしょう。
そして専門学校は就職させるための場なので、先生たちもしっかり応援してくれます。知名度的にマイナーだけど実はいい会社、なんて貴重な情報もひとりで仕事探しをしてたら見つけにくいですが学校にいればさまざまな情報をもらえるでしょう。
そして、通って学んでいるだけで同じ夢を持つ人達と知り合えます。就職後別の会社に散らばっておけば将来リストラなどの事態があっても助け合えますし、フリーになった時に仕事をふったりふられたりもできます。
イラストの専門学校に通うデメリット
- 就職するまで一定の学費と時間がかかる
- ムダな期間に終わってしまう人も一部いる
- 思っていた就職先に就けないこともある
学校なので一定の学費は必要です。一般の大学よりは安いところがほとんどですが、多くの場合二年制で卒業まで二百万程度見ておけばいいでしょう。
またイラストやゲームなどの学校は本気でない学生も一部いるので、雰囲気に流されて夢を忘れて挫折・・・なんて人も少なくありません。入学時の情熱を忘れず、日々のカリキュラムをこなす必要があります。
さいごに、専門を卒業したからって狙い通りの企業に入社できる保証はありません。絵の仕事は技術こそ最大の判断材料になるので、学校に通いつつしっかり絵のスキルやセンスを高めていくようにしてください。
イラスト専門学校選びで後悔しない3つのポイント

学校に行く決心をしたら、どの学校に行くか検討して決める必要があります。気になる学校が見つかったらまず最初にホームページで内容を確認して、無料でもらえる資料も取り寄せて確認しましょう。
場所や学費も大切ですが、他にも学校選びで重要となるポイントがいくつかあるので資料請求をする前におさえておいてください。
ある程度、長い期間運営されている学校か?
やみくもに長ければいいわけではないですが、卒業生が実際に多くいて就職実績も豊富ならあなたが理想の職場につける可能性も自然と高まります。
卒業生が現役のクリエイターとして業界で働いているか?
就職後にきちんと活躍できているかどうかも重要です。卒業生が講師として学校に教えに来ているところも多いので、公式サイトや資料請求で確認しましょう。
最新のスキルや情報を学べそうか?
クリエイターとして生きていく上では、業界の最新情報/スキルは必須です。
多くの卒業生が現役で働いているなら、情報も回ってきやすいでしょう。ただ規模の小さすぎる学校だとなかなかそういかないので、色々学べそうなところかどうか事前に案内資料や学校見学で確認しておくことも大切です。
専門学校探しの大原則! まず情報収集から始めよう

上でも書いたように、専門学校を探すときは願書提出の前にまず幅広い情報集めが必須です。
最後にイラスト関連で人気の学校を参考として2つほど紹介しておくので、気になったら無料の案内資料をとりよせて詳細を確認してみて下さい。
「代々木アニメーション学院」
公式サイト:https://www.yoani.co.jp/
42年という長い歴史をほこる、イラストやアニメなどエンターテインメントに特化した学校です。12万人を超える卒業生たちとの強力なパイプは、就職活動や実際に働いたあとも力強い支えとなるでしょう。
業界関係者たちと密接につながっている状況を活かし、それぞれのジャンルで今求められている最新のスキル・流行を最速で学べる環境が整っています。就職後に即戦力として働けることにもつながるでしょう。
最近は学生以外で絵の仕事に進みたい人へのサポートにも力を入れていて、忙しい社会人でも働きながら学べる夜間や土日の週1コースが人気を集めています。
「ヒューマンアカデミー」
公式サイト:https://ha.athuman.com/
職場で役立つ実践的能力が身につけられる環境が評判で、頑張り次第では在学デビューや早期内定も可能です。インターンシップ(在学中の職業体験)を経験した学生の7~8割は通った企業にそのまま就職・アルバイト採用されている実績もあるので、就活面でも心強いでしょう。
全国18校展開していて地方在住でも比較的通いやすく、都心部の仕事情報も学校内で共有できるので不利になりません。イラストレーターや漫画家など80名以上ものプロの現役クリエイター講師による少人数制授業が人気を集めていて、一人ひとりに弱点を補い長所を伸ばすための指導をしてくれます。
昼間の授業以外に夜間や週末講座、さらに完全在宅型の「通信講座」も多く利用されています。現在他の仕事をしていてもお休みなどスキマ時間に将来のために学習が進めていけるので、絵の仕事につく夢も独学より実現しやすいでしょう。
まとめ


たしかに独学だけで器用にイラストの道を突き進む人もいます。でもイラストに詳しくない、まだ技術に自信がないならまずちゃんと教わってしっかりした力を身に着けてから就職活動に進むことは全く自然な流れです。
そして今は上でも書いたように絵の仕事の職場の半分近くは専門卒というのが実情です、道筋としても全く王道でしょう。

▼さらに多くの学校情報を知りたいときはこちらも参照して下さい
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