どうも、元ゲームイラストアートディレクターのハシケン(@conteanime)です。
実際今はネットを使えばいろいろな絵の収益化の手段が見つけられるんで、副業あるいは本業にしたい人も年々増えている印象です。
ということでこの記事では、初心者が1年でイラストを描いて売れるための方法を特製ロードマップつきで紹介します。
目次
はじめに
自分は長年絵の仕事で勤めて、2015年に独立しました。
社員として働いていた最後の数年間はスマホゲームのイラストアートディレクターとして、多くのイラストレーターさんたちと直接やり取りしてました。
- 上手い人
- そうでもない人
- 手の早い人
- 遅い人・・・
その頃と比べても今の方がずいぶんと絵での稼ぎ方に柔軟性が出てきたというか、やり方さえ知って一歩踏み出せばできることってかなり多くなったと感じています。
ただそれにあわせて関連情報も増えすぎてるんで、どうしていいか悩む人も逆に多いんじゃないでしょうか?
ということで次章からはまだ絵で稼いだ経験のない初心者さん向けに、【順序をたどることでイラストを販売していけるようになれる1年ロードマップ】をカンタンなポイントとともに紹介していきます。
①画力を上げてデジタルにも慣れる
まずは基本的な部分として、最低限の画力やデジタルスキルはあった方が絵やイラストで何をするにしてもスムーズになります。
今のあなたにたりてない部分から、率先して身につけていきましょう。
上達するコツなどは今回くわしく取り上げませんが現在ブログやYouTubeの無料コンテンツも多くありますし、本格的に教わりたいときはイラスト講座を使ってもいいでしょう。
きちんと成長したいなら、独学にこだわりすぎて不安の解消ができなかったり疑問を抱えたまま間違った方向に進んで遠回りすることは避けるように行動してください。
②他の人にないあなたならではの切り口を探す
これまでの人生経験や仕事、趣味などでほかの人が知らない要素があなたのなかにきっとあるはずです。
そんな要素をうまく絵にも取り入れながら表現していけると大きな差別化になり、売りたいお客さん相手に絵の商品を届けやすくなるでしょう。
漠然と絵を描いて売る考えだと高い技術のなかで争うことになり頭一歩抜け出すのが難しく、お客さんに選んでもらえるところまでなかなかたどり着けません。
技術うんぬんで戦うよりも、あなたにしかできない絵の商品・サービスを展開できれば競合相手は一気に少なくなります。
売り方の戦略まできちんと考えることは、イラストの世界でやってる人がまだまだ多くないのでできるようになると大きな強みになります。
③SNSやブログ・投稿サイトに絵をアップしていく
あなたの絵の認知度を上げてファンを増やしていくとともに、どんなことができるか知ってもらえる場にもなります。
ただ逆に言うと、あまり技術の乏しいうちから始めると逆効果になってしまうかもしれません。
だから焦りすぎず、あるていど大丈夫だなと思うくらいの画力になってから描いた絵を表に出して反応を見ていきましょう。
SNSやブログは将来お客さんになってくれる人とのつながりさえ構築できる貴重な場です。恐れずに絵をアップしていきながら、あなたの絵を好きと言ってくれる人を増やしていってください。
少しでも早くデジタル習得したいときのおすすめ手段とは?
デジタルやクリスタで自由に絵を描くにはいくつかの知識と技術も必要です、でも独学だけで進めていると自分が取り組んでいることが正解かどうか判断つかずにムダな時間がかかりがちです。
実は絵やデジタルが早く上手くなりたいなら、絵のわかる第三者からアドバイスを受けながら練習する方が圧倒的に近道なんです。
せっかくデジタルの機材をそろえたのに絵を描く手順やソフトの操作がわからない、思うように描けない…と悩むなら一度「イラスト講座」で教わるとデジタルの理解やその後の成長がだいぶスムーズになるでしょう。
以下ではイラスト初心者さん~中級者まで人気の講座を例として紹介するので、思うように上達できず悩んだら参考にして下さい。
「イラスト・マンガ総合講座」
公式サイト:https://human-yakan.com/
全国展開している大手専門校「ヒューマンアカデミー」が一般の人向けに運営している『イラスト・マンガ総合講座』は講義や添削を通じアドバイスをもらいながら学べるので、独学のような不安や心細さも少なく実力アップをめざせます。
通いもありますが、最近は便利なオンラインや動画講座が多く利用されています。個人の好きなタイミングで学べるため、仕事や家事で忙しい人でもスキマ時間に自由なペースでイラストの技術を伸ばしていけるでしょう。
質問は講師に直接聞く以外に24時間対応のチャットまであるので、一人で絵を描いてて悩んでもすぐ疑問を解消できます。また受講終了後も教材が手元に残るので、苦手な部分も克服していきやすいでしょう。
学校運営だから当然かもしれませんが、絵の基本からデジタルスキル・キャラクターデザイン…など描いて楽しむ技術・知識をこれほど幅広く身につけられる講座は他にそうありません。独学でムダに遠回りせず、早く着実にうまくなりたい人に特におすすめです。
④各種プラットフォームに登録し手広く進めていく
SNSやブログ経由での依頼は直接お客さんから受けられるので、ひとまず連絡をもらえる状態さえ作っておければいいでしょう。
あとは、登録することで絵を販売できるようになるプラットフォームに順次登録を進めていきましょう。簡単な説明とともにいくつか紹介しておくので参考にしてみてください。
①ストックイラスト系
『ストックイラスト』は素材として使えるイラストを自由に描いてアップしていき、ユーザーにダウンロードされると小銭が入るシステムです。
代表的なものとしてはイラストAC、PIXTA、Adobe Stock等があります。それぞれ単価や手数料が変わり、また著作権の扱いにもだいぶ差があるのでしっかり吟味して考えましょう。
ただストックイラストでそれなりに収入を得ようと思ったら、相当な絵の枚数をあげないとなかなか難しいのが実情です。
②ココナラ
テレビCMも展開している『ココナラ』は、似顔絵やキャラクターデザインなどそれぞれの得意分野を商品・サービスとして購入してもらえるサービスです。
基本的にはこちらがサンプルとしてアップした絵を気に入ったお客さんから、依頼をうける流れとなります。
なのでストックイラストのように好き勝手進められるわけではなく、あくまでも依頼者ありきで希望の商品を制作していく流れです。
絵の得意な分野が明確なら進めやすいでしょう、直接お客さんがいるのでやり取りなどは細心の注意・配慮が必要です。
③クラウドソーシング系
ランサーズ・クラウドワークスなどが有名ですが、クライアントの募集に応じてコンペに挑戦するなどして仕事を受けていくプラットフォームです。
そのため、完全未経験の人よりある程度スキルに自信がある人向けといえます。またコンペがメインだと最初は通らないことがほとんどなので、最初は割り切って取り組むことも必要です。
実績を積んでいけばクライアントから直接依頼を受けられることもあるので、はじめうまく行かなくてもある程度続けていくことが欠かせません。
・・・それぞれを利用する前には、まず一度お客さん側として安い商品などを実際に購入してみることがおすすめです。
どんな流れとやり取りで進んでいくかチェックしたり、あなたが出そうと思ってる方向の商品で既に展開してる人たちのページを確認して実際どうやっているか調べるのも有効です。
絵を売り始めた当初は、きっとあなたに何が一番合うかもよくわからないと思います。
⑤やりたいこと、合うことを見定めて集中する
1年後くらいをめどに手ごたえがつかめ始めたら、幅広くやっていた段階から一歩先に進んであなたに一番合いそうな方向に絞り込んで集中していくのもいいでしょう。
また最初の方でも書いたように、あなたならではの個性や体験を踏まえて戦略をもって進めていくこともうまく絡ませていってください。
あるていど売れることがわかったフィールド・方向性なら、そこでさらに収入を積み上げていくのはゼロから始めるよりはるかに簡単です。
絞りつつ、さらにほかの方向性もないか模索しながら限られた労力と時間の中で最大限収入を増やしていける方向を見つけていきましょう。
気を付けてほしいのは、なるべくあなた自身が楽しめることをやることです。楽しくないとどうしたって続きません。
やってて楽しいこと、お金になること。理想はそれがぴったり重なることですが、なかなかそうもいかないと思います。
まとめ
今回は、初心者が1年でイラストを描いて売れるための方法を特製ロードマップつきで紹介してきました。
- 画力を上げてデジタルにも慣れる
- 他の人にない、あなたならではの切り口を探す
- SNSやブログ・投稿サイトに絵をアップしていく
- 各種プラットフォームに登録、ブログでも受け付ける
- やりたいこと、合うことを見定めて集中する
好きでやってることでいくらかでも収入が得られるなら、きっと絵を描くいいモチベーションにもなるはずです。
ただきちんと稼いで行きたいなら認知度を上げて人に選んでもらうための取り組み、ビジネス的な戦略も欠かせません。
本気でやるなら適当にやらず、先を見据えて、考えて進めていきましょう。
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