どうも、元ゲームイラストアートディレクターのハシケン(@conteanime)です。

ペンタブレット(以下ペンタブ)で仕事するようになったのは実は30を越えてからで・・・でも慣れたあとはその便利さからすっかりデジタルでしか絵を描かなくなっちゃいました。
ということで今回は、デジタル初心者さんがペンタブレットに早く慣れて描けるようになるための効果的な練習方法について詳しくまとめていきます。
ペンタブレットに慣れてないデジタル初心者さんがまず取るべき練習方法

デジタルで絵を描く最初の関門は、なんといってもアナログで使っていた鉛筆やペンからペンタブというデジタル環境の作画に移行することです。


慣れる方法としてよく言われるのがタブレットの上に絵の印刷された紙をおいてなぞってみるやり方です、一歩進めた練習としては線のトレース(写し絵)をひたすら行う方法もあります。
トレースは好きな作家さんの絵をペイントソフトで表示し、レイヤーの不透明度を下げてその上においたレイヤーに線画を写して描いていきます。線の強弱なども再現して、失敗したら細部もやり直しましょう。

練習で大切なのは最後までやり通すことです、途中でやめてしまうとなかなか次につながりません。
ペンタブの上達はまず独特の感覚に慣れるかどうかが大切なので、最初は特に慣れるまで繰り返す以外に有効な方法があまりありません。

★ペンタブの使い方に関しては、ペンタブ初心者がイラストを描く使い方と13のコツをおさえよう!で詳しく解説しています。
デジタル絵の上達の第一歩!ペンタブで絵を描く基本姿勢を身につけよう

パソコンでペンタブを使って、絵を描く時の基本姿勢があります。
人によって差はありますが、上のアイキャッチイラストに描いた状態が右利きの場合のノーマルな形といえるでしょう。
片手にペンを持ち、もう一方の手はキーボードに乗せて描いていきます。※キーボードはショートカット操作に使用します。

アナログで絵を描く場合は紙自体を回転させバランスを見ながら描きますが、デジタルは画面の中で表示されている絵自体をソフトの機能で回転したり反転・拡大縮小して描いていきます。

実はデジタル絵に慣れた人ほどこのような動作を素早く何度も行いながら描いています、描きやすい状態を構築するためにもいろいろ試しながら慣れていってください。
またキーボードの代わりにゲーム用のコントローラや専用のパッドを使う人もいます、手をおろしたままショートカットが使えるので長い時間描く時はかなり楽です。
人によってはペンタブのタッチ機能が邪魔に感じることもあるかもしれません、そんなときはいっそタッチ機能を切ってしまっても構いません。

★ペンタブの設定に関しては、ワコムペンタブでイラストを描くおすすめプロパティ設定を解説!で詳しく解説しています。


デジタルで描けるようになりたい、もっとクリスタを使いこなしたい、絵の悩みを誰かに相談したい…そんなときはどうぞ♪
上達のためにはやっぱり本も参考になる!


手順としては王道ですが、マニュアル本やネット講座などを参考に進めていく方法が多いでしょう。
初心者~中級者を目指すときにいい本をいくつか紹介しておくので、気になるときは試してみてください。
まとめ

今回の内容は基本的なことばかりですが、描き始めはこの辺りをおさえて進めていけば大丈夫です。

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