どうも、元ゲームイラストアートディレクターのハシケン(@conteanime)です。
絵の悩みで多いのが「描いても描いても絵が上手くならない・・・」というものではないでしょうか、『絵は才能のあるなしで決まる』と頭から思い込んでる人もかなり多いみたいですね。
もしあなたがとにかく好きで絵を描いてるなら、才能云々を気にするよりもなぜ毎日絵を描いてもうまくならないのかと考えてみるのはどうでしょう?
目次
絵の才能がある/なしは生まれつきの遺伝なのか?
ちょっと前に話題になった話があります。
国際科学学術誌『ネイチャー・ジェネティクス』の発表によると、ワシントン大学ゲノム科学科の研究チームは、両親から受けつぐ遺伝子から、空間把握や記憶、イマジネーション、色彩感覚などの影響を受けることを発見。“絵のうまさは60%が両親からの遺伝要因で決まる”と指摘しています。また、そのほかにも芸術に関する遺伝子が多数あるとみられているそう。
※ママテナより引用
自分は以前会社勤めで絵を描く仕事をしてましたが、職場ごとに一人二人は異常な才能を感じる人が必ずいました。
基本的に、そういうすごい人はどこまでいってもやっぱり絵が大好きな人が多かった印象です。既に猛烈にうまいのにまだ飽き足らず常に上を目指し続けている・・・そしてその追い求めている事自体もいつまでも楽しそうなんですよね。
幼少期からずっと絵を描いていて美大などにも入ってて・・・という人と自分のような凡人との力量の差は、やっぱり圧倒的なものを感じていました。
彼らはそもそも60%の遺伝の中に入ってたんでしょうがそれ以外にも、幼いころからの蓄積の違いが今の差につながってるのは間違いないはずです。
自ら専門的な環境にも入って日々の時間を可能な限りすべて絵を描くことに費やし、試行錯誤・練習・悩み・・・など普通の人よりはるかに多くの時間を絵に捧げてきて今の画力があるわけです。
才能にあぐらをかいてる人って少なくともプロの世界ではそんなに見ることありません、実際はすごくうまい人ほど現状に決して満足できずに上を目指し続けてる印象です。
絵の才能は遺伝もあるかもしれないがそれ以上に絶え間ない努力量で差が出る、そう考えてみるのはどうでしょう?
★絵心などに関しては、絵心ある?ない?そんな悩みは克服して自分だけの表現力を発揮しよう!が参考になります。
絵が上手い人は描く前に『見えている』?
ただ、本格的にすごい人となるともはや住む世界が違うようで・・・
・・・この域までくると、もはやなんのこっちゃわかりませんよね。
最初から答えがすべて見えてただなぞってるような印象です。こうなるまでの練習や努力も想像を絶するんでしょうが、むしろこの境地は生まれつきの才能なしでたどり着けるものじゃないとしか思えません。
遺伝の要素はたしかにある、遺伝を下地にした本人の頑張りの要素もそれ以上にある。
・・・絵の才能が気になったら、この程度にざっくり考えてみるのはどうでしょう?
- 自分に才能があると思うなら自信を活かして努力を続ける
- 才能がないと自覚したなら遺伝を補うためにどうすればいいか戦略を考える
★絵を描くときの効率に関しては、絵を早く描く12のコツを知らないあなたは確実に損している!?も役立つはずです。
才能がないと嘆く前に3つの方法で伸ばせ!
実際その通りで結局描くことでしか上手くはならないわけですがやみくもにやってても成果は出ません、絵が上手くなるためには絶対に欠かせない2つの要素があります。
☑ インプットとアウトプットを効率的に繰り返す
☑ 意識的に他人の目に晒して改善の方向を探っていく
仕事にする以外でこの状況を求める場合はぜひ、以下の3点を意識してみてください。
吸収
模写なども該当します、まだあなたが持っていない知識や情報をインプットしつつ手を動かして即アウトプットに繋げます。
最初は好きなものばかりやっててもいいですが、余裕が出てきたら苦手なものほど吸収しようと挑戦していってください。
同じことばかりやると成長が止まってしまうので、あえて苦手な構図を描いたり描いたことのない表情だけに挑戦してみたりと意識して別のことを行いましょう。
指導
自分よりも絵の描ける人に見てもらって意見を求めましょう、相手に迷惑かけない範囲でなるべくしっかりした意見をもらってください。
アドバイスの意味を受け止めまずはすべて実践してみましょう、わかった気になって終わるだけだとまったく意味がありません。
継続
ただ続けるだけじゃだめです。昨日より今日、今日より明日がよりよくなっていくように続けていく必要があります。
一度ダメだったところは必ず乗り越えられるように頭を使って考えながら手を動かしましょう、同じ忠告をまたくらわないように苦手部分は一つずつ潰していきましょう。
とにかく大事なのは『考えながら描く』意識を常にもつことです。以下の記事に詳しくまとめているので参考にしてください。
少しでも早くデジタル習得したいときのおすすめ手段とは?
デジタルやクリスタで自由に絵を描くにはいくつかの知識と技術も必要です、でも独学だけで進めていると自分が取り組んでいることが正解かどうか判断つかずにムダな時間がかかりがちです。
実は絵やデジタルが早く上手くなりたいなら、絵のわかる第三者からアドバイスを受けながら練習する方が圧倒的に近道なんです。
せっかくデジタルの機材をそろえたのに絵を描く手順やソフトの操作がわからない、思うように描けない…と悩むなら一度「イラスト講座」で教わるとデジタルの理解やその後の成長がだいぶスムーズになるでしょう。
以下ではイラスト初心者さん~中級者まで人気の講座を例として紹介するので、思うように上達できず悩んだら参考にして下さい。
「イラスト・マンガ総合講座」
公式サイト:https://human-yakan.com/
全国展開している大手専門校「ヒューマンアカデミー」が一般の人向けに運営している『イラスト・マンガ総合講座』は講義や添削を通じアドバイスをもらいながら学べるので、独学のような不安や心細さも少なく実力アップをめざせます。
通いもありますが、最近は便利なオンラインや動画講座が多く利用されています。個人の好きなタイミングで学べるため、仕事や家事で忙しい人でもスキマ時間に自由なペースでイラストの技術を伸ばしていけるでしょう。
質問は講師に直接聞く以外に24時間対応のチャットまであるので、一人で絵を描いてて悩んでもすぐ疑問を解消できます。また受講終了後も教材が手元に残るので、苦手な部分も克服していきやすいでしょう。
学校運営だから当然かもしれませんが、絵の基本からデジタルスキル・キャラクターデザイン…など描いて楽しむ技術・知識をこれほど幅広く身につけられる講座は他にそうありません。独学でムダに遠回りせず、早く着実にうまくなりたい人に特におすすめです。
ズバッと診断できる(?)テスト特集
おまけになりますが、ネット上を散策すると様々な絵の才能を判断してくれるテストが見つかるので少し集めてみました。
まとめ
才能あるなしを気にしてどうしてもつらいなら、いっそ絵をやめるのもありなのかもしれません。
楽しく描けなくなったら絵のような作業をいつまでも続けることに意味はありません。やっぱり楽しく描いていくために練習があると考えたほうが長続きするし、成長度合いもはるかに高まります。
他人と比較してどうこうという考え方がとにかく危険です。
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