どうも、元ゲームイラストアートディレクターのハシケン(@conteanime)です。

デジタルの機材やソフトはあくまで絵を描くためのツールにすぎません、難しく考えすぎず気楽に始めてみましょう!
絵を描く上でのデジタルのメリット・デメリットとは?

デジタルで絵を描くメリット
- 何回でも直せる
- 手も素材も汚れない
- 細かく分けて作業できる
- 画材がほぼいらない
デジタル環境を使って絵を描く最大のメリットは、紙を汚さずに何度も描き直せることでしょう。
なんどでもカンタンに直せるということはつまり、修正の繰り返しによってより精度を高めた絵に近づけることにもつながります。
さらにデジタル絵はレイヤーという概念を使うので、細かくパーツや工程ごとに分けて作業を進めて最後に合成したり・・・また分割したりということが自由自在におこなえます。
★レイヤーについて詳しく知りたい時は、イラストを描く時のレイヤーの機能と使い方をプロがわかりやすく解説!を参照してください。
またデジタルは新規の画材購入も大きく削減できるので、最初に機材さえ揃えてしまえばあとはかなり楽です。
デジタルのデメリット
- 初期投資がかかる
- 慣れるまで時間がかかる
- 描き込みすぎる
- 修正が多くなりがち
- アナログに戻れなくなる
デジタルで絵を描くためにはパソコン・ペンタブ・ペイントソフト・・・など、最低限の初期投資が必要です。

パソコンの購入で悩んでいるときは、イラストや絵を描くパソコンのスペックはこれがおすすめ!を参考にしてください。
ペンタブは以下の3種から予算に応じて選びましょう。下に行くに連れて予算が上がり、高品質となります。
ペイントソフトは、当サイトでは有料の「クリップスタジオ(CLIP STUDIO PAINT)」を推奨しています。



デジタルで描けるようになりたい、もっとクリスタを使いこなしたい、絵の悩みを誰かに相談したい…そんなときはどうぞ♪
絵の種類ごとのデジタルの考え方

デジタル・アナログと一言で言っても、絵の方向性による向き不向きが多少あります。
イラスト
例えばブログやSNSなどで自分の絵を描いて使いたい場合は、アナログだとわざわざスキャンして線を綺麗にする・・・という手間が必要になってしまいます。
アナログに強いこだわりがなければ、デジタルに移行してしまったほうが確実に楽でしょう。
漫画
上で紹介した「クリップスタジオ」を使うとパソコン上でスムーズにマンガ制作できるので、最近は若い世代ほどデジタル移行が進んでいます。
スクリーントーンやベタなどの面倒な部分はデジタルにしてしまったほうが圧倒的に効率がいいし、何よりラクです。ムダなお金もかからなくなるでしょう。

まとめ

最初にも書いたように、デジタルはあくまでも絵を描くただのツールです。いらないなら無理して使う必要ありません。
でも使えないより使えたほうが自由度高く表現していけます。さらにアナログで描くよりデジタルのほうが絵の見た目も向上させやすいので、クオリティを高く見せる効果もあります。
