イラストレーターの生活や将来が不安なら知っておきたい4つのこと

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どうも、元ゲームイラストアートディレクターのハシケン(@conteanime)です。

 

イラストレーターをはじめとした絵を描いて生きていく仕事にあこがれる人は多いと思いますが、実態についてはあまり知られていない部分もあるでしょう。

 

ハシケン
特に気になるのが「イラストレーターの生活って厳しくないの・・・?」ということじゃないでしょうか?

 

今回はスマホゲームのイラストアートディレクターとして絵の仕事の現場で見てきた、イラストレーターの生活や収入などについてくわしくまとめます。

 

▼参考記事

【AIの衝撃】イラストレーターの仕事がなくなる⁉絵の業界で生き残る秘訣とは?

 

実際の絵の仕事の現場で見てきた「イラストレーター」という人たち

社員イラストレーター なり方

 

ハシケン
自分は絵を描く仕事をしてきましたが、いわゆるイラストレーター畑ではないのです・・・

 

ただ過去の経験を活かして、一時期ソシャゲのアートディレクターとして働いていました。

 

ちなみにアートディレクターというのは、ゲームに必要な指示書を作って外部のイラストレーターさんにイラスト制作を依頼し・・・ラフ→線画→着色といった工程ごとに赤ペン添削などしながら仕上げてもらう監修的役割の仕事です。

 

★アートディレクターに関して知りたいときは、ゲームのアートディレクターとは?なるにはどうする?仕事内容も解説!を参照してください。

 

 

直接・間接的に関わるイラストレーターさんは当時何十名もいましたが、立場は大きく2種類に分かれていました。

 

  1. 外部のフリーのイラストレーター
  2. 内部の社員のイラストレーター(=同じ会社の同僚)

 

基本的にスマホゲームなどのメーカーがイラストを制作する際はゲームのベースとなる主要キャラを内部で作成し、その他の大量生産的に必要なカードイラストを外部に発注します。

 

ハシケン
外部の直しを内部で巻き取ることもよくあります

 

スマホゲームに限らずイラストレーターという仕事は、フリーでやるor会社に属してやるという2つの働き方があります。

 

どちらを選ぶかでその後の進め方や稼ぎ方、生活が厳しいかどうかも大きく影響してくることをはじめにぜひ知っておいてください。

 

完全フリーのイラストレーターか、会社に属して絵を描くか!?

デッサン 初心者 練習

 

フリーと会社員それぞれのメリットデメリットを、いくつか見ていきましょう。

 

フリーのメリット

 

  • 在宅でできる仕事も多い
  • 描いた枚数分だけ収入を増やせる
  • 好きな仕事を選んでいける(収入はさておき)

 

フリーのデメリット

 

  • 収入や立場に一切の保証がない
  • 自ら仕事を探す、営業する必要がある
  • 高い収入を得るには数を描きまくらないといけない
  • 技術や画力を自力のみで高めていかないといけない

 

会社勤めのメリット

 

  • 安定した月給、有給や福利厚生がある
  • ノルマがあることもあるが、枚数=収入ではない
  • 周りに絵のうまい人がいて指導も受けられる
  • 絵やイラストから発展した管理業務などの可能性も

 

会社勤めのデメリット

 

  • 苦手なものでも描かないといけない
  • 絵以外の雑務にも携わる必要がある
  • いくら枚数をこなしても収入に限度がある
  • 会社倒産・リストラという事態も

 

いつかフリーでやるにしても、まずは会社に入ってみることが得策?

 

・・・見てきたようにフリーも会社員もそれぞれいい点・悪い点があります、働く側としてあなたが何を優先したいかでどちらに進むべきかも変わるでしょう。

 

ただぜひおさえておいてほしいのは、

 

  • フリーは極論、いつからでもなれる
  • 社員になるには一定の年齢制限がある

 

・・・ということです。

 

はっきりいってしまうと社員として経験を積み実力をつけ人脈を築いたうえでフリーになるほうが、絵描きの人生の進め方としては圧倒的に楽です。

 

フリーで実績を重ねて会社に入る人ももちろんいますが、フリーで働いてる時期は「職歴」とみなされないこともあるのであとから転職で会社に入りたい・・・と思ってもうまくいかないことが実はあるんです。

 

ハシケン
どちらがリスクが低いか、進め方として安全か、そのような目線も持ちながら考えていってください!

 

★未経験から絵の仕事に進みたいときは、絵の仕事に未経験初心者が就職・転職する手順をプロ目線で詳細解説!を参考にしてください。

 

フリーのイラストレーターが収入を得る基本的な流れ

フリーイラストレーター なり方

 

ここでは、実際にフリーの立場で絵の仕事をして収入を得るための流れを見ていきましょう。

 

ハシケン
会社員に関しては普通のサラリーマン同様に日々の仕事をして毎月給料がもらえるだけなので、今回は省きます

 

クライアントから新規の仕事依頼を受ける

 

営業をかけた結果か、ネットに投稿していた絵で声がかかるか、もしくは既に付き合いのあるクライアントからか…という違いはあるにしても他人に仕事の話をもらって受けることから始まります。

 

どのような絵・イラストを描いてほしいか書かれた発注書指示書をもらい、金額がまだ固まっていない場合は見積書を出して受理されると仕事が始まります。

 

工程ごとに調整作業を加えながら完成させる

 

アートディレクターのあたりでも少し書きましたが、いわゆるイラストであれば

 

  1. ラフ
  2. 線画
  3. 着色(彩色・色彩とも)

 

・・・のような流れで作業が進んでいくことが多いでしょう。工程ごとに提出し、アートディレクターなどから調整指示をもらってそのつど反映していきます。

 

ポイント!プロジェクトのイメージを阻害する個性は修正される場合もあります、そういった状況でもめげず適切に対応できるかどうかが重要です。

 

完成後、請求書を提出して代金が支払われる

 

企業によりますが、多くの場合は月末までに仕上げた(納品した)イラスト分の請求書を提出したうえで会社との取り決めの支払期限までに指定口座に報酬が振り込まれます。

 

一般的には「月末締めの翌月末支払い」といった間隔が多いでしょうが、小さい企業だと「翌々月末支払い」と支払サイクルが長いこともあるので注意が必要です。

 

ハシケン
毎月問題なく生活できるお金の流れになっているか、いわゆるお金の出入り「キャッシュフロー」をしっかり考えていく必要があります

 

一点仕上げるために修正含めて何日かかって、月に何点描けるのか?

 

フリーで働く際は、上でも書いたようにお金の計算をしっかりしていくことが会社員以上に欠かせません。

 

描ける量や速度にはどうしても限界があるので、見極めながら最大限の枚数を受けていく・・・という動きになるでしょう。

 

とはいえ最初は単価も安いので、枚数をいくらいこなしてもなかなか生活は安定しないと思います。

 

ハシケン
フリーの最初の数年はとにかく過酷です、不安が強いならまずはやっぱり社員として働く道から考えてみたほうが無難だと覚えておいてください!

 

★イラストレーターになりたいと思ったら、イラストレーターになるには?近道の手段を知って突き進め!も参照してください。

 

生活を安定させる4つのポイント

絵 上手くなる 講座 教室

 

最後に、フリーのイラストレーターがどうやって厳しい状態を脱して生活を安定していけるか・・・そのために必要なポイントを4つ挙げておきます。

 

ハシケン
・・・何度も書いているように当サイトとしてはいきなりフリーに進むよりまず会社に勤めることをおすすめしますが、状況に応じて参考にしてみてください!

 

仕事をもらえるクライアントを増やしていこう

 

フリーのイラストレータというものは結局下請け的ポジションなので、仕事をくれるクライアントがいて初めて成り立ちます。

 

ハシケン
ですがクライアントが一人だけだと精神的に不安ですし、必然的にすがる姿勢にもなりかねません;

 

リスクヘッジとして、多くのクライアントを持てるように動いていきましょう。

 

なにか仕事をしている時でも、常に目線を広く持って新たな仕事をもらえる相手を探していくことを考えていってください。

 

積極的に今風の絵柄を追求していこう

 

その人にしか描けない個性的な絵柄で名前の売れてる人はともかく、多くのイラストレーターは求められるものに適した絵を描くのが仕事です。

 

であれば、古いよりも新しいイメージに適した絵柄で描ける方が当然仕事も得やすくなります。

 

イラストで長く生きていには、常に「現在」の流行りを追いかけていく必要があります。

 

ときには個性よりもそんな器用さが大事となるケースもあるでしょう。いかに自分をおさえて、求められるものを提供できるイラストレーターになれるか考えて実行していきましょう。

 

ハシケン
フリーで安定した生活を得るには仕事を安定して取り続けられるかどうかが鍵です、そのためには今人気の路線を描けることが必須事項となります!

 

絵を描く速さを追求し続けよう

 

イラストの仕事は多くの場合、納期はタイトなものです。

 

絵がうまいことは当然大事ですが、同じくらいクライアントが重視するの締め切りまでに確実に絵を仕上げてくれるかどうかという点です。

 

実際自分も仕事でクライアント側として多く経験しましたが、フリーの人には責任感の乏しい人もかなり見受けられるのが実情です。

 

ハシケン
特に慣れたクライアント相手には、少し遅れてもまた次の仕事も発注してくれるだろう・・・という甘えが見えてくることがよくありました;

 

でも、そんなことを続けているといつか必ず切られます。

 

画力は大事ですが、同じくらいスピードも大事だと認識しておいてください。そうすることで、ひと月にやれる枚数も増えていき収入も増やしていけるでしょう。

 

★絵を描く速さに関しては、絵を早く描く12のコツを知らないあなたは確実に損している!?を参照してください。

 

ネットで情報発信して、自ら何もしなくても仕事が来る状態を構築していこう

 

もしまだブログやSNSのアカウントを持っていないなら、早めに用意してください。

 

そしてあなたの絵をポートフォリオ的に公開していって、わざわざ動かなくても相手から仕事を持ってきてくれる状態を目指しましょう。

 

たとえば自分の場合会社を独立した当初は苦しみましたが、サイトを運営していたことで攻めの営業ではなく待ちの姿勢で仕事をもらうことができるようになりました。

 

  • 絵の講座・・・参加者100名突破
  • 似顔絵・・・100体以上制作
  • 2018年著書出版、2020年イラスト担当書籍出版

 

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上記はすべて、ブログやSNSで積極的に情報発信をしていたおかげで得られた仕事です。

 

 

向こうから仕事が来るようになれば、仕事を選り好みすることだってできるでしょう。

 

ポイント!フリーで生きていくなら最終的には下請けからの脱却が欠かせません、いつまでも他人から仕事をもらって生きていくのではなくあなた自身で仕事を作っていける状況を構築していってください。

 

まとめ

仕事の内容 種類 進み方

 

絵の道で生きていけるのはやはり限られた人だけです。そのうえ今後はAIなども侵食してくるでしょうから、中途半端なレベルだとどんどん立ちいかなくなってくるはずです。

 

ハシケン
自分は十数年絵に関する仕事をして生きてきましたが、正直言って画力に関しては割と早い段階で見切りをつけていました;

 

ではどうやって生きぬくかと考えたとき、まずは作業スピードを上げて効率よく仕事を回していくことを会社員時代は何より優先していました。

 

そして絵の仕事をしている人が嫌がることの多い管理的業務もやることで、給料を上げていこうと努めていました。

 

絵やイラストだけで生きようとするのは実際、大変です。そこに何かプラスαの要素を加えることで、あなたにしかない価値を構築していってください。

 

ハシケン
絵で生きることは甘くないですがやりがいの大きな道です、進むからにはしっかり戦略も立てながらおたがい頑張りましょう!

 

▼次はこちら!

絵を描く仕事がしたい!探し方や種類をプロの絵描き目線で徹底解説