どうも、アートディレクターのハシケン(@conteanime)です。
絵やイラストの仕事につきたい、就職・転職したいと思っても経験がないとどう進めていけばいいか悩むんじゃないでしょうか?

ということで今回は業界未経験から絵を描く仕事に進む効率的な方法について、実際に長年絵の仕事で勤めてきた目線も交えながら詳しく紹介していきます。
★記事の後半では今すぐ絵の仕事を探せる具体的な手段も紹介しているので、あわせて参考にしてください。
絵やイラストの仕事に絶対つきたいときにまず行うべきこと

最優先!)基本的な技術・知識を高める
まずは何より、絵に関する技術・知識を高めていきましょう。
絵の仕事につくためには特別な資格はいりませんが立派な特殊技能の必要な仕事です。クライアントや企業が求めるレベルの技術がないと、そもそも仕事を得ることさえできません。
もしまだ技術や画力が未熟で今後独学での上達にあまり自信がないなら、絵やイラスト系の専門学校で学ぶことも考えてみるといいかもしれません。
学校に通うことは一定の費用や時間が必要ですが、絵の仕事に求められる知識やスキルを手に入れて就職活動までバックアップしてもらえることにつながります。一人でやみくもにやるより明らかに進めやすいでしょう。
★専門学校についてより詳しく知りたい場合は、将来絵を仕事にしたい人のためにおすすめ!イラストレーター専門学校特選を参考にしてください。
仕事の種類を知って進む方向性を固める
絵の技術や知識を高めつつ同時にやっていきたいことが、絵の仕事の種類を知ってあなたが実際にどの方向に進んでいくか固めることです。
最初からイラストやマンガなどジャンルが明確に決まっているならいいですが、それほどではないならどこにむけて進むか決める必要があります。
ジャンルをきちんと絞ることで、その仕事につくために必要な技術やデジタルの知識なども明確になります。
これから絵を仕事にするために何を勉強していけばいいのか、現状何が不足しているのかもつかんで対応していけるようになるでしょう。

初心者や仕事未経験の状況でよく悩みがちなことと対処法
一度も働いたことのない分野に進みたい時は、なんだかんだと悩むものです。

自分の技術が仕事の現場で通用するのか不安・・・

でもプロの世界には自分より上手い人が大勢いる・・・そんな中に入れるの?
自分の力って本当にプロで通用するのかな??
なんとか仕事につけたとしても、そのあとちゃんと続けていけるんだろうか???
知っておいてほしいのは働きながら画力は上がっていくという事実です、最初からうまいにこしたことはないですがいきなり超プロ級である必要なんてありません。

絵の仕事って収入が安いって聞くけど・・・大丈夫かな?
しんどさのわりに給料が安い絵の仕事もたしかにありますが、普通レベルの給与や休みをもらって絵を描いて働くことだってちゃんとできるんです。
それが、フリーランスではなく会社に属して社員として絵やイラストを描く仕事をしていく道です。
フリーだと日々仕事を探して数年頑張っても収入が安定しない・・・なんてこともよくありますが、社員として働けばそんな心配は相当減らせます。

ポートフォリオや履歴書・職務経歴書など、求人応募書類に関する注意点

絵やイラストを描く仕事につく場合に最重視されるのは当然、絵の技術です。
応募するときのポートフォリオにはあなたの画力がわかるものをしっかりのせてアピールしましょう、逆にマイナスに働くかもしれない昔のまずい絵などは数合わせの意味でもやめたほうが無難です。
提出の際、イラスト1枚ごとのJPGで渡すと見る側はそれだけでうんざりしてしまいます。連番PDFにするなど、人に見てもらうための配慮をしてください。
また技術や作業において、できないことをできると嘘つくことだけは絶対やめておきましょう。

面接時の最大のポイント
面接で特に注目して見られるのは、一般的なコミュニケーション能力があるかどうかです。基本的には、普通に人の目を見てしっかり話すなど基本的な部分が備わっていれば問題ありません。
逆に一般的な会話が成立しないとやはり厳しいので気をつけてください、ボソボソした話し方にならないようあせらず対応しましょう。

また仕事に取り組む姿勢や会社で販売している商品への興味、専門ではない仕事への好奇心もあわせてアピールできると強いでしょう。
これしかできない、したくないという姿勢を見せてしまうとマイナス要因になりがちです。

未経験から絵を描く仕事に進む4つの方法

いよいよここからは、実際に未経験の状態から絵の仕事に進むために有効な4つの手段について詳しく解説していきます。
①安全な状況のままSNSなどでお手軽に絵の配信を始めてみる
今はTwitterやInstagramに代表されるSNSを使って、自分の描いたイラストやマンガを投稿して発信する人が非常に増えています。
最初はなかなかいい反応はえられないですが、回数を重ねるごとにすこしずつ反応も上向いていくでしょう。
大事なのは、現状のあなたの学生や会社員という安定した状況を何も変えないまま安全に絵を将来の仕事にするための第一歩を踏み出せるということです。
即仕事につながるわけではないですが、ひとの目を通すことで絵の弱点やいいところもわかっていきます。それらのフィードバックは、独学だけよりもはるかに多くのことをもたらしてくれるでしょう。
投稿しているものの反応がすこぶるよければ編集者の目に止まったりもしますし、マンガなどが書籍化されたりする人だって実際に何人も出ています。
たとえ確率が0.0001%だとしても、そもそも情報発信を始めないなら可能性は永遠に0のままです。

②フリーランスサイトに登録して仕事を獲得する
在宅ワークや副業ブームで年々人気の高まっているフリーランスのスキル系サイトに登録しておき、絵の仕事の依頼が来るのをまったりコンペ形式の提案に応募して仕事を獲得する方法があります。
もちろん最初はうまくいかないですが、小さな仕事でも回数を重ねることで目に見える実績につながりじょじょに仕事を得やすくなっていきます。
ただコンペ形式は狭き門なので、何回やっても通らないことだってあるでしょう。
ですがそれは単にクライアントの求めているものに絵柄がミスマッチしているだけという可能性もあるので、悪く考えすぎないことが必要です。

③まずお手軽なアルバイトや派遣の状態で働いてみる
バイトや派遣として今すぐ絵を描く仕事につきたいなら、数多くある求人サイトで『未経験可』のものを探すことから始めてみるといいでしょう。
大切なのは、サイトの情報更新のたびにまめに目を通す事です。

④今すぐ就職や転職で絵の仕事の社員になりたいなら、業界未経験でも利用できる「転職相談」を使う
技術がそこそこあっても未経験から絵の仕事を目指すときに壁となるのが、「業界の常識や相場がわかっていない」ことです。
その状態のまま独りで仕事を探していても、実態が見えないまま企業の知名度にたよって応募してしまいミスマッチでお祈りされることばかり増えてしまいます。
でももし、業界に詳しい人の手助けを借りられるならあなたひとりで仕事を探すよりもうまくいきそうな気がしませんか?
そんなことが比較的カンタンに実現できるのが、「転職相談」という方法です。
「転職相談」とは登録して面談することで、こちらの条件や技術に合いそうな会社を代わりに探してくれるサービスのことです。
登録すると担当のエージェントがついてくれて、面談後はあなたに合いそうな絵の仕事を次々紹介してくれます。しかも何度相談しても完全無料です。
ただ一般職と違って絵やイラスト関連の転職相談は、関連企業の集中する首都圏など人口の多いエリアで展開しているものがほとんどなのが実情です。
また特殊技能が必要な仕事のため、未経験から利用できる転職相談のサービスはなかなか見つからないでしょう。
でも、絵の仕事についた経験がなくても相談できる業者が1つあるんです。しかも全国展開までしています。
公式サイト:https://www.workport.co.jp/

「ワークポート」は、絵やイラスト関連の仕事の正社員求人が多いことで知られる転職相談です。こういったサービスとしては珍しく、業界未経験でも利用できるのが大きな特徴です。
60秒程度ですむカンタンな入力だけで無料登録できて、絵の業界に詳しい転職エージェントが希望にそって仕事を探してくれるようになります。
さらにワークポートならではの大きな特徴は、東京や大阪など大都市周辺のみの求人だけでなく全国対応している点です。
実は他の絵やイラスト関連の転職相談では、このような全国展開しているサービス自体がほぼありません。
未経験歓迎を売りにしているだけあって対応は手厚く、面接・履歴書対策や無料セミナーも充実しています。エージェントへの相談後にはこれから絵の仕事につくイメージもだいぶ現実的になっているでしょう。
まとめ


でも今は転職相談などを使えば、かつてよりはるかに近道で絵の仕事につけるようになりました。
新たな仕事を始めたいときはあれこれ悩むものですが、エージェントのような相談できる第三者がいれば気持ちはかなり楽になるはずです。

