どうも、アートディレクターのハシケン(@conteanime)です。

- デザインしたキャラクターが大人気になって映像化されるかも?
- クリエイターと呼ばれて絵だけを描いて生きていけるかも?
- いずれフリーとして独立して会社員よりも大きく稼いでいけるかも?
- 大きく名前を残して不特定多数の人に覚えてもらえるかも?
今回はそんな想像が現実にできるかもしれない絵を描く仕事につく秘訣について、仕事の種類や仕事につくための方法などを業界目線もふくめくわしくまとめていきます。

あなたも大好きなことを一生の仕事にしてみませんか?
目次
現在絵に関わる仕事をするなら「フリー」「会社員」2つの道がある・・・あなたはどっちを選ぶ?

現在絵に関する仕事で働こうとしたとき、大きく分けると2つの方向性があります。
- フリーランスとしてどこにも属さず一人でやっていく
- 社員(正社員・契約・派遣含む)として絵を描く仕事で働いていく
もしあなたが安定した生活や収入の絵やイラストの仕事をしていきたいと少しでも考えるなら、おすすめは2番目の会社に入って仕事をする道です。
いきなりフリーランスがおすすめできない4つの理由

- 仕事をもらえる人脈がない
- 業界の常識や仕事の相場がわかってない
- 仕事を取る手段を持ってない
- 上手い人に技術を教わる場や機会がない
それより先にまず会社に属した絵描きとして働いたうえで、
- 仲間などの人脈を得る
- 業界内の常識や絵の相場を理解する
- 外部にでた時の仕事のとり方がわかる
- 上手な先輩から技術やコツを仕事の現場で毎日教わる
・・・これらのメリットを安定した給与とともに得ながら絵の技術を磨き、将来余裕を持ってフリーになる方がはるかに安全で効率的です。
いくら絵を描く仕事に就きたいからって、大切な人生でムダにリスクを取る必要なんてありません。
しっかり経験を積んで目標をかなえるほうが結果的に楽なので、経験の少ない内からいきなりフリーになろうとすることはくれぐれも慎重に考えてください。
- 現在学生だったりまだ技術にあまり自信がないなら、まず定番の「専門学校」から考えましょう
- 技術にある程度自信があって今すぐ絵の仕事につきたいなら、「転職相談」を使うと近道です

①年齢が若い、また技術が未熟ならまずは「学校」から検討したい3つの理由

今は絵やイラスト・漫画など、ジャンルごとに学べる専門の学校が全国各地にあります。

専門のメリット
- 絵の仕事につくために必要な技術を学べる
- 同じ目標を持った仲間と多く出会える
- 就職活動を学校がしっかり支えてくれる
あなたのしたい仕事をするために必要な技術がなにでどう学んでいけばいいか、具体的に教えてもらえます。
また将来の人脈につながる友人・仲間が学校生活で自然にできるので、卒業後に友人同士散らばっておくとリストラにあった時も助けあえます。
さらに専門学校はあくまでも進みたい分野の仕事につくことを目的とした場です、就職率が学校運営にダイレクトに影響するので先生たちも必死であなたを絵の仕事に就職させようとしてくれるでしょう。
専門のデメリット
- 一定の学費がかかる
- あるていどの時間も必要
学校なんで学費は当然いりますし学ぶための時間も必要です、一般的に独学より出費は増えると考えていいでしょう。
ただお金や時間をかけるぶん、仕事で必要な技術や知識を入社前に一通り学んでおけることにもつながります。なかには独学だけではとてもまかなえない要素も数多くあるでしょう。

もし仕事につく前に学校に入ってでも技術や知識をしっかり身につけておきたいと思ったら、まずは「代々木アニメーション学院」や「ヒューマンアカデミー」などイラストや絵の関連業界への就職率の高いことで知られる学校の資料をとりよせて情報を集めることからはじめてみるといいでしょう。
「代々木アニメーション学院」 ※所在地・・・東京・大阪・なんば・名古屋・福岡・札幌・仙台・広島・金沢(全国9箇所)+2021年4月池袋校開校予
公式サイト:https://www.yoani.co.jp/
42年という長い歴史のある、知名度も高いエンターテインメント業界専門教育機関です。12万人を数える卒業生たちとのパイプは、数年後の就職活動においても力強く支えてくれるでしょう。
業界関係者と密接につながっていることで、それぞれのジャンルで求められるスキル・流行や技術を最速で導入して学生がすぐ学んで吸収できる環境となっています。
単純な描写力・デッサン力にとどまらず、息の長いプロになるためのノウハウ・デジタル技術など実践的なスキルを身につけられるのが特徴です。
また学生以外で絵の仕事に進みたい人へのサポートにも力を入れていて、忙しい社会人でも働きながら学べる夜間や土日の週1コースが人気を集めています。
「ヒューマンアカデミー」 ※所在地・・・秋葉原・横浜・柏・大宮・仙台・札幌・静岡・名古屋・大阪・京都・神戸・広島・福岡・北九州・鹿児島・那覇(全国26箇所)
公式サイト:https://ha.athuman.com/
全国に26校もあり多くの卒業生たちがすでに様々なイラスト関連の職場で働いているので、彼らとの関係も活用しながら絵を描く仕事につく道を一歩ずつ進んでいけます。
2年という限られた期間の中で、完全業界未経験の素人からプロ即戦力の一年生へと成長させてくれるでしょう。
昼間の授業以外に夜間や週末のみの講座、さらに完全在宅型の「通信講座」も以前から多くの人に利用されています。世間がどんな状況でも、安心な家で将来のための知識や技術を身につけていけるのは助かるんじゃないでしょうか。
②就職・転職なら、あなたの代わりに仕事を探してくれる「転職相談」を活用しよう!


これまで働いたことない業界によくわからないまま1人の判断だけで挑戦すると、どうしても失敗する確率が高まりがちです。
でも「転職相談」という手段を使えば、あなたのスキルや希望にあいそうな会社を業界に詳しい第三者に代わりに探してもらえるようになります。
絵やイラストの仕事を探すとき特に便利な「転職相談」
「転職相談」とは登録することで希望の職種の会社を転職エージェントといった担当者が探して紹介してくれる、ここ数年かなり増えているサービスのことです。
登録&利用は無料のところがほとんどでこちらのスキルや理想条件をふまえて代わりに動いてくれるので、現在別の仕事で忙しくても無理なく次の会社を探せます。

▼転職相談のメリット
- 合いそうな会社を代わりに探して紹介してくれる
- 忙しくても、登録と面談さえ済ましておけば欲しい会社の情報が集められる
- 通常の検索だと見られないレアな非公開求人を教えてもらえる
- 履歴書や面接の対策をしてくれて、面接のセッティングもしてもらえる
- 面接で直接会社に聞きにくいことを代わりに聞いてもらえる
- 絵を描く仕事の業界内の最新情報を教えてもらえる
・・・とはいえ絵の仕事は特殊技能が必要なため、業界未経験の状態で利用できる転職相談サービスって意外とないのが実情です。
でも大丈夫です、実は絵の求人が多く未経験からつかえる業者が1つあるんです。しかも利用は無料で全国対応までしています。
全国を対象に絵やイラスト関連の仕事を探してくれる「ワークポート」
公式サイト:https://www.workport.co.jp/

「ワークポート」は絵やイラスト関連の仕事のジャンルである「クリエイティブ職」の正社員求人が多いことで知られる転職相談で、業界未経験でもまったく問題なく相談できるのが大きな特徴です。
さらにワークポートにしかない利点は、求人が大都市周辺のみでなく全国対応している点です。他の絵の関連の転職相談だと、実はそういったものはほとんどありません。
60秒程度のカンタンな入力だけですぐ無料登録できて、転職エージェントが希望の仕事を探してくれるようになります。
もらえる情報量は非常に多く無料の面接/履歴書対策・セミナーも充実しているので、業界未経験でも相談後には絵の仕事につくチャンスがかなり身近に感じられるようになるでしょう。
気になったらまず無料登録をして、現状や今後の進め方を相談することから始めてみてください。
基本事項:絵の仕事には10以上もの種類がある! あなたの進みたい方向はどれ?

絵の仕事と一言で言っても、そのジャンルには様々なものが存在しています。
方向性が既に決まっているならいいですが、もしまだ決まってないなら仕事探しや学校に進む前にまずしっかり考える必要があるでしょう。
- 漫画家
- アニメーター
- イラストレーター
- 2D(3D)CGデザイナー
- 挿絵作成
- キャラクターデザイナー
- グラフィックデザイナー
- ファッションデザイナー
- Webデザイナー
- 絵コンテライター

漫画を描く仕事
かつては雑誌に連載漫画を持って初めて認められる狭き門でしたが、現在はホームページ・広告・SNSなど様々な媒体で仕事の範囲は広まっています。
専門学校も増えていますが、基本的には漫画賞に応募して足がかりを掴むことが多いでしょう。単行本が出せたら1冊8~10%ほどの印税収入も得られますが、それ以外は基本的に原稿料として1枚(or一話)いくらという形式での報酬が多くなります。

アニメーションの原画・動画を描く仕事
一枚単価が安く激務のためブラックな働き方として取り上げられることが多いのが実情です、動画の新人はフルフルに働いても月収10万に満たない場合さえあります。
きつい分画力は非常に磨かれる環境だともいえます。アニメの道に進みたいならまず専門学校か、直接アニメーションの会社の門をたたくパターンになるでしょう。

ゲームのイラスト制作のお仕事
スマホゲームなどを中心に現在最も勢いと需要のある仕事かもしれません、案件数は多いですがなり手も多いので生き残りは激化しています。
フリーの外部イラストレーターとして働けば一枚作成して単価いくらの収入形式になり、会社に勤めるならサラリーマン的収入が相場です。最新の流行に合わせた絵柄やセンスが求められます。

ゲームのCG関連のお仕事
ただ描くだけではなく、CGと絵を組み合わせて使うことも多い仕事です。どちらかというと3Dの方が最近は目立つかもしれません。
多くの場合、専門学校で知識や技術を学んでメーカーに入ることになるでしょう。キャリアアップのため会社を渡り歩くスタイルの人も割といます。

ラノベや絵本など挿絵イラスト系のお仕事
名前が確実に表に出るのであこがれる人も多いですが、必ずしも金銭的に高い仕事ばかりではありません。他の仕事をベースに並行して進めるケースが多いでしょう。
名前が出るぶん目に見える実績も積み上げやすいので、可能性を広げやすい道とも言えます。

キャラクターをデザインする仕事
アニメ・ゲーム・グッズなど、様々な分野でキャラクターデザインの仕事はあります。ただどれもそれぞれの業務の一部という形が多いので、最初からキャラクターデザインだけやり続ける仕事は多くありません。収入的にも大本の仕事に依存することが普通です。
大きな実績を積んで独立して専門的にキャラクターデザインをやるケースもありますが、その場合でもイラスト・デザイン系の会社がベースになるでしょう。

その他デザイン系のイラスト関連のお仕事
いわゆるデザイナーとして仕事をしていく中で絵を描く状況も生じます。グラフィックデザイナーなら広告、ファッションデザイナーなら衣装のデザイン画、Webデザイナーであればアイコン・バナー画像・・・等々。
ただあくまでもデザインありきなので絵だけをやりたい場合は向きません、絵もデザインもどちらもやりたい場合のみ目指しましょう。

絵コンテを描くお仕事
アニメの設計図とも言える絵コンテですが、テレビCMなどの原案として作成する仕事もあります。
広告会社の下請け企業で絵コンテライターとして描く形が多いでしょう、他にもゲーム会社でムービー用の絵コンテを切るケースもあります。

まとめ

わからないことを独学でやってるとムダに時間ばかりかかって、遠回りになったり結局間違うことが多くなかったですか?
なんでもかんでも1人きりで何とかしようとする必要なんてありません、頼れるところは学校や転職相談などもうまく利用しましょう。

大好きなことでこれから働いていけるよう頑張ってください!
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