【AIの衝撃】イラストレーターの仕事がなくなる⁉今後絵の業界で生き残る秘訣とは?

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どうも、元ゲームイラストアートディレクターのハシケン(@conteanime)です。

 

ハシケン
これから絵やイラストを仕事にしたかったり既に仕事を始めているなら、実は絵の技術を上げる以外にも考えておかないといけないことがあります!

 

それが、【どうやって生き残るか?】ということです。

 

平凡な絵の技術ではもしかすると、今後絵の仕事で生きていくことが困難になってしまうかもしれません。

 

この記事では10年以上絵の仕事で会社勤めをして独立した立場もふまえて、これから絵を仕事にする厳しさと生き残る秘訣について具体的に詳しくお届けします。

 

ハシケン
これまで以上に絵で稼ぎ続けるのは確実に厳しい時代に入っていくはずです、ぜひ参考にして対策を考えていきましょう!

 

①AI画像生成の本格到来! シンプルなイラスト作成は、もはや生き残りが困難に?

イラストを描いて生き残る 困難 時代

 

少し前のニュースで、顔イラストを作成できるAIツールが話題になりました。

 

「彩(さい)ちゃん」

© 2019-2021 RADIUS5 Inc.

 

似たような方向で、こんなものもあります。

 

「Waifu Labs」

©WaifuLabs Studios

 

さらに、写真だけどこんなのまで・・・。

 

INAI MODEL

Copyright 2021 Image navi corporation

 

さらに2022年後半からは「Stable Diffusion」などに代表されるAIイラスト画像生成が日に日に進化を遂げていて、恐ろしい勢いでレベルアップしているのも記憶に新しい所です。

 

 

PhotoshopのAdobeやクリスタのセルシス社など企業ごとにAIに対するスタンスがさまざまなのは、まさに現状の混沌をわかりやすく示しているようです。

 

2023年移行、絵描きはAIと真っ向勝負する時代に突入する?

 

・・・もちろんAIにはそれぞれ実用面でまだ足りない部分がありますが、現状と進歩の速さからして数年も経たないうちに普通に使えるレベルまで行くと考えられます。

 

たしかに商業作品において、AIなどの量産的素材では代替の効かないイラストは多くあります。

 

ただそうもいっていられなくなったのが2022年の動きでしょう、もはや今後はどうやってAIとうまく付き合っていくかを絵描き一人一人が考えないといけない段階まできているといえます。

 

とにかく単純な絵やイラストの素材を作る仕事は、真っ先にAIに侵食されていくことは覚悟しておいたほうがいいでしょう。

 

ここ10年ほどで大きく変わってきた、絵やイラストに関わる業界の実態

イラスト 仕事 うつろい

 

ハシケン
自分は長年絵に関連した仕事をしてきて、2015年に個人事業主として独立しました

 

最後に勤めてた会社ではスマホゲームのイラストアートディレクターとして、イラストレーターに仕事を発注したり監修・赤ペン修正などもやってました。

 

ソシャゲブームがもたらした功罪、絵描きの世界は完全なるレッドオーシャン

 

最後の会社に転職した当時はGREEなどに代表されるソシャゲのバブルが若干落ち着いた直後だったんですが、1つのアプリで毎月ゲーム用のカードイラストを50枚以上作成しないといけないようなむちゃくちゃ忙しい時期でした。

 

ハシケン
企業からすればイラストを出せば出した分だけ儲かる美味しい時期だったわけですが、最近はそんな状況でもなく各メーカーとも厳しい時代になってるようです

 

 

『イラストレーター』という職業はソシャゲブームでカードイラスト制作のニーズに合わせ一気に人数が増え、その後ガラケーからスマホへの移行で厳しく淘汰されていきました。

 

もしこれからあなたが挑戦するなら既に激しい競争の行われている渦中に飛び込んでいくことになるので、想像以上にハードな環境と言えるでしょう。

 

デジタルツールの一般化で増えすぎた『キレイな絵を描けるイラストレーター』という存在

 

さらにこれからは、平凡なイラスト技術ではAIに勝てない時代に確実に入っていきます。

 

ハシケン
既に働いているイラストレーターでも、これまでもらえていた仕事が回ってこない・・・なんてことはどんどん増えていくはずです

 

そもそも今は、デジタル機材やソフトの一般化で【キレイな絵】を描ける人が10年前と比べてもすごく増えています。

 

イラストを仕事にしようとするならまずその人達の中で抜きん出る必要があるわけですが、そうできたとしても次はAIによる安定した高レベルの無限量産制作が立ちはだかります。

 

AIは年々バージョンアップしていきどんどん優秀に実践的になっていくでしょうが、ニンゲンの成長には残念ながら限界があるでしょう。

 

AIには決して勝てない、人間ならではのワケ

 

さらに、ヒトは年を取ります。

 

そもそも絵を仕事にしているとセンスはいつか必ず若い人に負けます、画力も40歳を超えたあたりからじわじわ衰えていくのを実感することになるでしょう。

 

一方のAIにはそんなことはもちろんありません、ひたすら精度を高めて上質な思い通りの絵を大量のパターンとともに吐き出せるように進化していくはずです。

 

ハシケン
絵描きとしてどこかで諦めないといけない・・・そんな状況は遠からず訪れてしまうかもしれません

 

素材的な絵の作成作業は、これからさらに価値を下げていく・・・?

絵 素材 価値 低下

 

ソシャゲの制作に携わっていたころ一番感じたのが、イラスト一枚の【価値の低さ】でした。

 

1つのゲームタイトルでひと月50枚以上も作成していると、どうしたってカードイラストがただの使い捨て的な印象になっていきます。

 

今でこそキャラクターも厳選して世界観も大事にするゲームじゃないと受け入れられなくなってきましたが、自分の働いてた2012年前後は本当にキャライラストは数が正義という状態でまさに量産物でした。

 

ハシケン
SSR(エスエスレア)といったゲーム内で価値の高いカードが毎月10枚近く出され、翌月にはまた別のSSRキャラが同じだけでてくる・・・となればまあ当然なんですよね;

 

イラスト監修している立場としても、この点に関しては相当な虚しさを感じたものです。

 

別の会社でオリジナルのキャラデザをしたときはすごく大きなことを成し遂げた気でしたが、もはやキャラクターってなんなんだろうと・・・あまりに素材の使い捨て感が極端すぎてやりきれなくなったものでした。

 

実は職場では【絵描き】は簡単に替えのきくポジションだった・・・?

 

さらに重要な事実は、『絵描き』という立場は意外とカンタンに代替が効いてしまうものなんです。

 

イラストレーターというとプロジェクトの肝のように感じるかもしれませんが、外注でなんとかなってしまうことは想像以上に多くあります。

 

ハシケン
極端な話、会社内部にイラスト監修や発注のできるアートディレクター的人間さえいればあとはすべて外部でもまかなえちゃうんですよね

 

いくら絵の上手い人だとしても、探せば代わりは必ず見つかります。それが平均的な技量の人であればなおさら・・・というのが絵を描く仕事の実態です。

 

人件費を抑えたい会社がまずおさえにかかる費用が、絵描きの雇用にかかる部分だというのは業界あるあるだったりします。

 

絵描きでも、絵に頼りすぎない方向が今後ますます重要になっていく!

 

【キレイな絵】を描ける人が増えるにつれ、商売における絵1枚の価値は反比例して年々低くなっています。

 

デジタルツールやAI技術の発展は人の手によるイラストの価値に崩壊を招くんじゃないかと2010年代前半から危惧されていましたが、2022年後半のAI騒動によってそれがいよいよ現実的に近づいたという印象です。

 

 

ハシケン
だからこそ今後大事になってくるのが、最後に次章でお伝えする『絵だけに頼りすぎないこと』じゃないかと考えています!

 

ひたすら絵の質を高めるだけじゃなく、あなただけの『付加価値』をつけていこう!

絵の価値をつけていこう

 

自分が独立したのは2015年春頃ですが、独立後は絵だけで収入を得てきたわけじゃありませんでした。

 

ハシケン
むしろ絵自体で得た収入は全体の10%に満たないです、人力で作成する絵そのもので得られる売上ってどうしても上限があるんですよね

 

そんな自分自身の実体験があったからこそ、これからの絵描きはうまく【絵の力を使う】ことがとても重要だと実感しています。

 

  • 絵を活用してSNSなどで発信したり
  • 自分のビジネスを発展させるために絵を活用してみたり
  • 絵と直接関係のない他の要素を組み合わせてみたり
  • ・・・etc.

 

 

これから絵を使って収入を得ていきたいなら、特にこの辺は最初に強く意識していくべきでしょう。

 

そしてその前にまずは、しっかり絵の力を引き上げておく必要もあります。

 

今後の業界において、最低限必要とされる絵のレベルを身に着けよう

 

AIの話以前に現在は、デジタルペイントソフトの影響もあって絵の上手い人が非常に増えています。

 

そのなかで生き残ろうと思ったらまず必要なのが、一般的に見劣りしないだけの絵やイラストが描けることです。そうでないとスタートラインに立つことさえできなくなってしまいます。

 

でも長い期間ひとりで頑張って絵の上達が難しくなってきたら、第三者の目線を入れてみることで大きく壁を乗り越えられることもあるかもしれません。

 

幸い現在は一般向けのイラスト講座が数多くあるので、アドバイスをもらいながら上達したいときは合いそうな場を探してみるといいでしょう。

 

▼参考記事

イラスト講座おすすめ20選!オンライン/通信/教室を絵のプロ目線で徹底比較

 

絵にあなた独自の『価値』をつけていくとはどういうこと?

 

 

上は感染が広がる前まで開催していたデジタル初心者さん向けのクリスタ講座の写真ですが、参加いただく方は絵を使ってなにかしたい・・・そんな想いをもつ方がすごく多かったんですね。

 

たとえばもし絵の仕事で企業に属すなら、絵の作業以外に管理系の業務も行うことで絵を描いているだけの社員より上の立場に進むことができます。

 

自分のようにゲームイラスト制作で働いていた状況でも、絵を直接描くイラストレーターよりもイラストの指示書を作って発注して監修しているアートディレクターのほうが給与は高いのが一般的なんです。

 

あなたがこれからイラストレーターなどの仕事をやるにしても、クライアントからもらった仕事をやるだけじゃなくなにか視野的に広がりのある仕事を模索していく方がいいでしょう。

 

あなたの中にある『絵の力』を、積極的に収入の源に変えていこう

 

絵一本だけでムリヤリなんとかしようとするんじゃなくて、せっかく持っている絵の力をどう使えば自らの収入に変えていけるか??

 

一つの稼ぎ方がだめになったとき、別方向で挽回できる目線や考え方はこれからより必要な時代になっていくでしょう。

 

そして他の人との違いを強く出すためにも、SNSなども上手く使ってあなた独自の個性をいかに発揮できるかが今後さらに求められていくはずです。

 

AIなどの影響で厳しい時代になったとしても、絵というのはまだまだ非常に大きな力を秘めています。

 

ハシケン
だからこそ一枚の絵を描いて販売して終わりじゃなく、もっと様々な展開を考えていくことがより大切になっていくはずです!

 

まとめ

イラスト 仕事 なくなる 対策

 

これが正解、という道はありません。

 

ただこれまで以上に絵だけを描いて生きていくのは厳しくなっていくのが明らかなので、絵やイラストで何かしたいなら先を見すえて戦略的に進めていく必要があります。

 

ちなみにAI活用に関してビジネス面で気になる場合は、下の「AI総研」というサイトもチェックしてみてください。

 

©株式会社メタバース総研

 

メタバース総研運営の「AI総研」は、企業・団体向けにAI活用ノウハウを提供する国内最大級のメディアです。

 

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ハシケン
とにかく何するにしても今は情報を多く集めないことには始まらないので、我々も積極的に動いていくようにしましょう!

 

 

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