どうも、アートディレクターのハシケン(@conteanime)です。

現在イラストレーターとしてゲームイラスト関連の仕事をしたいと思ったとき、就職先の多くが「スマホゲーム関連企業」になるのは自然な流れといえるでしょう。

ということで今回は、ソーシャルゲーム(スマホゲーム)のイラストレーターとして会社でゲームイラスト制作を仕事にして働くコツや業界の現状についてくわしくまとめます。
★記事の後半ではゲーム・イラスト系の仕事を今すぐ探せる具体的な方法も紹介しているので、あわせて参考にして下さい。
目次
ゲームイラストレーターとは何か?

イラストレーターのなかでも、ゲーム関連の仕事に特化した絵を描く人のことを指します。
キャラクター、背景、アイテム、コンセプトアート・・・様々なジャンルのゲームイラストレーターが存在します。
特に2010年すぎからはソーシャルゲーム(現在のスマホアプリゲーム)が増えてきたことで、ゲームイラストレーターの人数は一気に増えました。

ゲーム会社のイラストレーターという職種に求められる能力


「ゲームが好きだ!」
大前提ですが、この部分が弱いと仕事に興味が持てず途中で挫折してしまうこともありえます。
基本的に仕事の納期はタイトで急ぎの作業を頼まれることもしょっちゅうです。そんなときも好きなゲームの仕事だからと頑張れるか、何となくイヤイヤやってしまうか・・・は成果に大きく影響するでしょう。
デジタルイラストのツールが問題なく使える
今やデジタルは絵を描く仕事に必須です、特にゲームイラストレーターには絶対に欠かせません。
ペイントソフトなら「クリップスタジオ」か「SAI」、そのうえで「Photoshop」もさわれることが多くの職場で求められます。
描ける絵柄の幅が広い
スマホゲームの絵柄のはやりすたりは、他の業界以上に早い勢いで移り変わっています。
「時代に合わせて柔軟な絵柄を描いていけるかどうか?」は非常に大切です。常に今の最新のはやりを追いかけて、自らの絵をブラッシュアップしていく努力が求められます。

依頼された絵を正しく描く能力&修正対応力
ゲームに限らず「イラストレーター」という仕事は、個人の描きたいものよりも依頼されたものを描けるかどうかが重要です。
まず頼まれたものを確実にこなして、そのうえであなたなりのエッセンスを加えていくのが基本姿勢になるでしょう。

基本的なコミュニケーション能力
いくら絵がうまいからって、絵描きのコミュニケーション能力が低くてもいいなんてことはどんな職場であっても絶対にありません。
特にゲームのイラストレーターという仕事はゲーム制作という多くの人数が関わる大きなプロジェクトの中のほんの一部です、他の工程の人とうまく関われないことにはうまくやっていけないでしょう。

2021年、ゲームイラスト制作関連のイラストレーター業界の情報をおさえておこう!

ソーシャルゲームのカードイラストの相場
ソシャゲ全盛期はまさにバブルでメーカーが乱立したためイラスト制作ノウハウがない会社も多く、1枚数千円というまったく労働対価にみあわない金額でのイラスト発注も普通にされていました。
スマホゲーム全盛の今はさすがにそこまでのことはなく背景なしのキャラクターカードイラスト(差分なし)で1.5~3万、背景こみ(差分なし)で3~5万というあたりが相場でしょう。
イラスト制作料金、ひと月に可能な作業枚数を知ると・・・進むべき方向が見えてくる?
たとえばフリーのイラストレーターが1枚5万円でイラストを受注したとします、1ヶ月で生活に必要な額が30万ならひと月最低6枚は描かないといけません。
1枚40時間で完成するなら1日8時間作業をすれば5日で仕上がります、仮にひと月6枚の仕事があってすべて1枚40時間で仕上げられたら1ヶ月240時間の作業です。
1日8時間労働で割ると30日間必要なのでひと月の休みは1日だけとなります、もし休みを増やしたかったら1日の労働時間を増やすか作業スピードを早くするしかありません。

フリーのイラストレーターがキャラクターや背景を描いていく生き方の厳しさ・・・
イラストレーターのなかでも「フリーランス」という立場・働き方は、単なる技術だけで生きていくのがむずかしい側面もあります。
- みずから次の仕事を見つけないといけない
- 収入をなかなか安定させられない
- 寝る間もおしんで枚数をこなさないといけない
- 絵柄のはやりを追い続けないといけない
とにかく大きいプレッシャーは、つねに自分自身で次の新しい仕事を見つけていかないといけない点でしょう。

若いうちはまだしも40、50と年を重ねていくことも考えないといけません。ひたすら絵を描いてるだけでは収入アップにも限度があるので、年々生活がキツくなるケースだって十分ありえます。
精神的に安定した状態でイラストを描いて収入や休みも普通にほしいと思うなら、フリーになるよりも「社員イラストレーター」を目指した方がいいでしょう。
これからゲーム会社のイラストレーターに就職・転職したいなら、代わりに職場を探してくれる手段をうまく活用しよう

「社員イラストレーター」になってゲーム制作を仕事にしたいと会社を探そうとしても、業界の経験・知識・情報がない状態だと判断基準がないために実際かなり手こずってしまうでしょう。
でもここ数年増えてきた「転職相談」という手段さえ使えば、ひとりきりで頑張るよりだいぶラクに仕事探しを進めていけるかもしれません。
「転職相談」とは、登録することで希望の仕事を代わりに探してくれるサービスです。
登録後に設定してくれる面談でエージェントが希望を聞いてくれて、こちらに合いそうな求人を紹介してくれるようになります。
▼転職相談を使う利点
- ゲームイラスト関連会社をかわりに探してくれる
- 今の仕事で忙しくても、無理なく転職先を探していける
- 通常の検索では絶対見られないレアな求人をおしえてもらえる
- 面接で直接会社に聞きにくいことを代わりに聞いてくれる
- ゲームイラスト業界の最新情報や会社のナマの実態を教えてもらえる
以下では例としてゲーム・イラスト系求人に特に強い転職相談を載せておくので、必要なときは参考にしてみて下さい。
公式サイト:https://www.workport.co.jp/

「ワークポート」は絵やイラスト関連の仕事の求人に強い業者で、業界未経験でも相談できるのが他の転職相談にはない大きなウリです。
またワークポートならではの利点が、全国地域に支店があり各地の求人にも幅広く対応していることです。実は他のイラスト・ゲーム系関連に強い転職相談サービスには、全国展開まで整えられている所はほとんどありません。
未経験歓迎だけあって対応は手厚く、履歴書・面接対策や無料セミナーも充実しています。ゲーム・イラスト関連職につくチャンスも、面談後にはだいぶ身近に感じられるようになっているはずです。
まとめ

とにかくゲームにこだわるか・・・あるいは幅広くイラスト制作の道に進んでいくか、選んだ方向性によって生き残る方法やリスクの大きさは変わっていきます。
未経験の新たな仕事を探すときはひとりきりでムリして頑張ろうとせず、転職相談などタダで使えるサービスも併用するのが成功の秘訣です。

