どうも、元ゲームイラストアートディレクターのハシケン(@conteanime)です。

そんな現場目線で今回は『絵の仕事は儲かるのか? 大きい収入を得たいならどんな稼ぎ方をすべきか?』ということについて、詳しく紹介していきます。

目次
そもそも論として、絵を描く仕事はちゃんと儲かるのか?

実は、絵で人並みに稼ぐことはそれほど問題なくできます。

ただしフリーランスで絵の仕事をする場合は才能や絵を描く速さ、クライアントとの繋がりによって収入に大きく差が出ます。
月収100万以上稼げる人も一部いますが、業界ですでに名の売れた人か1枚の絵を描く速さが猛烈に早い人です。そうでない一般的なフリーの人は、頑張って月収20万前後に届くかどうか・・・というのが相場でしょう。

絵で普通レベルの収入は得られるとして、大きく稼ぐこともできるのか?
結論として、絵の仕事で大きく儲かる状態までたどり着くことはけっして不可能ではありません。
有名な漫画家やイラストレーターなど、名前の売れている作家的ポジション以外でも絵の仕事で高い収入を得ている人は実は結構いるものです。
ただ・・・単純に絵を一枚描いていくらもらう価値観にとらわれすぎていると、単価と枚数を積み上げる以外に戦術がないのでなかなか年収を上げることにつながらない状況が増えてしまいます。
絵で普通のサラリーマン以上に大きく儲ける、稼ぎたいなら【戦略を立ててやらないと難しい】のが実情です。

一般的な絵の仕事で働いて、なるべく収入を上げていくためのコツ

ここでは絵を描く仕事で最も多いと考えられる『社員』『フリーランス』という2種類の立場において、どうすれば収入を上げて稼いでいけるかを見ていきます。
社員編
社員として収入を上げるにはなるべく上の立場に行く必要があります、出世をして給与額をいかに上げていくかが基本です。

- 絵を描くスペシャリストを極めるか?
- もしくは、管理職になるか?

いずれにしても、絵のセンスや画力はおそらく40歳を境に次第に衰えていく可能性が高いものです。
ずっと絵の仕事の会社員でいたいなら、将来的に描けなくなることも想定して進めていくのが無難でしょう。
フリーランス(平凡な)編

絵で稼ごうと思ったら、なるべく絵の枚数を多く描くことで収入を上げようとしているフリーの人がほとんどのはずです。
更に収入を高めるためには1枚の単価を上げる交渉をするか、一枚の絵を描くスピードを上げて月に生産できる絵の量を増やすことになります。
もちろんどちらも進めていけばいいわけですが人の手でとどく上限額があります。上限にたどり着いたときに果たしてその先の世界があるのか、あとは下がっていくだけなのか・・・考えておく必要もあるでしょう。
フリーでやる場合は、仕事の方向性を1種類に絞らないことが非常に重要です。極論、フリーの立場であれば何をしてお金を稼いでもいいわけです。
現在クライアントからもらう仕事だけをやってるなら空いた時間に絵を描いてアップできるストックイラストをやってみたり、ココナラで似顔絵やキャラを販売したり、ランサーズなどでスキルをお金に変える方法などいろいろやってみるべきでしょう。
手広くやっていけば収入の可能性が増えるだけじゃなく、一つがだめになっても別方向でカバーできるのでリスク回避策にもなります。
安全かつ戦略的に進めていけることにもつながるので、平均的なフリーランスであればあるほど視野を広く持って野心的に進めていくことが大切になるでしょう。
絵で『年収1千万円以上』を稼げる人になる、代表的な3つの方法


1千万というステージを目指すために絵で何をしていけばいいのか、最後に3つの方向に分けて紹介します。
名前で絵や作品が売れる人になる
まずは一番わかりやすいところで、有名になって著作物の印税などで稼ぐ方向です。漫画家、イラストレーター、ゲーム作家、芸術家・・・絵の関連する分野で大きく稼げる代表的な道と言えるでしょう。
もちろん達成するのは厳しく、成功してからも勝ち続けられるのは一握りの人しかいない狭き勝者の世界です。
そのぶんうまくいけば億単位の稼ぎ方だって見えてくるので、大きな夢のある道でしょう。

人に絵を描かせる側に立つ
上とは全く変わって、あなたが起業して絵を使ったビジネスを展開するイメージです。
自分自身で絵を描いていると稼げる収入にも限界がありますが、人の力を使えば得られる金額の桁が変わってきます。

この道を選ぶ場合は、あくまでもあなた自身は経営者や管理側として人に指示をしていく立場になる必要があります。
ビジネスとしてうまくいけば、社員やフリーとして絵一枚の単価で得ていた収入の何倍もの報酬が手に入ることへつながるでしょう。
何かを販売するために絵の力を活用する
最後に紹介するのが、絵自体を売らない方法です。

という感じですよねw;
絵ではなく何か他に売りたい商品・サービスがあったときに、販売するための集客や告知に絵の力を利用する手段です。
絵を販促の素材や広告的に用意して活用することで、絵を描いているだけでは到底届かないような対価を得ることが可能になります。もちろん、一般的なイラストレーターをやりながら別の商品を扱ってもOKです。
もしあなたが社員として企業に縛られない状況にいるなら、むしろ積極的に収入を得られる手段を複数試して確保していくことが稼ぎを上げる最も効率のいい方法でしょう。
そのなかで、せっかくある絵の力もツールとして使ってみようというのがこの提案になります。

まとめ

収入を上げたい、今より大きく稼ぎたいと思ったら目標の額を設定して達成するためになにをすべきか逆算的に洗い出すのがセオリーです。
そのなかで絵がどんなポジションを占めるのか、どう役立つのか、そんなふうに考えてみるといいかもしれません。

絵を売って稼ぐ、シンプルなそれだけの状態から少し目線をずらしてみることで新たに見えてくることは数多くあります。

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