どうも、元ゲームイラストアートディレクターのハシケン(@conteanime)です。
デジタルで絵を描きたい、イラストやマンガを始めたいと思って機材を一式そろえたけど思うようにいかず挫折してしまう・・・なんてひとは今でも少なくありません。
ということでこの記事では、デジタル絵を始めて挫折せずに進めていくための対策や秘訣を絵のプロ目線で詳しく解説していきます。
目次
はじめに、絵の仕事をしてたけどデジタルデビューは苦労しました…
最初はアナログメインだったんでデジタルは一切わからず、でも仕事をしていく中で時代的にもデジタルが必須となったので頑張って何とか習得しました。
・・・ただ慣れるまではホントきつくて『こんな道具で絵が描けるかー!』という感じでしたが、やがてなんとか描けるようになり今ではすっかりアナログで描かなくなったほどです。
ちなみに自分がデジタルで苦労してた時に職場の先輩に言われたのが、
『デジタルは単なる絵を描く道具に過ぎないんだから、いやなら使わなくたっていいんですよ』
・・・というものでした。
その一言でなんかすごく楽になれたというか、『あ、デジタルってただのツールか・・・!』と思ったらそれまであった変な力みが取れたんですよね。
デジタル絵は新しい技術の習得なのでどうしても最初なかなかしんどい部分はありますが、自分も紆余曲折を経て描けるようになりました。
だから描けずに悩む気持ちもよくわかりますし、次章以降に対策としてお伝えできることもいろいろあると思います。
デジタルイラストに挫折してしまう4つの要因と対策
ではまず、デジタルを始めたものの挫折してしまう人の多くがぶつかる4つの要素と対策を見ていきましょう。
①ソフトの操作がわからない・・・
デジタルお絵かきには、専用のソフトやアプリを使うことになります。
現在主流は高機能でコスパもいい『クリスタ(CLIP STUDIO PAINT)』というペイントソフトですが、プロも使うソフトなのでどうしても初心者さんにハードルが高いのも事実です。
ソフトの操作は確かに悩むところですが、最初はとにかく描くために必要な手順さえわかれば他は無視してもかまいません。
②デジタルで絵を描く手順がわからない・・・
ソフトの操作と重なる部分もありますが、実際どうやってデジタルできれいに絵が描いて塗っていけるかは最初誰でも悩む部分でしょう。
ただ基本手順さえ理解できてしまえば、あとはその派生で広がっていくだけです。なので筋となる手順からまずは理解しちゃいましょう。
デジタルでイラストを描く基本手法としては、【アニメ塗り】が有名です。
実はアニメ塗りさえわかってしまえば、デジタルの鬼門であるレイヤーの使い方やその他基本的な機能も一緒に理解できてしまいます。
アニメ塗りもYouTubeに動画があります、また過去記事でも取り上げてるので興味があれば確認してみてください。
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③ペンタブの感覚になかなか慣れない・・・
デジタルで描く人の多くが苦しむのが、鉛筆とは違うペンタブで線を描く工程でしょう。
実際こればかりは慣れの要素も大きいので、まずは手を動かして慣れるしかないのも確かです。
経験を重ねることとともにいくつかコツもあるので、興味があれば関連記事でペンタブの使い方やきれいな線画を描く方法などを参照してもらえたらと思います。
④人の絵と比べすぎてしまう・・・
今はデジタルの機能もあってか、とにかく絵の上手い人であふれています。
デジタルを始めたばかりの頃は参考にしようと多くの絵を見ると思いますが、うますぎる絵を見てこんなの描けるはずない・・・と凹む人もいるでしょう。
また、同じ時期に始めた相手が先に上達していくのを見てつらくなることもあるかもしれません。
でも本来、絵は他人と比べるものじゃありません。
絵を仕事にするわけじゃないなら、あなたの個性を表現することをまず大事にしてください。人と比べるのをやめることから、大きな前進は始まります。
少しでも早くデジタル習得したいときのおすすめ手段とは?
デジタルやクリスタで自由に絵を描くにはいくつかの知識と技術も必要です、でも独学だけで進めていると自分が取り組んでいることが正解かどうか判断つかずにムダな時間がかかりがちです。
実は絵やデジタルが早く上手くなりたいなら、絵のわかる第三者からアドバイスを受けながら練習する方が圧倒的に近道なんです。
せっかくデジタルの機材をそろえたのに絵を描く手順やソフトの操作がわからない、思うように描けない…と悩むなら一度「イラスト講座」で教わるとデジタルの理解やその後の成長がだいぶスムーズになるでしょう。
以下ではイラスト初心者さん~中級者まで人気の講座を例として紹介するので、思うように上達できず悩んだら参考にして下さい。
「イラスト・マンガ総合講座」
公式サイト:https://human-yakan.com/
全国展開している大手専門校「ヒューマンアカデミー」が一般の人向けに運営している『イラスト・マンガ総合講座』は講義や添削を通じアドバイスをもらいながら学べるので、独学のような不安や心細さも少なく実力アップをめざせます。
通いもありますが、最近は便利なオンラインや動画講座が多く利用されています。個人の好きなタイミングで学べるため、仕事や家事で忙しい人でもスキマ時間に自由なペースでイラストの技術を伸ばしていけるでしょう。
質問は講師に直接聞く以外に24時間対応のチャットまであるので、一人で絵を描いてて悩んでもすぐ疑問を解消できます。また受講終了後も教材が手元に残るので、苦手な部分も克服していきやすいでしょう。
学校運営だから当然かもしれませんが、絵の基本からデジタルスキル・キャラクターデザイン…など描いて楽しむ技術・知識をこれほど幅広く身につけられる講座は他にそうありません。独学でムダに遠回りせず、早く着実にうまくなりたい人に特におすすめです。
これからデジタルに悩まず描いていけるようになれるコツ
次に、今後悩むことなくデジタルを楽しんでいくためのコツを紹介します。
①あなたの好きなものだけを描いていこう
何より大事なのはあなた自身が好きなもの、興味のあるものを積極的に描いていくということです。
上手くなりたいと思ったら色々描かないといけないと考えるかもしれませんが、必要ないならそんなことしなくて大丈夫です。
せっかくデジタルで絵を描くんだから、思う存分好きなものだけ描いていきましょう。
②練習をノルマ化せず趣味として楽しもう
毎日これだけは描かなきゃ・・・と時間や題材を決めて頑張る人も多いですが、あまりキツキツにやってしまうと上手になる前にへばってしまいます。
①とも絡みますが、どうしても練習しないといけない事情がなければまずは好きなものを好きな時に好きなだけ描く・・・それだけでいいんです。
あなたの新たな趣味として余暇に手をちょっと動かしてみたり、SNSで使うためのアイコンイラストを作ってみたり・・・気楽に楽しむ姿勢こそ継続の秘訣です。
③絵の上達の先になにか目標を持ってみよう
デジタルに段々慣れて少し描けるようになると、もっと上手になりたいと考えるのが多くの人の共通認識でしょう。
そんな時にしっかり練習するのもいいですが、上手くなって絵で何をしたいのか一度考えてみるのもオススメです。
技術や画力の上達という概念を目指していると終わりが見えないテーマなので、行き詰まったときに結構しんどくなりがちです。
でも、絵を描いて上達した先にやりたいことがあるとそのために頑張れます。
- 作品を発表したい
- 人に描いてあげたい
- 副収入にしてみたい・・・etc.
目標は何だってOKです、上手くなった先でやりたことを見つけたら練習にも身が入ってより楽しく描いていけるようになれますよ。
まとめ
手順を通って必要な知識だけ覚えていけば、デジタル絵は決して難しいものでもありません。
むしろ便利な機能のおかげでアナログより絵が上手くなれて、データなので汎用性高く自由に使えることにもつながります。
自分もデジタルデビューはしんどかったですが今はデジタルでしか描かないですし、あの時頑張ってよかったなという想いしかありません。
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