どうも、元ゲームイラストアートディレクターのハシケン(@conteanime)です。
でも心配いりません、そんな想いはみんな何度も経験するものです。大事なのはどう乗り越えるかでしょう。
今回は長年絵を仕事にしてきた目線もふまえて、絵をまた描きたいと思えるようになるための実用的なアドバイスや具体的な手順をわかりやすく紹介します。
目次
あんなに楽しかったのに、絵を描く情熱が失われてしまう原因って?
まずは「絵が描きたいと思えなくなった」ときに多い原因から、見ていきましょう。
創造性の消耗、過労とストレスの影響
絵を描くのは楽しいことですが、たくさん描いたり日々の仕事が忙しい中であまりに無理して取り組んでいると疲れてしまう状況も増えるでしょう。
とくに過労とストレスは創造性を疲れさせ、結果として絵を描きたいと思わなくなってしまう悪因といえます。
あなたの心と体が休息を必要としてそうな時には、無理に絵を描かない姿勢も必要です。自分自身を大切にして、きちんと休息を取るようにしましょう。
モチベーションの喪失、批判や失敗への恐怖
人からの批判や描く絵がうまくいかないことの恐怖は、絵を描きたい気持ちを失わせるのに悪い意味で十分な破壊力を持っているでしょう。
とはいえ絵は自己表現の手段の一つで、批判されることや失敗することもふくめて成長の一部になるものです。
絵を描くことへの興味喪失の症状・・・ってどんなもの?
ここでは、実際に絵を描くことがしんどくなったらどうなるかも見ておきましょう。
創作の閉塞感や無力感
絵を描きたいと感じた時には、むしょうに創作の閉塞感や無力感をおぼえることもあるんじゃないでしょうか?
何を描いていいかわからない、自分の絵が好きになれない・・・と感じた時にはその感情をムリにおさえつけることなく逆に素直に表現してみるといいかもしれません。
創作に対する楽しみ自体が感じられない
絵を描くことが楽しくない、やる気が出ない・・・と感じることもたまにはあるでしょう。
でもそれはあなたの心が休息を必要としているサインかもしれません。そんな時は無理に絵を描くんじゃなく、心地よい状態に戻るまで休むことを優先してください。
新しいアイデアが浮かばない
絵を描くための新しいアイデアが浮かばない、という問題も出てくるでしょう。
そもそも創造性は新しい経験や情報から生まれるので、これまでにない体験をしたり違う視点から物事を考えることで新しいアイデアが出てくることが多くあるんです。
絵が描けないとあせらずに、まずは冷静に自分の感情を分析してみよう!
絵が描けないとどうしても焦りやいら立ちがつのりますが、そのままでは何も解決しません。
創作活動への興味喪失の心理学
絵を描くことに興味を失う体験は、世界中の多くのクリエイターたちが少なからず経験することです。
人によって一時的なものだったり、慢性的なものだったり違いはありますが多くの場合はストレスや疲れ・自身への過剰な期待が原因であったりします。
【クリエイティブなブロック】やバーンアウト(燃え尽き)の概念を知っておく
クリエイティブなブロックやバーンアウト症候群などは、創作活動を続けていく中でいつか出会うかもしれない障害です。
これらの症状をしったうえで自己診断できるようになっておくことは、あなたの心と体の状態を理解して適切な対策をとる上でも重要なポイントといえるでしょう。
ちなみに【クリエイティブなブロック】とは、ある人が創造的な作業をする能力が一時的に阻害される状況を指す言葉です。
作家・アーティスト・音楽家・デザイナー・・・など創造的な仕事をする人々によく見られ、原因はストレス・過労・自己批判・恐怖・圧力などがあげられます。クリエイティブブロックに陥ると、
- 新しいアイデアが生まれない・・・
- 何を作ればいいのかわからない・・・
- 自分の作品に満足できない・・・
- 作業に集中できない・・・
・・・などの状態に陥ってしまい、それまでのような創作活動が難しくなることがあります。
克服する方法は人それぞれですが休息をとるか新しい経験をする、また他のクリエイティブな活動を試したりメンタルヘルスをケアするなどがよくある手段です。
かつてのお絵描きへのモチベーションを取り戻すための5つの戦術
絵を描きたいと思わなくなった時にできる対処法はいろいろあるので、代表的な5つの手段を見ておきましょう。
自分自身が本当は何を求めているか考えてみよう
絵を描きたいと思わなくなった時、それはあなた自身と向き合うための時間なのかもしれません。
あなたが本当は何を求めているのか、何することが嬉しいのか理解することで再び絵を描きたい活力が湧いてくることもあるでしょう。
創造的なインスピレーションを見つける方法を取り入れよう
- なにか新しい経験をする
- 本を読む
- 映画を観る
- 自然に触れる
・・・などなど、絵を描くための創造的なインスピレーションやインプットできることはあなたの周りにあふれています。
ストレスを軽減し、心身の健康を維持しよう
ストレスを軽くするためには適度な休息や運動、好きなことをする時間を確保することが重要です。
クリエイティブブロックを解消するための練習をすすめよう
繰り返しになりますが、クリエイティブブロック自体は創作活動などをしているとほぼ誰にでも訪れます。
しかし新しい視点を得たり、環境を変えてみることでちゃんと解消することもできます。
新しいアートの形式を試してみる、または違う場所で描いてみる・・・など前向きに様々な手法を試してみましょう。
絵を描くことに対して新しい視点をさがしてみよう
時にはあなたの絵に対する視点を変えることが必要かもしれません。絵を描くことは、自己表現やストーリーテリングの手段であると考えてみましょう。
また絵を描くことの楽しさを再認識するために、絵を描く過程そのものをあらためて楽しんでみることも必要です。
少しでも早くデジタル習得したいときのおすすめ手段とは?
デジタルやクリスタで自由に絵を描くにはいくつかの知識と技術も必要です、でも独学だけで進めていると自分が取り組んでいることが正解かどうか判断つかずにムダな時間がかかりがちです。
実は絵やデジタルが早く上手くなりたいなら、絵のわかる第三者からアドバイスを受けながら練習する方が圧倒的に近道なんです。
せっかくデジタルの機材をそろえたのに絵を描く手順やソフトの操作がわからない、思うように描けない…と悩むなら一度「イラスト講座」で教わるとデジタルの理解やその後の成長がだいぶスムーズになるでしょう。
以下ではイラスト初心者さん~中級者まで人気の講座を例として紹介するので、思うように上達できず悩んだら参考にして下さい。
「イラスト・マンガ総合講座」
公式サイト:https://human-yakan.com/
全国展開している大手専門校「ヒューマンアカデミー」が一般の人向けに運営している『イラスト・マンガ総合講座』は講義や添削を通じアドバイスをもらいながら学べるので、独学のような不安や心細さも少なく実力アップをめざせます。
通いもありますが、最近は便利なオンラインや動画講座が多く利用されています。個人の好きなタイミングで学べるため、仕事や家事で忙しい人でもスキマ時間に自由なペースでイラストの技術を伸ばしていけるでしょう。
質問は講師に直接聞く以外に24時間対応のチャットまであるので、一人で絵を描いてて悩んでもすぐ疑問を解消できます。また受講終了後も教材が手元に残るので、苦手な部分も克服していきやすいでしょう。
学校運営だから当然かもしれませんが、絵の基本からデジタルスキル・キャラクターデザイン…など描いて楽しむ技術・知識をこれほど幅広く身につけられる講座は他にそうありません。独学でムダに遠回りせず、早く着実にうまくなりたい人に特におすすめです。
FAQ
最後にまとめとして、記事内のポイントをFAQ形式でまとめておきます。
Q: 絵を描きたいと思えなくなった原因は何ですか?
A: 原因は人それぞれで、ストレス、過労、自己批判、恐怖、圧力などが関係していることがあります。
これらがクリエイティブブロックを引き起こし、絵を描くことへの興味を失わせることがあります。
Q: クリエイティブブロックとは何ですか?
A: クリエイティブブロックとは、一時的に創造的な作業をする能力が阻害される状況を指します。
新しいアイデアが出てこなかったり、作業に集中できなかったりすることがあります。
Q: 絵を描きたい気持ちを取り戻す方法はありますか?
A: 自分の感情を理解してモチベーションを再獲得することで、絵を描きたいと思う気持ちを取り戻すことができます。
さらに、新しい視点を得ることや持続可能な創作習慣を形成することも役立つでしょう。
Q: クリエイティブブロックを解消するための練習はありますか?
A: 新しいアートの形式を試したり、違う場所で描いてみたりすることなど、様々な手法を試すことが推奨されています。
Q: 未来のクリエイティブブロックに備える方法はありますか?
A: クリエイティブブロックはあくまで一時的なものと理解し、持続可能な創作習慣を形成することが必要です。
自身を信じて、あなたにとって無理のないペースで絵を描き続けることが重要になるでしょう。
まとめ
絵を描きたい気持ちを取り戻すには、ムリせず継続できる創作習慣を形成することが大切です。
それは毎日一枚絵を描くことであったり、週に一度は練習を無視して自由に描く時間を設けることかもしれません。
今後またクリエイティブブロックに直面することがあっても、それは一時的なものだと理解しておいてください。そうするだけでも、気持ちがだいぶ楽になるはずです。
そして今回紹介してきたような対処法をあらかじめいくつか持っておければ、また自信を持って創作活動を続けていくことができるでしょう。
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