どうも、元ゲームイラストアートディレクターのハシケン(@conteanime)です。

絵は没頭するほど視野が狭くなって気づくとすごく疲れてた・・・なんてこともありがちですが、せっかく描くならなるべくリラックスして進めていきたいですよね。
今回は長年絵を仕事にしてきたプロの立場も踏まえて、デジタルで絵を描いて疲れず描いていける6つのコツを紹介します。

目次
デジタル絵の作業はアナログお絵描きよりも疲れやすい・・・?

そもそもデジタルで絵を描く行為は、紙に鉛筆やペンで描いてるより疲れやすい側面があると言われます。

デジ絵で疲れがちなワケ①モニターをじっと見続けている・・・
まずは、モニターを見続けて作業している状況がもっとも要因といえるでしょう。
ゲームや映画でテレビを見続けても疲れは出るわけで、それが絵であればなおさら集中して凝視することになるので疲労も溜まりやすく当然です。

でも途中で完全デジタル移行してからは明らかに目が疲れやすくなり・・・元々2週間使い捨てのコンタクトでしたがドライアイが強くなって、結局1日使い捨てのものに変えてなんとかなった感じでした。
本来疲れたらまず目を離すべきなんですが、絵を描く際に画面から目を離すことはしにくいので難しいところです。
デジ絵で疲れがちなワケ②キャンバスを拡大表示しすぎている・・・
デジタルで絵を描くと、細かいところを描き込むときにどうしてもキャンバス表示を拡大していきます。

拡大すればするほど、実際に描き込む量も増えていきます。つまり画面を凝視している時間も比例して長くなっていきます。
さらに作業が細かくなっていくと、終わりが見えなくなることにも繋がる恐れがあります。絵を描く工程がいつまでも続くと思うと精神的にも疲れてきて、目以外に気持ちもしんどくなってくるはずです。

デジ絵で疲れがちなワケ③椅子や床に座り続けている・・・
絵を描くときはどうしても長い時間集中しているので、椅子に座り続ける状況が生じてしまいます。
最近は長く椅子に座っている会社員の健康問題なども叫ばれていて、むしろ立ったままの仕事を推奨する企業も出てきたくらいです。

もし立ちながら絵を描けるなら今より楽になる部分もあるかもしれませんが、なかなかそういかない人も多いんじゃないでしょうか。
これでもうデジ絵を描いてて疲れなくなる!?効果大な7つの対策法


上の章で取り上げたこと以外に有効そうなことを順に紹介するので、疲れて絵が嫌いになりそうになる前にぜひ試してみてください。
①お絵描き環境を改善する
まずは、今デジタル絵を描いている環境から見直してみましょう。
- 机は高すぎないか、狭すぎないか?
- 椅子は丁度いい状態か、もっといい椅子にしてみるか?
- 板タブを液タブにしてみるか、逆にしてみるか、タブレットを使うか?
・・・などなど。絵を描く環境自体がよくないと、どうしたって疲れることが増えていきます。

画面の大きさや向きも見直してみましょう
カンタンな配置換えや家具の高さを見直すことでもだいぶ変わるので、可能なところから始めてみましょう。
②片手デバイスを使ってみる
ショートカットキー操作のために机の上やキーボード上に常に手を置いているなら、キーボードではなく『片手デバイス』を使うことでだいぶ楽にできます。

©セルシス『タブメイト』
クリスタを出してる会社の『タブメイト』などが有名ですが、それ以外でもBluetooth対応のゲームコントローラーで自由なボタン設定ができるなら何でも使えます。

片手に収まるサイズ感がおすすめです
ペンを持つ側の手は仕方ないですがショートカット操作側の手を自由な体勢にすることで、かなり疲労は軽減できます。

③ブルーライトカットレンズを使う
目に来る疲れがメインなら、ブルーライトをカットするメガネなども試してみましょう。

値段もそこまで高くないので、特に目が辛い場合はまず試してみましょう。
④練習量を減らして楽しく描ける時間を増やす
やみくもに練習する時間が多いと感じるなら、少し毎日の作業量を調整してみるといいでしょう。
また練習に時間を割くだけじゃなく好きな絵を描くことにも時間を回せれば、ノルマ感を減らして精神的に落ち着くこともあるかもしれません。

⑤定期的に椅子から立ち上がり、外で運動もする
描き続けていることで疲れるなら、立つ時間を増やしたりふだんの生活でウォーキングや筋トレなどを適度に取り入れるのも有効です。
なんだかんだいても体を動かしたり、外に出ることでリフレッシュにつながる部分は多いものです。
特に絵は画面に向かって気持ちも体も集中せざるを得ないので、意図的にその状況から解き放つ工夫が必要です。

⑥たまにはアナログで描いてみる
デジタルで疲れるなら、気分を変えてアナログで絵を描いてみるのもいいでしょう。
完全移行とまではしなくていいので、やることを少し変えてみることで頭や腕を休めることにもつながります。
⑦キャンバス拡大表示を400%以上(例)にしないと決める
具体的な数字は何でもいいですが、もし細かく描き込みすぎて疲れるようならある程度ルールによって縛ってしまうのも一つのやり方です。
特に500%以上にまで拡大してやっている場合、ほとんどは他人から見るとそこまで見ない部分の作業だったりするものです。

早くデジタルに慣れて自由に描きたいなら効率いい手段も使ってみよう!

デジタルやクリスタで自由に絵を描くにはそれなりの知識や技術も必要ですが、独学だけで進めていると練習が正解かわからず遠回りになりがちです。
実は絵やデジタルが早く上手くなりたいときは、絵のわかる第三者からアドバイスを受けながら練習した方が圧倒的に近道なんです。

逆にもしそういう人が身近にいないなら、一般向けのイラスト講座を使えばひとりでやみくもに進めるよりだいぶスムーズに上達していけるでしょう。
以下ではデジタルイラストやクリスタ初心者さん向けの講座を例として紹介しておくので、上達できず悩んだら参考にして下さい。
「デジ絵ワークショップ」動画講座

公式サイト:https://cm.clipstudio/video-course
『デジ絵ワークショップ』はクリスタの操作とデジタル絵の基本「アニメ塗り」が覚えられる【デビュー編】、さらにクリスタの特殊機能を学べる【レベルアップ編】で構成された動画講座です。
購入者だけが視聴できるYouTubeの限定公開システムにより、多くの人が普段から見慣れているYouTubeのあの画面でいつでもどこでも受講できます。

※動画講座の画面、右上は講師のハシケン(本人)ですw
内容がわからないときは動画ごとのコメント欄に書き込めば直接講師より回答が届くので悩んで手が止まることも少ないでしょう、受講者の年代が30~70歳以上と幅広いのも特徴的です。
支払いは初回購入時のみで一般の講座よりも安く視聴も無制限なので、受講期限にあせることなくあなたのペースでじっくり学んでいけるでしょう。
今すぐクリスタを覚えて「早くデジタルで自由に絵を描きたい」大人の方におすすめしたい、使い勝手のいいデジタル講座です。
まとめ

デジ絵で疲れるときは、今どういう状態で描いてて疲れているのかをまず確認するのが大切です。
原因さえわかれば、改善してラクに描いていくことだってできるようになります。

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