どうも、元ゲームイラストアートディレクターのハシケン(@conteanime)です。
自分でビジネスやってたりブログを持ってて、

・・・とか、

・・・とか思うことってないですか?
ということで今回は、自分で絵を描いてブログやビジネスに使いたいと思った時に気をつけるべき部分をまとめてみました。
絵やキャラクターの効果は絶大ですが、使い方を間違えると逆効果になることもあるので使い所に注意してうまく活用しましょう。
目次
アナログじゃなくデジタルで描く!

初心者が紙に鉛筆などで描いたものをスキャンすると、汚くなりがちです。きれいに見せるには『ゴミ取り』という作業をしたり色調補正といった手間をかける必要が出てきます。
あえてそんな手間を掛けるくらいなら最初からデジタルで描きましょう、描いて画像化したらそのまま素材として使えます。

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線と色を綺麗に描こう

とにかく、描く時にはくっきり描くことを意識してみましょう。線はくっきり仕上げて色もハッキリ塗って・・・画力が低くても見やすく描く姿勢がすごく重要です。

プロを目指すんじゃなくて純粋に絵の活用にこだわるなら、上手すぎる必要はないので画力はそこまで気にしなくて大丈夫です。見る人がわかるかどうかをまずは強く意識してください。
なるべく大きく見せよう

例えばブログ記事の中で使う画像の場合、可能な限り大きく見せることを強く意識して下さい。
最近は特にスマホで見られる割合が多いので、小さい画面になった時に見にくくなってしまうとせっかくの絵の活用が逆効果に働いてしまいます。
なるべく大きく見えるように素材は用意し、やたら細かく描き込みすぎないようにしましょう。

フリー素材と組み合わせて使ってみよう

ビジネスやブログに絵を使おうというと何もかも描くのか・・・と面倒な気持ちになるかもですが、自前のキャラなど必要なところだけ自分で描いてあとはフリー素材と組み合わせる方法だっていいんです。
例えば上の当サイトのアイキャッチイラストはブログ記事ごとに描き下ろしていますが、キャラ以外の背景などは『CLIP STUDIO』備え付け素材や『イラストAC』の背景素材をちょっと加工して使ってることがほとんどです。

メインはブログの中身なので絵に時間かけすぎるのはそれはまたそれで違うと思ってるので、アイキャッチは毎回○分以内という縛りを設けてやってます。
伝えたい情報にどうしても必要な絵だけ自分だけ描いて、そうでもない部分は既存のイラストを利用する・・・というのが賢いやり方じゃないでしょうか。
★実際のフリー素材の使い方に関しては、イラスト背景にフリー素材を使う方法!絵のたくみなごまかし方にも役に立つ?を参照してください。
画像形式『JPG』と『PNG』の使い分け

自分で描いた絵を保存する際は、JPG、PNG、BMP、GIF、PSD・・・などなど様々な形式が選べます。
サイト上で固定の絵として使う場合は、JPGかPNGを選びましょう。基本はJPGで、透明の要素をもたせたい場合にPNGを使うと覚えましょう。
上のアイキャッチのように、描いた絵がPNGで保存してあれば別の背景画像(水色のエリアです)の上に置いても自然に見せられますが、JPGだとデフォルトでキャラ外に白い部分が自動的についてくる(設定で色々変わります)ので不適当です。

★絵のデータの保存に関しては、クリップスタジオの画像データを保存・書き出しする方法を覚えようを参照してください。
実際に情報発信で絵を使ってる人の真似をしよう

絵を使っていく時に実際どんなイメージでやっていけばいいのかは、悩みどころだと思います。

好きにやってしまってもちろんいいんですが、不安に思う気持ちがあるなら誰かを真似してみるのが一番いい始め方でしょう。

ブログやビジネスで自分の絵やキャラを使う時の注意点

おしまいに、絵やキャラをブログやビジネスサイトに使う際に特に気をつけたい部分をいくつかまとめておきます。
無駄な設定を作りすぎない
ビジネスでもブログでも、情報を受け取ってくれる相手は基本的に『一見さん』です。
オリジナルキャラがやたら濃い設定だったり、キャラ同士の掛け合いが前回を見てないと全く意味不明に感じられると即離脱されます。

デザインしといてなんですが、性別以外は年齢も決めてません
情報の読み手が疎外感を感じさせないよう、不必要な設定は不用意に表に出さないほうが得策です。
明確なターゲットが設定されてるわけじゃないなら、一見さんでも問題なく見れるものになってるかどうかを重視しましょう。
数を多くしすぎない
オリジナルキャラを使うようになるかもしれませんが、キャラ数が多くなりすぎると見てる方は疲れます。
記事内に意味なく登場キャラを増やすのはやめましょう、自己満足になりがちです。
漫画雑誌の読み切りでも、キャラがやたら多いと読んでて疲れますよね? 受け取り手の中で新しい情報が定着するまでには思ってる以上に時間がかかるものです。
ブログなどでも同じように考えましょう。読み手を無駄に疲れさせる方法は極力取るべきじゃありません。
絵柄次第で読み手が変わる可能性を覚悟しておく
絵を描いて使う場合、絵柄によって情報を受け取る層が多少変わる場合もあります。
萌え絵が嫌いな人もいれば、劇画タッチが苦手な人もいます。だったらいっそメジャーなフリーイラスト素材を使ったほうがいいのでは・・・と思ったかもしれません、一面においては正しいです。
でも、素材を使えばあなたの個性は消えて『差別化』はかなわなくなります、その先の『ブランディング』なんて夢のまた夢になります。
絵を描いて使う目的の中に他サイトや企業との違いを出すためという側面があるなら、フリーイラスト素材(特にキャラ)は必要最小限におさえるべきでしょう。

戦略次第では『ブランディング』も出来ます、ゴールを決めた上でメリット・デメリットを判断していきましょう。
★ブランディングに関しては、セルフブランディングのやり方を知ってあなたの未来を切りひらけ!を参照してください。
絵が情報の邪魔にならないように
絵を使うことが楽しく見た目に派手になるといって、数が多すぎても肝心の情報が目立たなくなってしまう場合があります。
ビジネスやブログで絵を使う時は、紹介したい商品や情報がメインであり基本的に絵は添え物というバランスが一番やりやすいです。

絵に頑張りすぎて本末転倒にならないように
絵が楽しくなってきたからって、絵に時間をかけすぎて肝心のビジネスやブログの内容が小さくなっていってしまわないよう気をつけましょう。
また、描いた絵素材はしっかり保管しておいて、以降使いまわすことで効率よく進めていきましょう。

まとめ

自分で描いた絵を表現として使えば、他の誰でもないあなたならではの世界観が作られます。
上手い下手とかじゃなく、わかりやすく伝えたいと配慮しているあなたの姿勢が情報の受け取り手に伝わっていくでしょう。
