どうも、アートディレクターのハシケン(@conteanime)です。

レイヤーはうまく分けられるかそうでないかで、作業効率もかなり変わってきます。
ということで今回は特に初心者さん向けにレイヤーを分けるタイミングやコツをま紹介していくので、是非参考にしてみて下さい。

目次
新規レイヤーを作成したら必ず名前をつけよう!

クリップスタジオに限らないことですが、デジタルで絵を描いているとレイヤーはどんどん増えていきます。

そういう意味でも、レイヤーはなるべくわかりやすい状態にしておく必要があります。
はじめのうちは、新規レイヤーを作成したら必ず名前をつけるクセをつけてみましょう。

「ラフ」「線画」「肌」「シャツ」「影」「光」・・・などなど、作業工程やパーツごとにわかりやすい名前をつけておくだけでも管理はかなり楽になるでしょう。

方法は上のように「レイヤー1」と書かれてるあたりをダブルクリックすると直接入力できるので、任意の言葉を入れてエンターを押せばOKです。
iPadのクリップスタジオアプリでレイヤーに名前を付ける方法
もちろんiPadでも同様にできます。
「レイヤー1」のあたりをダブルクリックしたら入力できるようになるのでキーボードなどから直接打ち込むか、カバーがなければ下から画面上にキーボードがせり上がってきます。


描く工程ごとにレイヤーを分けていこう

※当サイト主催の一日クリップスタジオ講座の様子です
デジタルで絵を描いていると、様々な工程を経て進んでいくことになります。
基本的なこととして工程が変わればレイヤーは必ず変わります、同じレイヤーのまま次の工程に進むということは普通ありません。

線画の細部や難しそうな箇所はどんどんレイヤーを分けよう

絵の中で細かいパーツや、他と比べて明らかに手こずりそうな場所はそこだけ別レイヤーで線画を分けて描いていくのも一つの手です。

分けておくことであとからの直しや移動もカンタンになります、くっつけておくと面倒かも・・・と感じる部分があれば積極的に分けていきましょう。
複数の細かい線などを描き込む「タッチ」もなるべく分けておきましょう。大元の線画と一緒にしてしまうと着色時に塗り残し箇所が増える原因にもなってしまいます。

線画を分けておくと着色時に面倒になると思う人もいるかも知れませんが、記事の最後に紹介するレイヤーの結合という方法もあるので大丈夫です。


色ごとにレイヤーを分けておこう

塗り方の手法にもよりますが、アニメ塗りなどの場合には基本的に色ごとに必ずレイヤーを分けておきましょう。


同じレイヤーで復数の色を塗ってると、一方の色だけ後から調整したい状況で選択や分離などの手間が必要となってしまいます。
レイヤーの結合とレイヤーフォルダでの管理も活用しよう

上の方でも少し紹介しましたが、レイヤーが多くなりすぎた場合はレイヤーを「結合」して1つにする方法もあります。
結合したいレイヤーを複数選択(Shiftで一連、Ctrlで指定)したうえでメニューバー-「レイヤー」-「選択中のレイヤーを結合」したり、もしくはレイヤーパレットの転写や結合のボタンを使います。


さらに、「レイヤーフォルダ」もレイヤー管理に積極的に活用していきましょう。

工程ごとにレイヤーフォルダを作成して分けてもいいですし、復数キャラを描くときはキャラごとにフォルダを分けておくとレイヤーが数百枚あってもだいぶ楽になります。
レイヤーを即座に見つける!操作ツールのサブツール「レイヤー選択」


そんなときは、操作ツールの「レイヤー選択」でキャンバス上の探したい部分をクリックすればレイヤーパレット内の該当レイヤーをアクティブにしてくれます。

まとめ

とにかくレイヤーは『悩んだら分ける!』を基本に進めたら大丈夫です、細かく分けすぎてワケわからなくなったら適宜結合しましょう。
あとから分けるよりもあらかじめ分けておいて結合するほうが明らかに楽なので、ぜひ今回の内容を頭に入れた上で状況に応じて活用していって下さい。

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