どうも、元ゲームイラストアートディレクターのハシケン(@conteanime)です。
クリップスタジオ(=クリスタ)を構成している要素の大きな部分がツールやカラーと言った「パレット」と呼ばれる領域です。
「ツールパレット」「サブツールパレット」「ナビゲーターパレット」等々、それぞれ自由に動かして好きなところに置くことができますがその配置の総称を「ワークスペース」と呼んでいます。
ということでこの記事では、クリスタのワークスペースの設定方法とパレットについて詳しく解説します。
目次
ワークスペースの変更方法
インストールしたてのクリップスタジオは多くのパレットをこれでもかと表示している状態です。でも使っていくうちに使用頻度の少ない、もしくは全然使わないパレットも出てくるでしょう。
そのときは不要なパレットを消したり、あるいは逆によく使うパレットを新たに表示したりしましょう。
パレットを動かして新たに構成したあなただけのワークスペースは登録もできるので、次回クリップスタジオを立ち上げたときも同じ作業環境でやりたい場合は保存しておくのがポイントです。
保存&読み込みする方法
[メニューバー]-[ウィンドウ]-[ワークスペース]を開くと、ワークスペースに関連した様々な操作が表示されます。
今のクリップスタジオのワークスペースを保存したい場合は「ワークスペースを登録」に名前を入れて保存します。
- パレットの位置情報・表示状態
- ショートカットの設定
- コマンドバーのレイアウト
- 環境設定の単位設定
ウィンドウにも書いてありますが上記の4つの要素が保存されます、ワークスペースは複数登録もできるので例えばイラスト用や漫画用など用途に合わせたワークスペースを使い分けてみるのも面白いでしょう。
パレットの動かし方や操作・設定方法のまとめ
それぞれのパレットはタブを掴んでドラッグできます。適当なとこで離して置くのもいいですし、パレット同士の間に置きたい時はドラッグして持っていくと挟み込める箇所で赤いラインが表示されるので離すとその場所に配置されます。
縦のパレット間に挟んだり、横並びの中に列として加えたりと自由に動かせるので試してみましょう。
もし動かしたパレットを初期状態に戻したいときは[メニューバー]-[ウィンドウ]-[ワークスペース]を開いて「基本レイアウトに戻す」をクリックすればいつでも戻せます。
パレットの幅を変える方法
パレットは基本的に幅や高さを自由に変更できます。パレットの側面にポインターを持っていくと両方に伸びた矢印へと変わるのでドラッグで幅が変えられます。
上下の高さを変えたい場合も、同じように境目に持っていくと変えることができます。
パレットを固定する方法
もしパレットの横幅や高さを動かしたくない、固定したい場合には[メニューバー]-[ウィンドウ]-[パレットドック]を開いて「パレットドック幅を固定する」を選択することで固定できます。
ただあくまで幅の固定なので縦の高さに関しては動きます、高さは現状固定できません。
パレットが消えたらいつでも[メニューバー]の[ウィンドウ]を開こう
パソコン版ではそれほどないかもしれませんが、ipad版クリップスタジオアプリを使用している時はAというパレットを開いたせいでBのパレットが隠れて行方不明になるという状況も多いでしょう。
パレットが消えた、行方不明になったような場合は[メニューバー]-[ウィンドウ]を開きパレットを探して名称欄左にチェックを入れると再表示できます。
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クリップスタジオのワークスペースに関するその他のポイント
ワークスペース専用のアセットが公式に数多く用意されている
[メニューバー]-[ウィンドウ]-[ワークスペース]を開き「ワークスペース素材を探す」を押します。
色々な人達の作成したワークスペースをダウンロードできる画面が開くので、興味のあるものがあれば試してみるのもいいでしょう。
★素材に関しては、クリップスタジオ素材の使い方とダウンロード方法をマスターしよう!で詳しく解説しています。
プロの使っているワークスペースもダウンロードできる!
またネットで検索すると、プロの作ったワークスペースが無料で配布されているサイトも多く見つかります。
絵のプロ独自の考えに基づいて構成されているので必ずしも最適なものかはわかりませんが、ワークスペースの使い方の勉強になるかもしれません。
まとめ
クリップスタジオは機能やカスタマイズできる部分が多く、構成1つで絵を描くうえでの快適さがガラッと変わったりもします。
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クリップスタジオをパソコンで使うおすすめスペックと機種の選び方