どうも、元ゲームイラストアートディレクターのハシケン(@conteanime)です。
クリップスタジオ(=クリスタ)で絵を描いていてキャラの周りに縁取りをしたい、描き文字の周辺に白でフチをつけたい・・・なんて状況もあるんじゃないでしょうか?
実はクリスタには縁取りするための様々な方法があり、なかにはクリック一発でできるカンタンなものも存在しています。
目次
①レイヤープロパティの「境界効果」を使う
最初に紹介するのは、「レイヤープロパティ」の「境界効果」を使う方法です。
レイヤーを選択した状態でレイヤープロパティ上の「境界効果」のボタンを押すだけで、レイヤーに描かれた線や文字の周りにフチが現れます。
「フチの太さ」で縁のサイズを変えられ、カラーサークルやカラーアイコンで色を選び「フチの色」の右端にあるバケツをクリックすると色も変えられます。
またもしレイヤーを複数つかっている絵のデータに縁をつけたい場合は、レイヤーフォルダーに格納した上で「境界効果」を使いましょう。
縁取りペンとしても使える!
「境界効果」で縁をつけているレイヤー上なら、ブラシで描いていくと自動でフチがつきます。
レイヤーフォルダを使うことで縁を二重にすることも!
ちなみに「境界効果」をかけたレイヤーをフォルダに格納して、そのフォルダに対しさらに「境界効果」をかければ別々の色で二重にフチどることもできます。
もちろんiPadでも同様にふちどりできる!
ちなみにiPadではどうやればいいのという質問もネット上にちらほら見かけますが、全く同じやり方で可能です。
できない場合はおそらくレイヤープロパティが表示されていないことが理由なので、メニューバーの「ウィンドウ」-「レイヤープロパティ」にチェックをいれてみて下さい。
②選択ツールを使う
次に紹介する縁取りの方法は選択範囲関連のツールを使うやり方です、操作的に似たようなものもありますが一応3つに分けて紹介します。
まずはじめにクリップスタジオの基本事項として、レイヤーに描かれたものはレイヤーパレットのサムネイルをCtrl+クリックで「選択」することができます。
①選択範囲を「拡張」する
メニューバーの「選択範囲」や選択範囲ランチャーから「選択範囲を拡張」し、出てきた小窓で数字を入れて拡張します。
そのまま新規レイヤーを対象の下に置いて、メニューバーから「編集」で「塗りつぶし」ます。
②「選択ペン」を使う
選択範囲ツールのサブツール内にある「選択ペン」は、ブラシのように描いたものを直接選択範囲にしてくれます。
なので文字などを描いた上でまず塗りつぶし、その後は上の①と同じく拡張して別レイヤーなどで塗りつぶせばフチが作れます。
③「選択範囲をフチ取り」を使う
選択している状態でメニューバーの「編集」-「選択範囲をフチ取り」を押すと小窓が出てくるので、任意の設定を入れるとフチ取ることができます。
③「ぼかしフィルター」を使う
他とは若干毛色が異なりますがメニューバーの「フィルター」にある「ガウスぼかし」などをつかって、対象の周りにフチ的な効果を作ることができます。
まずは描いた線や文字をコピーし、「フィルター」の「ぼかし」-「ガウスぼかし」を選択します。小窓が出てくるので任意で設定して、OKを押します。
ぼかしたレイヤーをコピー元の下に配置して、必要に応じて透明ピクセルをロックし別色で塗りつぶしてつかってもいいでしょう。
少しでも早くデジタル習得したいときのおすすめ手段とは?
デジタルやクリスタで自由に絵を描くにはいくつかの知識と技術も必要です、でも独学だけで進めていると自分が取り組んでいることが正解かどうか判断つかずにムダな時間がかかりがちです。
実は絵やデジタルが早く上手くなりたいなら、絵のわかる第三者からアドバイスを受けながら練習する方が圧倒的に近道なんです。
せっかくデジタルの機材をそろえたのに絵を描く手順やソフトの操作がわからない、思うように描けない…と悩むなら一度「イラスト講座」で教わるとデジタルの理解やその後の成長がだいぶスムーズになるでしょう。
以下ではイラスト初心者さん~中級者まで人気の講座を例として紹介するので、思うように上達できず悩んだら参考にして下さい。
「イラスト・マンガ総合講座」
公式サイト:https://human-yakan.com/
全国展開している大手専門校「ヒューマンアカデミー」が一般の人向けに運営している『イラスト・マンガ総合講座』は講義や添削を通じアドバイスをもらいながら学べるので、独学のような不安や心細さも少なく実力アップをめざせます。
通いもありますが、最近は便利なオンラインや動画講座が多く利用されています。個人の好きなタイミングで学べるため、仕事や家事で忙しい人でもスキマ時間に自由なペースでイラストの技術を伸ばしていけるでしょう。
質問は講師に直接聞く以外に24時間対応のチャットまであるので、一人で絵を描いてて悩んでもすぐ疑問を解消できます。また受講終了後も教材が手元に残るので、苦手な部分も克服していきやすいでしょう。
学校運営だから当然かもしれませんが、絵の基本からデジタルスキル・キャラクターデザイン…など描いて楽しむ技術・知識をこれほど幅広く身につけられる講座は他にそうありません。独学でムダに遠回りせず、早く着実にうまくなりたい人に特におすすめです。
まとめ
ちょっと変わった雰囲気を出したい、もしくはキャラの下に白いフチを加えたいときなどに今回の機能は非常に有効です。
▼次はコチラ!
クリップスタジオをパソコンで快適に使うおすすめスペックと機種の選び方