どうも、元ゲームイラストアートディレクターのハシケン(@conteanime)です。

このワークショップにお申し込みいただく際の質問でよくあるのが・・・
- 「あまり絵を描いたことがなくて・・・参加して大丈夫でしょうか?」
- 「絵は好きなんですが、幼い頃から絵心がなくて・・・」
・・・という不安そうなご相談です。

★絵が下手で悩んでいるなどの場合は、絵が下手と悩む人にありがちな特徴と打ち破る上達方法とは!?が役立ちます。
絵心の定義とは?

※記事中の写真は、すべて当サイト主催のワークショップのものです
え‐ごころ〔ヱ‐〕【絵心】
1 絵をかく心得や趣味。また、絵を理解する能力。「絵心がある」
2 絵をかきたい気持ち。「絵心が動く」
※コトバンクより引用
絵がわかってまともに描けるなら絵心があると言っていいようです、また純粋に興味があって描いてみたい意志も絵心と呼ぶそうです。
では、まともな絵というのはどういうものでしょう?
- デッサン力が高い
- 緻密な描き込み
- いきいきとしたキャラクター
- 見たこともない世界観

テレビ朝日:アメトーーク「絵心ない芸人」のインパクト

※アメトークと写真とは一切関係ありません
アメトークの人気企画である「絵心ない芸人」は、自分もよく見ています。
絵心ない芸人さんに多く見られる共通点は、大人になる前に絵を描くのをやめている・・・ひいては子供の(しかもおそらくそうとう幼い)頃にしかまともに絵を描こうとしなかったという部分ではないでしょうか?
▶参考記事:絵が下手と悩む人にありがちな特徴と打ち破る上達方法とは!?
上の記事でも触れていますが絵に対する苦手意識が強い人は多くの場合が幼い頃に描いた絵を親に褒められなかった、もしくは誰かにからかわれたことで絵を描くこと字体が嫌になってしまい楽しく絵を描くに至らなかった・・・ということのようです。

絵心とか気にしなくて良くなるためにも、まずもっておきたい考え方

今現在プロとして絵の仕事をしているほとんどの人たちが、小さい頃から絵を描くのが好きでずっと描いてきて仕事にしているでしょう。
当然ながら絵の技術向上のトレーニングに費やした時間は、そうでなかった人とは桁違いです。
あなたが今やっている仕事や趣味などを思い返してもらえればわかるでしょうが、過去その部分に注ぎ込んだ情熱や期間があったからこそ現在他の人より一歩も二歩も先に行けてるはずです。
▶参考記事:絵の才能がないと悩むよりも前向きに進める効果的な方法をおさえろ!
特に絵というものは上の記事にも書いていますが、本質的にセンスが備わってるかどうかという部分で分岐してしまうことは否定できません。
高いセンスを持った人がさらにうまくなるためのトレーニングに膨大な時間を費やし、人に負けないよう必死で練習してきたのですからそもそもおいそれと近づけるはずはありません。
絵心がない、でもできることなら絵を描いてみたい・・・そこで思い悩むならまずは上手すぎる人と比べることからやめてみるのはどうでしょう?
目標を見つけるのはいいことですが、頑張れば手の届く範囲からまずは狙ってみるといいかもしれません。

今より少しでも絵が上手くなるための練習・方法

絵が苦手と思うなら、まずは見て描くことだけに専念してみてください。
描けない人の多くが思い込みだけでモノやヒトを描こうとしてしまっています、模写でもデッサンでもまずはちゃんと描く対象を見てなぞっていくつもりで描きましょう。
そのなかで、物や人の構造がどうなっているのかにも少しずつ意識を持っていくようにしてください。そうすることで絵のうまい人達が構造をどのような意図で絵に起こしているのか、次第に見えてくると思います。
絵は基本的に「3次元を2次元のキャンバスに落とし込む作業」です、そのためには3次元の人や物体の構造を知った上で2次元に変換する必要があります。
幼い頃から無数に描いてきた上手い人はその変換が自然にできていますが、特訓をしてこなかったらスムーズに行くわけありません。
落とし込みをするためにもまずはしっかり見て、構造を理解し、想像力もフル稼働させて描いていきましょう。

▶参考記事:絵が上手くなる方法をイラスト監修アートディレクターが伝授します!
デジタルお絵描きデビューのすすめ

上手くなる方法ともつながりますが、今はパソコンやタブレットと言ったデジタル機材で絵を描く人が非常に増えています。
絵心ないと悩んでいる状況だと二の足を踏むかもしれませんが、むしろまっさらな状態だからこそデジタルで始めるのもアナログで描くのも変わらないとは思いませんか?
デジタルにはアナログにはない、様々な便利な機能が備わっています。
▶参考記事:デジタルで絵を描く!でも初心者はアナログで上達してからの方がいい?
上の記事にも詳しくまとめていますが、デジタルの機能を使えばアナログよりも絵を調整することがしやすいので絵の見た目をより良くすることが誰でもある程度できてしまいます。



デジタルで描けるようになりたい、もっとクリスタを使いこなしたい、絵の悩みを誰かに相談したい…そんなときはどうぞ♪
まとめ:絵は楽しく描いてなんぼ!

ワークショップで講師をしている、映り込みの激しいハシケンです
自分は長年絵の仕事をしてきましたが、仕事になった瞬間から絵を描くこと字体は楽しみというよりも純粋に生きる糧になりました。
幸せなことですが同時にさびしくもありました、実際ここ数年は絵を心から楽しんで描いているような状況はほとんどなかったと思います。

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