どうも、元ゲームイラストアートディレクターのハシケン(@conteanime)です。
絵を描くのが好きでイラストなどをずっと描いていると、本格的な就職までいかなくても自分の絵で収入を得たいとか副業・副収入を考えることもあるんじゃないでしょうか?
ひとことでイラストレーターと言っても当然絵のレベルは様々なので、これは売れるよなあ・・・という人からこれは売れないかあ・・・という人までまさにピンきりの世界でした。
今回はそんな絵の仕事の現場目線も交えて【イラストが『売れるレベル』にあるとはどういうことか?】単純な言葉の定義から判断基準、さらに自分の描いている絵を売れるレベルにするために必要な3つの秘訣まで詳しくまとめます。
目次
イラストが『売れるレベル』にあるとは、どんな状況を指すのか?
単純に言って、描いた絵に対して誰かがお金を払ってでもその絵がほしいと思ってもらえることこそ『売れるレベル』にある絵やイラストだと言っていいでしょう。
逆説的にいえば買いたいと思ってもらえない絵やイラストは、残念ながら『売れるレベル』ではないということになります。
画力の未熟な絵でも売れるのか?
ここで少し難しいのが、必ずしも画力の高い絵だけが売れているわけでもないという現実です。
個性的な魅力だったり、絵柄が今風だったり・・・売れる絵にはいくつかの要素があります。
どうしても絵というのは見る人の主観的な好みが大きく作用するので、一概に言い切れない部分もあるものです。
画力自体が未熟でも売れる絵はたしかにありますが、とはいえ『下手でもいいや』と考えるのはさすがに傲慢で危険です。
作ったものに対してお金を払ってもらう以上、下手でもいいという姿勢だと必ず買い手に見透かされます。
自分の描いた絵やイラストが「売れるレベル」に達しているか調べる方法
今は自分のブログサイトやSNS経由でも買ってもらうことが出来ますし、様々なプラットフォームで描いた絵を販売することも可能です。
絵の商品案を考えたり、集客したり販売方法を考えたり・・・とやらなきゃいけないことは色々ありますがとにかく実際に売ろうとすれば買ってもらえるかどうかがハッキリします。
実際にプロの絵の仕事の現場で見てきた、売れる&売れないイラストの特徴まとめ
最後の会社ではスマホゲームアプリのアートディレクターをしていて、多くのイラストレーターへの仕事の発注や監修・修正指示などを毎日行ってました。
そうやって日々様々なイラストと接していると、必然的に売れる絵とそうでないものの差というものが見えてくるんですね。
売れるレベルにあるイラストとそうでない絵の特徴をカンタンにまとめるので、参考にしてみて下さい。
売れるレベルの特徴①今風である
とにかくこれは大前提です、絵がうまいかどうか以上に優先される場合もあるでしょう。
現在の流行りに乗ってる絵柄というのは、そもそもニーズがあるので強いです。一方で絵の流行というのはどんどん移り変わっていくので、その流れに乗っていくことも求められます。
売れるレベルの特徴②画力・技術が高い
そして基本的な画力・技術の高さです、やはり見ていて安定感のある絵は選ばれやすくなります。
絵のレベルは、例えば『手』や『首周り』の描き方などでも明確に判断がつくものです。技術を高めていきたいなら、単純な絵だけじゃなく実物の人や物も参考に現実性を取り入れていきましょう。
売れるレベルの特徴③魅力のある表情・世界観
個性とも繋がる部分ですが、描き手ならではの雰囲気がしっかりうち出せている絵も強いものです。
逆にそのへんがないと他の絵と差別化も出来ず、苦しいかもしれません。
画力自体は足りなくても、今風なことで魅力のある絵に仕上がっていることもあります。そういうものは、まだ売りやすいでしょう。
売れるレベルの特徴④線や色の仕上げががキレイ
絵がちゃんとした質で仕上げられているかどうかは、売るための基本事項であり最低限必要なポイントになります。
売るためにはまずクリアしてしまいたい領域とも言えますし、逆に上の3つと比べれば努力次第でなんとかできる部分になるでしょう。
売れないレベルの特徴①古臭い
売れるイラストの特徴で最初に書いた『今風』とは真逆で、古臭い絵はとにかく売れません。
画力が高くてデッサンがどれだけしっかりしていても、キャラの顔のタッチや線・色の塗り方や仕上げが前時代的だと絵を売るのはとたんに厳しくなります。
絵で収入を得ようと思うなら、とにかく新しいものにくらいついていこうとする姿勢が欠かせません。
売れないレベルの特徴②センスが感じられない
『古臭い』と絡む部分もありますが、見ていて何かしら特有なセンスを感じられない絵はやはり選んでもらいにくいでしょう。
他とは違うなにか、手を取る理由、そういうものがない絵でお金を稼ぐことはなかなか厳しいのが現実です。
売れないレベルの特徴③仕上げや配色が汚い
売れる特徴であげた『仕上げがキレイ』と反して、この部分をクリアできていない絵はよほどのことがない限り選択してもらえません。
絵でなにかしたいと思ったらまずクリアしないといけない領域なので、『線を綺麗に描く方法』や『色をきれいに塗る方法』など調べてどんどん伸ばしていきましょう。
少しでも早くデジタル習得したいときのおすすめ手段とは?
デジタルやクリスタで自由に絵を描くにはいくつかの知識と技術も必要です、でも独学だけで進めていると自分が取り組んでいることが正解かどうか判断つかずにムダな時間がかかりがちです。
実は絵やデジタルが早く上手くなりたいなら、絵のわかる第三者からアドバイスを受けながら練習する方が圧倒的に近道なんです。
せっかくデジタルの機材をそろえたのに絵を描く手順やソフトの操作がわからない、思うように描けない…と悩むなら一度「イラスト講座」で教わるとデジタルの理解やその後の成長がだいぶスムーズになるでしょう。
以下ではイラスト初心者さん~中級者まで人気の講座を例として紹介するので、思うように上達できず悩んだら参考にして下さい。
「イラスト・マンガ総合講座」
公式サイト:https://human-yakan.com/
全国展開している大手専門校「ヒューマンアカデミー」が一般の人向けに運営している『イラスト・マンガ総合講座』は講義や添削を通じアドバイスをもらいながら学べるので、独学のような不安や心細さも少なく実力アップをめざせます。
通いもありますが、最近は便利なオンラインや動画講座が多く利用されています。個人の好きなタイミングで学べるため、仕事や家事で忙しい人でもスキマ時間に自由なペースでイラストの技術を伸ばしていけるでしょう。
質問は講師に直接聞く以外に24時間対応のチャットまであるので、一人で絵を描いてて悩んでもすぐ疑問を解消できます。また受講終了後も教材が手元に残るので、苦手な部分も克服していきやすいでしょう。
学校運営だから当然かもしれませんが、絵の基本からデジタルスキル・キャラクターデザイン…など描いて楽しむ技術・知識をこれほど幅広く身につけられる講座は他にそうありません。独学でムダに遠回りせず、早く着実にうまくなりたい人に特におすすめです。
売れるレベルのイラストが描けるようになる3つの方法
さいごに記事のまとめとして、これから『売れるレベル』の絵やイラストを描けるようになるにはどうすればいいのか?
シンプルに技術、画力の底上げをする
まずは、絵やイラストの商品として最低限のレベルに達する必要があります。そのためにも今まだ足りてないスキルを身につけて、デッサン力も上げて、仕上げも綺麗にできるよう努めていきましょう。
【商品】を名乗って、恥ずかしくない絵(イラスト)かどうか??
買ってもらう手段を改善していく
画力を上げるとともに、売るための努力も欠かせません。今使っているサイトやSNS、プラットフォームがあるならそこでより注目してもらえる手段も勉強して取り入れていきましょう。
検索で上位表示させるための手段はそれぞれの媒体で色々とあります。まずは人目に触れる状態にしないと、どんないい絵を描いたところで気づいてさえもらえません。
いま売れている絵やイラストを真似する(※方向性・雰囲気)
そして、現在売れている絵のセンスも積極的に取り入れていきましょう。
決してパクるんじゃなく、流行っている絵に多く見られるような特徴を貪欲に吸収していってください。あなたらしい個性に関しては、そのあと考えれば大丈夫です。
まずは、売ることが重要です。売れるレベルのイラストになるためには、売れている絵のレベルを研究して真似することこそ一番の近道です。
まとめ
売れるレベルの絵やイラストについて仕事目線で詳しく紹介してきましたが、絵を売りたいのであれば取るべき方法もあるよ・・・くらいの考え方で構わないと思います。
絵は売るだけじゃなく純粋な楽しみでもあり、日々のストレス発散や表現することの面白さなど人によってもさまざまな想いがあるはずです。
自分で楽しんで描いてるだけなら気にしなくていいことでも、他の誰かにお金を出して手にとってもらうためには何が必要か・・・というのが今回の主旨です。
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