どうも、元ゲームイラストアートディレクターのハシケン(@conteanime)です。
ということで今回は実際に長年絵を仕事にしてきた立場もふまえ、本職のプロにならないままでも【描いた絵やイラストでお金を稼ぐ方法】を紹介します。
目次
絵で稼ぐ方法①自由な絵素材でチリツモをめざす:目指せる金額¥1,000~¥50,000/月程度
まず1つ目の方法は、【絵素材をアップしてお金に変える】です。
素材に使えるイラストがたくさんあるサイトからユーザーがダウンロードするとその絵を描いた人にお金が入るプラットフォームがあり、そのイラストのことをストックイラストと呼びます。
描く側は好きなイラストをどんどん作成してプラットフォームにアップしていけば使いたい人が見つけて勝手にダウンロードしてくれるので、絵を売るために自力で集客する必要がありません。
使えるサイトとしては上のイラストACや、Pixta、Adobe STOCKなどが有名です。それぞれイラストだけじゃなく、写真や動画素材も扱っています。
またストックイラストは1点だけだと数円とかの世界なので、ある程度の収入が得たいならとにかく数をダウンロードしてもらう必要があります。
でもストックイラストは何よりも、1円をかせぐまでの道のりがかなり早いのが大きな魅力です。
絵でお金を稼ぎたいと思った人の最大の壁はまず最初の1円を実際に絵で手に入れることですが、そこを乗り越えるにはストックイラストはかなりやりやすくハードルが低いので人気となっています。
方法②直接の依頼でお金にしていく:目指せる金額¥10,000~¥100,000/月程度
2つめの方法は【絵の依頼をうけてお金にする】方法です。今はネット上に様々なプラットフォームがあり、登録することで絵を使ってだれでも好きなビジネスを始められるようになってます。
特に有名なものが、一時期テレビCMもやっていた『ココナラ』でしょう。
ココナラ公式サイト:https://coconala.com/
商品やサービスを自由に展開できるサービスで、例えば絵なら似顔絵やキャラクターデザイン・アイコンイラストやVtuverのモデルなど様々なものがココナラ上で売り買いされています。
このようなプラットフォームを使う一番の利点は、販売システムが整っていることです。
その手のリスクも、ココナラのような大きいプラットフォームを使えば最大限回避できるでしょう。
ココナラ公式サイト:https://coconala.com/
興味があったらまずあなたが出したい商品・サービスに近いものを販売している人のページを探して、どのように進めているか参考にすることから始めてみてください。
方法③お金を得るために【絵の力】を使う:目指せる金額¥扱う商品・サービスによって大きく変動
最後は3つ目、これまでと少し毛色が違いますが【お金を得るために絵の力を使う】やり方です。
たとえば絵と関係なく、あなたになにか別の売りたい商品・サービスがあったとします。それを販売するために、絵の力をうまく活用する流れです。【コンテンツマーケティング】という言葉が意味合いとしては近いでしょう。
コンテンツマーケティングとは、ターゲットとなる潜在顧客に関連があり、価値のあるコンテンツを発信することによって新規顧客を惹き付け、最終的には商品やサービスを購入してもらうための戦略的なマーケティングアプローチです。
※HubSpotより引用
TwitterやInstagramなどのSNSやYouTube、ブログなどであなたのイラストや漫画など絵を活用したコンテンツをアップしていってフォロワーを増やしていきます。
最初はそれだけですが、そのうち商品をそれとなく紹介したり別途メルマガなどを登録してもらってそちらでセールスを行う・・・といった流れを作っていくわけです。
商品を最初から表立って売り込まない、ということがポイントです。そして絵を使えば、他と差別化して人の目を引くことがしやすい大きなメリットもあります。
またネットをビジネスに使う最大のメリットは、発信している内容を不特定多数相手に届けられることです。これをビジネス用語でレバレッジといいます。
ポイント!同じ労力でより大きな成果につなげられる商品やサービスのほうが『レバレッジをきかせられている』状態になります。参加者が何人でも講師のやること自体は変わらないセミナーや、一冊書けば何人相手にでも販売できる書籍出版などがレバレッジの効いたビジネス・商品の好例です。
①や②の絵で稼ぐ方法との最大の違いは、絵そのものを売るわけではないことです。
『絵の力を使う』のであれば売る対象は何だってOKです、さらに絵自体を売ろうとするよりもはるかに大きなお金を得られる可能性だってあるでしょう。
本気で絵やイラストで稼ぎたいなら、稼ぐ前にまず画力やデジタルスキルを高めとこう!
そもそも絵を描いて稼ごうと思ったら、当然ながら最低限の画力やデジタルスキルは欠かせません。
上達のために本や動画を参考に頑張る人は多いですが、独学だと正解がわからずムダな遠回りをしてしまいがちです。
そもそも絵の上達には本来、絵のわかる人にアドバイスをもらいながら練習していくことが最も近道といわれています。
でもそんな相手が身近にいないなら、絵の講師から助言をもらいながら上達できる一般向けの『イラスト講座』を使う手もあります。
絵がうまくなって仕事につなげたい人に人気の講座を例として紹介しておくので、この先上達で悩んだら参考にしてみてください。
「イラスト・マンガ総合講座」あなたらしくイラストを仕事にできる
公式サイト:https://human-yakan.com/
全国展開している大手専門校「ヒューマンアカデミー」が一般の人向けに運営している『イラスト・マンガ総合講座』は講義や添削を通じアドバイスをもらいながら学べるので、独学のような不安や心細さも少なく実力アップをめざせます。
通いもありますが、最近は便利なオンラインや動画講座が多く利用されています。個人の好きなタイミングで学べるため、仕事や家事で忙しい人でもスキマ時間に自由なペースでイラストの技術を伸ばしていけるでしょう。
質問は講師に直接聞く以外に24時間対応のチャットまであるので、一人で絵を描いてて悩んでもすぐ疑問を解消できます。また受講終了後も教材が手元に残るので、苦手な部分も克服していきやすいでしょう。
学校運営だから当然かもしれませんが、絵の基本からデジタルスキル・キャラクターデザイン…など描いて楽しむ技術・知識をこれほど幅広く身につけられる講座は他にそうありません。独学でムダに遠回りせず、早く着実にうまくなりたい人に特におすすめです。
絵で収入を得るメリット・デメリット
さいごに、絵やイラストを描いてお金を稼ぐメリット・デメリットもおさえておきましょう。
デメリット①単価はそこまで高くない
基本的に、イラストの単価は必要な作業量に比べて安めのことが多いものです。
よほど名の売れているプロのイラストレーターなら別ですが、多くの場合が平均的なバイトの時給に達するかどうかギリギリのラインになるでしょう。
デメリット②満足に稼ぐには作業量が増えがち
ほしい収入を稼ぐには枚数を増やしていくしかないのも、イラストの仕事で多い傾向です。
経験を積んだりネームバリューをあげないと単価はなかなか上がらないので、必然的に収入を増やすなら枚数増や手段を増やす流れになります。
デメリット③自分の成長がイマイチわかりにくい
会社に勤めて絵の仕事をするわけじゃないなら、誰かが助言してくれることは基本的にないでしょう。
当然ながらクライアントは絵の先生ではないので、修正指示をくれるからって絵を教えてくれてる相手と勘違いするのはタブーです。
メリット①家にいたまま作業できる!
イラストを副業として行っている人の、おそらく9割近くが自宅で仕事をしています。
なかには出向せざるをえない業務もありますが、あえてそういう仕事を選ばなければ大丈夫です。
メリット②好きなタイミングで仕事ができる!
締切に間に合うなら基本的にあなたの好きなタイミングで作業を進めていけます。
ただ修正も含めて納期に間に合わせないといけないので、予定にそってしっかり進めていくことが重要です。
メリット③数をこなせば収入も上がる!
シンプルに描く枚数を増やしていけば、収入を増やしていくことは全然可能です。
ただその分こなすべき作業量も多くなるので、本業や生活とのバランスも見極めながら進めていきましょう。
まとめ
・・・ということで、今回はプロにならなくても【描いた絵をお金に変えられる】可能性のある3つの方法について紹介しました。
プロのイラストレーターになって本業としてやっていくのは生き残りも大変な時代ですが、副業や副収入的な目線でリスク少なくイラストを活用するのは全然ありでしょう。
特に最後に紹介した【お金を得るために絵の力を使う】ことは、どんな物を売りたいときも使える手段なので今後様々な場面でさらに重要視されていくはずです。
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