どうも、元ゲームイラストアートディレクターのハシケン(@conteanime)です。

ということで今回は実際に長年絵を仕事にしてきた立場もふまえ、本職のプロにならないままでも【描いた絵やイラストでお金を稼ぐ方法】を紹介します。

目次
絵で稼ぐ方法①自由な絵素材でチリツモをめざす:目指せる金額¥1,000~¥50,000/月程度

まず1つ目の方法は、【絵素材をアップしてお金に変える】です。


ストックイラストの一例
素材に使えるイラストがたくさんあるサイトからユーザーがダウンロードするとその絵を描いた人にお金が入るプラットフォームがあり、そのイラストのことをストックイラストと呼びます。
描く側は好きなイラストをどんどん作成してプラットフォームにアップしていけば使いたい人が見つけて勝手にダウンロードしてくれるので、絵を売るために自力で集客する必要がありません。

Copyright 2020 – イラストAC All Rights Reserved.
使えるサイトとしては上のイラストACや、Pixta、Adobe STOCKなどが有名です。それぞれイラストだけじゃなく、写真や動画素材も扱っています。

またストックイラストは1点だけだと数円とかの世界なので、ある程度の収入が得たいならとにかく数をダウンロードしてもらう必要があります。
でもストックイラストは何よりも、1円をかせぐまでの道のりがかなり早いのが大きな魅力です。
絵でお金を稼ぎたいと思った人の最大の壁はまず最初の1円を実際に絵で手に入れることですが、そこを乗り越えるにはストックイラストはかなりやりやすくハードルが低いので人気となっています。
方法②直接の依頼でお金にしていく:目指せる金額¥10,000~¥100,000/月程度

2つめの方法は【絵の依頼をうけてお金にする】方法です。今はネット上に様々なプラットフォームがあり、登録することで絵を使ってだれでも好きなビジネスを始められるようになってます。
特に有名なものが、一時期テレビCMもやっていた『ココナラ』でしょう。

© 2012-2020 coconala Inc.
ココナラ公式サイト:https://coconala.com/
商品やサービスを自由に展開できるサービスで、例えば絵なら似顔絵やキャラクターデザイン・アイコンイラストやVtuverのモデルなど様々なものがココナラ上で売り買いされています。
このようなプラットフォームを使う一番の利点は、販売システムが整っていることです。

その手のリスクも、ココナラのような大きいプラットフォームを使えば最大限回避できるでしょう。

★絵を使って展開している商品例
ココナラ公式サイト:https://coconala.com/
興味があったらまずあなたが出したい商品・サービスに近いものを販売している人のページを探して、どのように進めているか参考にすることから始めてみてください。

方法③お金を得るために【絵の力】を使う:目指せる金額¥扱う商品・サービスによって大きく変動

最後は3つ目、これまでと少し毛色が違いますが【お金を得るために絵の力を使う】やり方です。
たとえば絵と関係なく、あなたになにか別の売りたい商品・サービスがあったとします。それを販売するために、絵の力をうまく活用する流れです。【コンテンツマーケティング】という言葉が意味合いとしては近いでしょう。
コンテンツマーケティングとは、ターゲットとなる潜在顧客に関連があり、価値のあるコンテンツを発信することによって新規顧客を惹き付け、最終的には商品やサービスを購入してもらうための戦略的なマーケティングアプローチです。
※HubSpotより引用
TwitterやInstagramなどのSNSやYouTube、ブログなどであなたのイラストや漫画など絵を活用したコンテンツをアップしていってフォロワーを増やしていきます。
最初はそれだけですが、そのうち商品をそれとなく紹介したり別途メルマガなどを登録してもらってそちらでセールスを行う・・・といった流れを作っていくわけです。
商品を最初から表立って売り込まない、ということがポイントです。そして絵を使えば、他と差別化して人の目を引くことがしやすい大きなメリットもあります。
またネットをビジネスに使う最大のメリットは、発信している内容を不特定多数相手に届けられることです。これをビジネス用語でレバレッジといいます。
ポイント!同じ労力でより大きな成果につなげられる商品やサービスのほうが『レバレッジをきかせられている』状態になります。参加者が何人でも講師のやること自体は変わらないセミナーや、一冊書けば何人相手にでも販売できる書籍出版などがレバレッジの効いたビジネス・商品の好例です。
①や②の絵で稼ぐ方法との最大の違いは、絵そのものを売るわけではないことです。
『絵の力を使う』のであれば売る対象は何だってOKです、さらに絵自体を売ろうとするよりもはるかに大きなお金を得られる可能性だってあるでしょう。
・・・とここまでいろいろと紹介してきましたが、結局絵で何をするにしてもまず必要なものがあります。

本気で絵やイラストで稼ぎたいなら、まず最低限の画力やデジタルスキルを身につけろ!

そもそも絵を描いて稼ごうと思ったら、最低限の画力やデジタルスキルは当然欠かせません。
上達のために本や動画を参考に頑張るのもいいですが、独学でやっていると正解がわからずムダな遠回りをしてしまいがちです。そもそも絵の上達には本来、絵のわかる人にアドバイスをもらいながら練習していくことこそ最も近道といわれます。

でもそんな頼れる相手が身近にいないなら、絵のプロの講師から助言をもらいながら上達していける『イラスト講座』を使うという手もあります。
特に最近はコロナ禍の影響から通信やオンライン講座もかなり増えてきて、普段仕事や家事で忙しい人でもかなり利用しやすくなってきたんです。
以下では着実に上達していきたい人向けのイラスト講座を紹介しておくので、まだ技術にあまり自信がなかったら参考にしてみて下さい。
「イラストマスターコース」 ※着実にイラストスキルを伸ばしたい人向け
公式サイト:https://human-yakan.com/
全国展開している大手専門学校「ヒューマンアカデミー」が一般の人向けに運営している『イラストマスターコース』は一人ひとりに合わせた細かい指導が評判で、添削を受けてアドバイスをもらいながら絵の描き方やデジタルスキルを基礎から学んでいけます。
通信講座形式で学べるので、ふだん忙しい人でも学びやすいペースでイラスト技術を高めていくことが可能です。豊富な教材は受講終了後も手元に残りDVDで復習もできるので、苦手な部分も克服していきやすいでしょう。

※独自教材は他イラスト講座を圧倒しています
学校運営だから当然かも知れませんが、絵の基本からデジタルスキル・キャラクターデザイン…など絵やイラストの実践的な技術/知識をここまで一通り身につけられるイラスト講座は他になかなかありません。
基本的に2年通う専門学校より短期間で学べて費用も学校の2割程度ですむので、時間や費用を短縮して上達したい人に向いています。また専門学校ほどとはいかないまでも将来の絵のキャリア相談も可能なので、これから本気でイラスト副業をめざしたい人には特におすすめです。
デジ絵ワークショップ動画講座 ※クリスタを今すぐ覚えて使いこなしたい人向け ★当サイト運営

©Create Archives/コンテンツメイカーズ .All Rights Reserved.
公式サイト:https://cm.conte-anime.jp/video-course
デジ絵ワークショップ動画講座は人気ペイントソフト「クリスタ」の操作とデジタル絵の基本手法「アニメ塗り」が覚えられる【①デビュー編】、さらにクリスタの特殊機能を覚えて絵の表現が増やせる【②レベルアップ編】の2章仕立てで構成された当サイト限定の動画講座です。
ジャンルごとに細かく分かれた動画を見ながら一緒に手を動かすことで、デジタルやクリスタの初心者さんでも基礎から応用まで無理なく上達していけます。わからないときはコメント欄で質問すれば回答が直接届くので、悩んで手が止まることもありません。
支払いは流行りのサブスクではなく買い切りなので、仕事が忙しくても受講をあせらず自由なペースで進めていけます。今ならiPadでクリスタを快適に使うマニュアルなど実践で役立つ特典もついているので、悩んだらすぐ相談できる環境でスムーズにデジタルを習得したい人におすすめです。
絵で収入を得るメリット・デメリット

さいごに、絵やイラストを描いてお金を稼ぐメリット・デメリットもおさえておきましょう。

デメリット①単価はそこまで高くない
基本的に、イラストの単価は必要な作業量に比べて安めのことが多いものです。
よほど名の売れているプロのイラストレーターなら別ですが、多くの場合が平均的なバイトの時給に達するかどうかギリギリのラインになるでしょう。

デメリット②満足に稼ぐには作業量が増えがち
ほしい収入を稼ぐには枚数を増やしていくしかないのも、イラストの仕事で多い傾向です。
経験を積んだりネームバリューをあげないと単価はなかなか上がらないので、必然的に収入を増やすなら枚数増や手段を増やす流れになります。

デメリット③自分の成長がイマイチわかりにくい
会社に勤めて絵の仕事をするわけじゃないなら、誰かが助言してくれることは基本的にないでしょう。
当然ながらクライアントは絵の先生ではないので、修正指示をくれるからって絵を教えてくれてる相手と勘違いするのはタブーです。

メリット①家にいたまま作業できる!
イラストを副業として行っている人の、おそらく9割近くが自宅で仕事をしています。
なかには出向せざるをえない業務もありますが、あえてそういう仕事を選ばなければ大丈夫です。

メリット②好きなタイミングで仕事ができる!
締切に間に合うなら基本的にあなたの好きなタイミングで作業を進めていけます。
ただ修正も含めて納期に間に合わせないといけないので、予定にそってしっかり進めていくことが重要です。

メリット③数をこなせば収入も上がる!
シンプルに描く枚数を増やしていけば、収入を増やしていくことは全然可能です。
ただその分こなすべき作業量も多くなるので、本業や生活とのバランスも見極めながら進めていきましょう。

まとめ

・・・ということで、今回はプロにならなくても【描いた絵をお金に変えられる】可能性のある3つの方法について紹介しました。
プロのイラストレーターになって本業としてやっていくのは生き残りも大変な時代ですが、副業や副収入的な目線でリスク少なくイラストを活用するのは全然ありでしょう。
特に最後に紹介した【お金を得るために絵の力を使う】ことは、どんな物を売りたいときも使える手段なので今後様々な場面でさらに重要視されていくはずです。

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