どうも、元ゲームイラストアートディレクターのハシケン(@conteanime)です。
デジタルで絵が描けるようになると、表現の幅は一気に広がります。
例えばブログやSNSならオリジナルのアイキャッチ画像やアイコンを自作できますし、メディアを運営してるならキャラクターや漫画などで会社や新商品の特徴をわかりやすく伝えたりと自由自在です。
だから怖がらず何でも描いて発信しましょう。伝えたい事を、絵の力でわかりやすくほぐして読み手に届けましょう。
・・・ということで今回は、絵をデジタルで描く時に知っておくべきポイントを機材と手順に分けて紹介します。
目次
初心者が絵を描き始めるはじめの一歩、機材とソフトのまとめ
デジタルで絵を描くための道具はパソコン&ペンタブレット&ペイントソフトという、三種の神器が基本パターンです。
ネット上にマニュアルも多いので、アプリで始めるよりも最初からこっちのほうが無駄がありません。あとは予算が許す範囲で高スペックな組み合わせにすれば大丈夫です。
それぞれのポイントを見てみましょう。
パソコン
- メモリは多いと安心
- SSDだと快適
- モニターは大きめに
絵をパソコンで描く場合は処理速度が多いとストレスが溜まるので、メモリは8G、SSDも好みですがあると快適です。グラフィックボードも良ければさらに最高ですが、高品質のものを描くつもりでないならそこまで気にしなくて大丈夫です。
モニターは可能な限り大きい方が作業効率が向上します。
余談ですが、絵を描く仕事をしている人はモニターを横に並べて使うことが多いです。デュアルスクリーンなんて呼びます。
★実際に購入を考えていたら、イラストや絵を描くパソコンのスペックはこれがおすすめも参考にしてください。
ペイントソフト
- クリップスタジオがおすすめ
- 購入前に必ず体験版で試してみる
- フォトショップはあれば便利だが最初はなくていい
本を買わなくてもネットにマニュアル的なブログがゴロゴロあるのが今の利点です。ただし、マイナーなソフトだとなかなかそういきません。
なので初心者ほどなるべくメジャーなソフトで始めて、困ったときにすぐ検索できる状態にしてください。
そういった意味からも当サイトでは、有料の『CLIP STUDIO』を推奨しています。
純粋にイラストだけをやりたいなら、お手頃価格の「CLIP STUDIO PAINT PRO」がいいでしょう。
逆に将来的にはコマ漫画やアニメにも挑戦したいかもしれない、せっかくあるソフトの便利な機能をフル活用したいなら高機能版の『CLIP STUDIO PAINT EX』がおすすめです。
漫画を見開きページで管理できる機能以外にもプロ向けアニメ制作機能までついているので、一般的にデジタル絵でやりたいと考えることのほとんどができる環境がたったこれ一本で整います。
ペンタブレット
- WACOM製を選ぼう
- 最初は1万未満のもので充分
- タッチ機能は割と邪魔かも・・・
初めは上のお手軽なものか、下のやや値段の上がるのものから予算に合わせて選びましょう。
ペンタブレットを使い始めの頃は、みんな使うものと思い込んで側面のボタンや消しゴム的ボタンを使おうとしますが不便であれば使わなくても大丈夫です。
同じく悩まされるのが、タブレット側についているタッチ機能やボタンです。これも人によりますが、邪魔なら使う必要はありません。ショートカットで事足りるので同様にOFFにしていいと思います。
★ペンタブの使い方に悩んでいたら、ペンタブ初心者がイラストを描く使い方と13のコツをおさえよう!を参考にしてください。
デジタルで絵を描いていく時の手順とコツ
- ソフトを立ち上げて、新規キャンパスを用意する
- 細かくレイヤーを分けながら描いていく
- ミスやゴミを確認し、必要なサイズで書き出して終了
シンプルに書くとこのような流れです、工程ごとに掘り下げていきましょう。
新規キャンバスを用意する
メジャーなソフトはどれもここから始まります。好きな絵を描くために白い紙を用意する工程、と考えて下さい。
新規キャンバス作成で注意するのは、キャンパスサイズ(幅☓高さ)と解像度です。
印刷せずブログなどweb用の絵なら500~1000pixel縦横の、解像度72でいいでしょう。正方形でも長方形でも構いません。印刷する場合は350以上ある方が良いです。
レイヤーの概念
デジタルで最初につまずくのがここかもしれません。シンプルに言うなら、透明な板(レイヤー)は何枚でも用意できて、その上に絵を描くことで透かし絵のように合わせられる機能と考えて下さい。
一番上のレイヤーに線を描き、その下のレイヤーに色を塗れば線を色で潰すことなく見せられますし、細かくパーツを分けておけば細部をあとで直したりすることも可能になります。
デジタルはあとから細かい直しが入る事を想定して、こまめにレイヤーを分けておくのがポイントです。
★レイヤーについてもっと詳しく知りたいときは、イラストを描く時のレイヤーの機能と使い方をプロがわかりやすく解説!を参考にしてみてください。
必要なサイズで書き出す
描き間違えや塗り残しなどないか確認したら、画像データとして書き出します。デジタルで使える素材にしてしまうと考えましょう。
基本的には余裕を持って大きめに書き出しておき、載せる環境側で必要なサイズに縮小することが多いです。特に細かい指定がないものはそのままのサイズで書きしておけば大丈夫です。
逆に、大きく使う可能性のあるものは最初から大きめに作っておく必要があります。
絵を描き始める前には、必ず必要なサイズを確認してから開始しましょう!
少しでも早くデジタル習得したいときのおすすめ手段とは?
デジタルやクリスタで自由に絵を描くにはいくつかの知識と技術も必要です、でも独学だけで進めていると自分が取り組んでいることが正解かどうか判断つかずにムダな時間がかかりがちです。
実は絵やデジタルが早く上手くなりたいなら、絵のわかる第三者からアドバイスを受けながら練習する方が圧倒的に近道なんです。
せっかくデジタルの機材をそろえたのに絵を描く手順やソフトの操作がわからない、思うように描けない…と悩むなら一度「イラスト講座」で教わるとデジタルの理解やその後の成長がだいぶスムーズになるでしょう。
以下ではイラスト初心者さん~中級者まで人気の講座を例として紹介するので、思うように上達できず悩んだら参考にして下さい。
「イラスト・マンガ総合講座」
公式サイト:https://human-yakan.com/
全国展開している大手専門校「ヒューマンアカデミー」が一般の人向けに運営している『イラスト・マンガ総合講座』は講義や添削を通じアドバイスをもらいながら学べるので、独学のような不安や心細さも少なく実力アップをめざせます。
通いもありますが、最近は便利なオンラインや動画講座が多く利用されています。個人の好きなタイミングで学べるため、仕事や家事で忙しい人でもスキマ時間に自由なペースでイラストの技術を伸ばしていけるでしょう。
質問は講師に直接聞く以外に24時間対応のチャットまであるので、一人で絵を描いてて悩んでもすぐ疑問を解消できます。また受講終了後も教材が手元に残るので、苦手な部分も克服していきやすいでしょう。
学校運営だから当然かもしれませんが、絵の基本からデジタルスキル・キャラクターデザイン…など描いて楽しむ技術・知識をこれほど幅広く身につけられる講座は他にそうありません。独学でムダに遠回りせず、早く着実にうまくなりたい人に特におすすめです。
まとめ
最初に知識ばかり頭に入れるよりも、実際に触動かし描きながら色々試して覚えておくほうが近道です。