どうも、元ゲームイラストアートディレクターのハシケン(@conteanime)です。
現在すでに社会人として働いているけど、絵やイラストを仕事にする夢が捨てきれない・・・なんてこともあるんじゃないでしょうか?
今回は長年絵の仕事の社員として働いてきた目線もふまえ、いま絵とは別の仕事をしている人がイラストの道に進むためのポイントを紹介します。

目次
社会人が働きながらイラストレーターを仕事にするための3つの道


代表的な3つの手順を見ておきましょう。
①ひたすら独学で進める
今の仕事を続けたまま、独学で絵の技術を伸ばして自力で就職・転職活動する人も少なくありません。
ただこの場合は誰かに相談できないので、信じてやっていることが果たして正しいのか? 効果があるのかなど、一人きりで漠然とした不安を抱えながら進めていくことになります。

②副業イラストレーターをめざす
今の仕事はそのまま確保しつつ、趣味と実益を兼ね備えた副業としてイラストの仕事をする人も最近は結構増えています。
テレワークや働き方改革を経て、将来に不安を感じるなかで副業できる態勢を整えたい人は今後ますます増えていくでしょう。

★イラスト副業について詳しく知りたいときは、未経験からイラストで副業できる手順&コツ総解説を参照してください。
③絵の仕事に就くための専門機関を利用する

未経験の業界に挑もうとするとき、一人きりだとうまくいかないことは多いものです。
だからこそ専門的な学校などを使って、就職・転職までの道筋をきちんとつけるというのは有益な選択の一つでしょう。
ご存知のように現在イラスト関連の専門学校は全国に数多くあります、さらにこんなご時世なので在宅で学べる通信型の教室もかなり充実してきました。

大人の社会人でも利用しやすいイラスト関連専門学校3選

専門学校というと平日朝から晩まで勉強しないといけないから仕事をしてたら無理・・・と考えがちですが、実は最近は社会人向けの教室もかなり増えているんです。
土日や夜間に学べるものだけでなく、感染対策からオンラインで学べる通信型の講座も多くなっているので自宅で余裕のある時に学ぶことがカンタンにできます。
以下では実際に社会人も多く利用している学校をいくつか紹介しておくので、気になったら公式サイトや無料で頼める資料請求で詳細を確認してみてください。
代々木アニメーション学院

©️ Yoyogi animation academy. All right reserved
公式サイト:https://www.yoani.co.jp/
42年の長い歴史と高い知名度をもつ、エンターテイメントに特化した有名校です。すでに12万人以上もの卒業生がいて業界内にも無数のパイプがあるので、就職活動時だけでなく実際に働きだしたあとも人脈に助けられたり心強く感じる機会がかなり多いでしょう。
アニメ・ゲーム・イラストなどエンタメ関係者と密接につながっている状況を活かし、各業界でいま求められている最新技術や設備をすぐ学び吸収できる環境が用意されています。単なるイラストスキルにとどまらず関連ノウハウ・デジタル技術など実践的な能力を身につけられるので、即戦力のプロとして成長していきやすいはずです。
環境や学べる内容が充実しているため最近は絵の仕事に転職したい社会人も多く利用していて、働きながら学びやすい夜間・土日や週一のコースなども人気を集めています。
ヒューマンアカデミー

©2022 Human Academy Co., Ltd. All Rights Reserved.
公式サイト:https://ha.athuman.com/
職場で役立つ実践的能力が身につけられる環境を重視していて、頑張り次第では在学デビューや早期内定も可能です。実際にインターンシップ(在学中の職業体験)を経験した学生の7~8割は通った企業にそのまま就職・アルバイト採用されている実績もあるので、就活時の不安も少なく進めていけるでしょう。
全国18校展開していて地方在住でも通いやすく、都心部のイラスト仕事情報も共有できて不利になりません。イラストレーターや漫画家など80名以上ものプロの現役クリエイター講師による少人数制授業が評判で、苦手と感じる部分も一人ずつによりそった指導で克服へと導いてくれます。
また昼間の授業以外に夜間・週末講座も運営されていて、学校より費用や時間をおさえて絵が上達したい人や絵の仕事につきたい社会人にも多く利用されています。直接通えない人向けに『通信講座』も用意されているので、希望にあった学び方が実現できるでしょう。
アミューズメントメディア総合学院

COPYRIGHT © アミューズメントメディア総合学院 All rights Reserved.
公式サイト:https://www.amgakuin.co.jp/
まず他の学校と違う特徴としては学内に「出版事業部」をもちマンガ・イラスト本などを企画し外部企業と連携した商品開発を行っていて、学生にとってのデビューチャンスにもなっています。
そのように学習過程で実際のコンテンツを創り、在学中から商品として市場に送りだすことができるきわめて実践的なスクールです。校舎こそ東京・大阪の2箇所のみと多くないですが、反面業界就職率94%と高い実績を誇っているのもうなずけます。
また卒業後の進路・職種にも幅広く対応していて、生徒一人ひとりの適正を見きわめた徹底した個別指導でデビュー&就職のサポートをしてくれます。将来の悩みや不安も、丁寧に相談に乗ってくれるので安心でしょう。
代替案! 学校が難しい時は【イラスト講座】という手もある

専門学校は社会人向け講座をうまく使えば、時間も費用も平日の一般学生より少なくおさえられます。

実は今は一般向け『イラスト講座』もかなり充実しています、学校とあわせて検討してみるといいでしょう。
ヒューマンアカデミー『イラストマスターコース』
公式サイト:https://human-yakan.com/
専門学校でも紹介した「ヒューマンアカデミー」が一般の人向けに運営している『イラストマスターコース』は一人ひとりに合わせた細かい指導が評判で、添削を受けてアドバイスをもらいながら絵の描き方やデジタルスキルを基礎から学んでいけます。
通信講座形式で学べるので、ふだん忙しい人でも学びやすいペースでイラスト技術を高めていくことが可能です。豊富な教材は受講終了後も手元に残りDVDで復習もできるので、苦手な部分も克服していきやすいでしょう。

※独自教材は他イラスト講座を圧倒しています
学校運営だから当然かも知れませんが、絵の基本からデジタルスキル・キャラクターデザイン…など絵やイラストの実践的な技術/知識をここまで一通り身につけられるイラスト講座は他になかなかありません。
さすがに専門学校ほどとはいかないまでも、将来のキャリア相談をすることもできます。基本的に2年通う専門学校より短い期間で学べて費用も学校の2割程度ですむので、なるべく時間や費用を短縮しながら上達していきたい人には特におすすめです。
独学にこだわらず、イラストレーターの専門学校や講座を積極的に利用すべき人の特徴とは?


- 絵の技術が未熟で、独学でうまくなっていける自信がない
- ひとりで就職活動してイラストの仕事に転職できる気がしない
- 人の支えがないとこの先うまく進めていけないかも・・・
- 学校という場に入って、いろいろな刺激も受けてみたい!
独学でなんとかなるなら、専門に行く必要はありません。今の仕事をしながら暇を見つけてイラストをどんどん描いていき、SNSや投稿サイトで発信していくことできっかけをつかむ手段もあります。
でも自分だけでやりきれる自信がない人にとっては、専門学校といった特殊な仕事につくための場に属して必要な技術や知識を身につけて背中を押してもらうことは有効でしょう。
環境の力は、技術の道で成長する上でかなり重要な要素です。
イラストを仕事にするために専門学校を使う3つの利点と注意点

さいごに、イラストの仕事をするために専門学校を使う利点と注意点をざっと確認しておきましょう。
専門学校は就職するための場ですが、既に社会人として働いているなら当然メリットやデメリットも考えて検討する必要があります。

利点①イラストで働くための必要なスキル・知識がわかって身につく
専門の学校なので、その道の仕事に進むために必要な知識・技術がわかって身につけるための学習を一歩ずつ進めていけます。
独学だけだとどうしても思い込みで独りよがりになりがちなので今の技術にあまり自信がない、知識もあまりなくて独学では不安だ・・・という人には特に助かる場面が多くなるでしょう。
利点②就職活動の情報が多く、支援してもらえる
就職するための場なので、当然専門的な情報が多くそろっています。
転職エージェントなどでもそれなりにありますが、学校は卒業生とのつながりがとにかく重要な価値となります。ナマの情報が共有できる環境は、無料サービスと比較になりません。
有名じゃないけど入ってみたらすごくいい会社だった、なんて表に出にくい話も直接聞くことができるでしょう。
また、専門学校は基本的に利益を追求する営利企業です。就職実績が翌年以降の新入生の増減にダイレクトに響くので、学校としても気合を入れてあなたの就職・転職をバックアップしてくれるはずです。
利点③現役プロクリエイターの講師や、同じ目標をもった仲間と出会える
専門学校は卒業生のクリエイターが講師をしているところも多いので、最新の業界情報も直接教えてもらえます。講師がかつて苦労したことや、やっといた方がいい話も聞きやすいでしょう。
また、同じイラストの目標を持った仲間と普通に知り合えることも大きなメリットです。
単純に友達が増えるだけでなく、切磋琢磨しあって日々の成長にも勢いがつくでしょう。学校の友人・知人は将来の大切な人脈にもなるので、就職した後に誰かがリストラなどあったとしてもお互いに助け合えます。

注意点①一定の学費と時間が必要
学校を利用するので、当然学費と学ぶ時間は必要です。多くの場合、イラスト関連の学校は二年という期間になっています。
独学のほうが基本的にお金はかからず済むでしょうが、その分すべて自分で調べて決めて、技術も身につけ就職・転職活動を誰の支えもなく進めていかないといけません。
コスパ的にどちらがいいか、イラストを仕事にできる確率はどちらが高いか? あなたの目標・夢をかなえるために最適な手段を検討しましょう。
注意点②就職実績が高いか?
学校を利用する以上、就職実績が高いかどうかは重要です。また全国展開している学校の方が地方在住でも学びやすいですし、多くの情報も得られるでしょう。
学校の詳細情報は公式サイトや無料でもらえる案内資料で確認できるので、願書を出す前にまずは事前の下調べが大切となります。
注意点③今の仕事をしながらでもちゃんと学べるか?

イラストを一生の仕事にしたい熱い情熱と、現在の仕事との区分・両立ができないと難しいので自信がないならやめておくべきかもしれません。
ただ今は感染対策のこともあって家にいたまま学べるオンラインでの学習や、平日夜だけ・週一のみなど社会人でも夢を実現しやすい環境が以前より整ってきたのが現実です。
あなたにとってどこを選べば最適なのか? 条件も様々なので、決め打ちするよりもまずは幅広く情報収集し比較検討を進めていく方が後悔も少なくすむでしょう。
★具体的に専門学校のくわしい情報が知りたいときは、イラストレーター専門学校おすすめ15選!絵を仕事にする近道はどこだ?が参考になります。
まとめ

働きながら絵の仕事への情熱もあきらめたくないときは、今の仕事をしながらいかに進めるかというポジティブな姿勢がカギになります。

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