どうも、元ゲームイラストアートディレクターのハシケン(@conteanime)です。
自分は長年絵を描く仕事で勤めてきましたが、絵が上達していくにはいくつかのコツがあるんです。でもそれを知らないでただがむしゃらに練習していても、単なる遠回りやムダな努力になってしまうかもしれません。
この記事では絵やイラストの初心者からどうすれば上達していけるかというコツや秘訣について、プロ目線も交えてわかりやすくまとめていきます。
目次
絵の初心者が、描きたいのに悩んでしまう原因とは?
絵を描いていて悩んでしまうのは、経験が少ないために些細な事でも大きく不安視してしまう部分があるかもしれません。
上達できるイメージのないまま漠然と描いてても思うように成長できず、嫌になって絵をやめてしまうこともあるでしょう。
ぜひ意識してほしいのは、とにかく気楽に手を動かしてまずは絵を描くことそのものに慣れていくことです。可能な限り楽しむ姿勢でのぞんでみてください。
絵を描くことをノルマと考えるのでなく、成長していけること自体を趣味のようにとらえて前向きに取り組んでみることが大切です。
初心者から絵が上手くなっていくために必要な練習6ステップ
ここからは、実際に絵を練習する段階を順序立てて詳しく紹介します。
①好きな絵を真似して模写、トレースする
上でも書いたように、まずは絵を描く行為そのものに早く慣れることが重要です。
描く感覚をつかんでいくためにも、まずは好きなイラストや作家さんの絵をどんどん真似して描いていきましょう。
写し絵や模写など、やり方はなんでも構いません。ただその際は漠然とやるんじゃなくしっかり考えながら描いてみてください。
・・・などなど、絵の裏にある理屈を想像しながら描くクセをつけていきましょう!
★【考えながら描く】ことは絵の成長に欠かせない要素です。絵が上手くなる方法をイラスト監修アートディレクターが伝授でも詳しくまとめているので、参考にしてください。
②自分の絵の欠点を確認し、あえて取り組む
少し慣れてきたら、描いていて苦手と感じる部分が見えてくると思います。それに眼をつぶるんじゃなく、あえて立ち向かって苦手意識を突破していきましょう。
絵で不得意な部分は誰しもありますが、放置しておくとどんどんウィークポイントが増えていって最終的には絵を描くこと自体つらくなってしまうかもしれません。
③描き始めた絵は必ず最後まで描き終える
ちょっと描き慣れてくると、あなたの得意な構図や表情が徐々につかめてそればかり描く時期が訪れると思います。気に入らないものを途中で放置してしまうことも増えがちです。
逆に最後まで描き終えるようにすれば、苦手な部分もなんとかやりきることになり絵の成長のペースもまた上がりだすでしょう。
④今風の絵柄を研究して取り込む
好きな絵を真似するのは成長のコツの1つですが、意識して今はやってるイラストやアニメの特徴を参考にしてみるのも大切なポイントです。
絵柄というのは人それぞれでもちろんいいものですが、今風であったほうが見る人に好かれやすかったり利点が大きくなります。
⑤人に見てもらえる機会・場を作る
そんなときは、あえて誰かに見せて意見をもらうことが成長のきっかけになることもあります。
実は日々絵を描いているプロが仕事でさらに成長していけるのは、常に見られる人の目線を意識して描いているからなんです。
・・・等々考えながら描くかどうかで、絵の仕上がりは全く違ってきます!
SNSや投稿サイトなども積極的に活用して、人の目を通して意見をもらえる環境を広げていければさらなる上達にもつながるでしょう。
⑥デジタルを積極的におぼえて活用していく
デジタルで絵を描く最大のメリットは、アナログでは決して不可能な表現ができたり便利機能で絵を描く時にラクできる点です。
またデジタルは描きながら絵のバランス調整もカンタンなので、アナログで描くより絵がうまくキレイに仕上げられるメリットもあります。
少しでも早くデジタル習得したいときのおすすめ手段とは?
デジタルやクリスタで自由に絵を描くにはいくつかの知識と技術も必要です、でも独学だけで進めていると自分が取り組んでいることが正解かどうか判断つかずにムダな時間がかかりがちです。
実は絵やデジタルが早く上手くなりたいなら、絵のわかる第三者からアドバイスを受けながら練習する方が圧倒的に近道なんです。
せっかくデジタルの機材をそろえたのに絵を描く手順やソフトの操作がわからない、思うように描けない…と悩むなら一度「イラスト講座」で教わるとデジタルの理解やその後の成長がだいぶスムーズになるでしょう。
以下ではイラスト初心者さん~中級者まで人気の講座を例として紹介するので、思うように上達できず悩んだら参考にして下さい。
「イラスト・マンガ総合講座」
公式サイト:https://human-yakan.com/
全国展開している大手専門校「ヒューマンアカデミー」が一般の人向けに運営している『イラスト・マンガ総合講座』は講義や添削を通じアドバイスをもらいながら学べるので、独学のような不安や心細さも少なく実力アップをめざせます。
通いもありますが、最近は便利なオンラインや動画講座が多く利用されています。個人の好きなタイミングで学べるため、仕事や家事で忙しい人でもスキマ時間に自由なペースでイラストの技術を伸ばしていけるでしょう。
質問は講師に直接聞く以外に24時間対応のチャットまであるので、一人で絵を描いてて悩んでもすぐ疑問を解消できます。また受講終了後も教材が手元に残るので、苦手な部分も克服していきやすいでしょう。
学校運営だから当然かもしれませんが、絵の基本からデジタルスキル・キャラクターデザイン…など描いて楽しむ技術・知識をこれほど幅広く身につけられる講座は他にそうありません。独学でムダに遠回りせず、早く着実にうまくなりたい人に特におすすめです。
初心者から少しでも早く上達するための必須3ポイント
さいごに、早く絵が上手くなるためのポイントやコツを紹介します。
最初は人マネから入る
上手い人や好きな絵を参考に描いたり模写をすることが、上達への一番の近道です。
マネして考えながら描くことで、どういう意味や理屈で描いてるのかも次第に想像できるようになっていきます。実際に手を動かしながら、絵に必要な知識や情報を蓄積していきましょう。
★プロをまねろ!絵やイラストが上達しない時の7つの解決方法も参考にしてください。
慣れと経験の要素は大きいと覚悟する
デジタルで絵を描く作業は、アナログと似てるようで実はだいぶ感覚に違いがあります。
差を埋めるには慣れと経験を重ねるしかない部分も当然あります、焦らずじっくり進めてください。
ペンタブに慣れる努力を進める
普段使ってるマウスやキーパッドの代わりにペンタブを使うことで、感覚がなんとなく備わっていくこともあるでしょう。
とにかくさっさと手になじませることです、触っていればイヤでも慣れます。
★ペンタブに一刻も早く慣れたいときは、ペンタブ初心者がイラストを描く使い方とコツを参照してください。
まとめ
絵は経験も大きく左右しますが、何より大事なのは楽しみながら描いていくことです。
ひとりでうまくいかないときは記事で紹介したようなイラスト講座なども併用しながら焦らず進めていってください、じっくり一歩ずつ進めましょう。
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