どうも、元ゲームイラストアートディレクターのハシケン(@conteanime)です。
絵を描くのが好きで、将来の仕事にしたいと考える人はかなり多いんじゃないでしょうか?
今回は実際に絵の仕事で会社員として長年勤めた目線をまじえて、絵やイラストで仕事をしていく上で必要なレベルや上達方法についてまとめます。

目次
絵のレベルは高いにこしたことない!でもいきなりプロレベルである必要もない?

絵の仕事は、当然ながら一定以上に絵が上手く描ける必要があります。
とはいえどんな人でも最初は必ず未経験から仕事に入るので、ほとんどの人がプロとしてそこまで大したことないレベルから仕事を始めているのも現実です。
絵の仕事で大切なのは、働きながら着実に成長していくことです。

むしろ仕事に就く前以上についてからのほうが必死でレベルアップに努める必要があります、そうできないなら結局長続きせずやめることになるでしょう。

レベルを上げるには目標を決め、近づくために改善し、必ず仕上げる習慣を身につけよう!

絵のレベルアップには様々な方法がありますが、重要なのは「進め方」です。
- 目標となるレベルを決める
- 目標と比べて何が足りないか見極めてつぶす
- 描き始めた絵は必ず最後まで描き上げる
まずはあなたがこれからどこまでのレベルになりたいのか、目標とするレベルを決めてみましょう。
そのうえで自分自身にいま何が足りてないか考えて、わかったら改善するために集中して練習を重ねていきます。クリアできたらまた次の目標や改善部分を探して、一つずつ確実につぶしていきましょう。
とはいえ独学だけで上達が難しそうと感じた場合は、そのままひとりで頑張り続けるよりも絵の分かる人からきちんと教わったほうが手っ取り早いかもしれません。
大切なのは将来かかわる仕事で求められるレベルをほんの少しでも上回っていくこと!

圧倒的な画力があるならともかくそんな人はごく一部です、なので逆に言えば仕事をやるまえからそこまで劣等感をもつ必要もないんです。
絵の仕事は基本的に、依頼者の求めている絵やイラストを作成する作業です。多くの場合で依頼者は絵を描く側の苦労なんて気にしていません、完成した仕上がりだけがすべての世界です。
つまり現実的に絵の仕上がりは、相手の要求するレベルを少しでも上回っておけば基本的に大丈夫なことが多いんです。

「仕事として最低限果たすべきライン」というものを見極められる能力は、仕事として絵を描いていくうえで絶対に欠かせません。
どれだけラインを上回っていけるか、実現のために何が必要かを考えながら必要な技術やスキルを磨いて絵を描き続けていくことが長く働いていく上で重要になります。
実際に絵を仕事にしたあとは「今風を追いかけ続ける姿勢」、「新しい技術やソフトの知識」を積極的に吸収していこう!


それが、「積極的に今(現在の流行り)についていく」ということです。
特に時代の中で目立っている媒体に携わっている場合必須となります、最近だとスマホゲームやVR・ARなどがあたるでしょうか。話題のAIも毛嫌いせず触っておくべきでしょう。
最前線の絵の仕事にかかわるなら流行へのアンテナ磨きは欠かせません、必要な技術や知識をどんどんアップデートしていかないとすぐおいていかれます。
流行を追いかけるということは個性を磨くことと相反するようですが、絵を仕事にした場合は今風を描けるかどうかは実際かなり重要な要素となります。
名前と絵柄が有名になったイラストレーターであればひたすらおのれ自身を貫いても生きていけるかもしれませんが、そうでないならまずは現在人気のある(求められる)方向性をしっかり表現(≒再現)できるかが重要になるでしょう。

まとめ

絵描きでこれからの時代を生き残ろうとするのは、相当大変なことと思います。
現在はともかく、今後5年・10年と経っていくと・・・必ずAIなどに絵の仕事の範囲はどんどん大きく浸食されていくはずです。
そうなったときにどう生き抜いていくは、つねに考え続けてください。絵の仕事につけたからって油断することなく、絵を武器にどうやって人生を乗り切るか・・・先を見据えた動きをしないとなかなか生き残れない時代になっていきます。

それでも進みたい情熱があるなら、しっかり対策も考えながら進めていきましょう!