どうも、元ゲームイラストアートディレクターのハシケン(@conteanime)です。
![](https://conte-anime.jp/system/wp-content/uploads/2017/12/032oh.png)
実はクリップスタジオ(=クリスタ)は、「画像素材レイヤー」という機能を使うことで絵をタイル状に複数並べることが簡単にできてしまいます。
ということで今回はそんなユニークな画像素材レイヤーの特徴や機能、便利な使い方まで詳しく解説します。
目次
「画像素材レイヤー」とは?作り方や準備について
![クリップスタジオペイント 画像素材レイヤーとは](https://conte-anime.jp/system/wp-content/uploads/2020/07/170512.jpg)
「画像素材レイヤー」というのはクリップスタジオ固有の機能です、目印としてレイヤーには専用のアイコンが表示されています。
![クリップスタジオペイント 画像素材レイヤー リサイズハンドル](https://conte-anime.jp/system/wp-content/uploads/2020/07/e495d8744807b913ceeb1c26864eb4e8.jpg)
画像素材レイヤーはラスターレイヤーやベクターレイヤーのようにレイヤーパレットのボタンを押して作るのではなく、既存のレイヤーを変換したりデータを読み込むことで作成します。
★レイヤーについては、クリップスタジオのラスターレイヤー&ベクターレイヤーの種類や違いを覚えように詳しくまとめています。
レイヤーを変換して画像素材レイヤーにする方法
既にあるレイヤーを画像素材レイヤーに変換したい場合は、レイヤーを選んだ状態で右クリックか上部メニューバー「レイヤー」ー「レイヤーの変換」で専用のウィンドウが表示されます。
![クリップスタジオペイント 画像素材レイヤー レイヤーの変換](https://conte-anime.jp/system/wp-content/uploads/2020/07/350d661e50bcf69005b929156dac59b1.jpg)
そこで「種類」を「画像素材レイヤー」と選べば完了です。
デスクトップの画像やデータ読み込みで画像素材レイヤー化する方法
デスクトップにある画像を使いたいときは、レイヤーパレット上に直接ドラッグすることでカンタンに画像素材レイヤー化できます。
![クリップスタジオペイント 画像素材レイヤー レイヤーパレットにドラッグ](https://conte-anime.jp/system/wp-content/uploads/2020/07/468548f2191168bd2a2efae5653e9138.jpg)
また上部のメニューバー「ファイル」ー「読み込み」ー「画像」で読み込みたいデータを選べば、現在のキャンバス上で画像素材レイヤーとして開くことができます。
![クリップスタジオペイント データ読み込み 画像](https://conte-anime.jp/system/wp-content/uploads/2020/07/69d4a40cd36974bfe4b735dd629a0a5d.jpg)
★キャンバスの中心が知りたいときは、クリップスタジオキャンバス中心見つけ方!グリッド+ルーラーが鍵を握る!?を参照してください。
ちなみにデスクトップの画像をレイヤーパレットなどを介さずにキャンバス上に直接ドラッグすると、新たに別キャンバスを作成して開きます。
![](https://conte-anime.jp/system/wp-content/uploads/2017/12/032oh.png)
画像素材レイヤーの持つ特徴
![クリップスタジオペイント 画像素材レイヤー 特徴](https://conte-anime.jp/system/wp-content/uploads/2020/07/170925-1.jpg)
画像素材レイヤーには青い枠線の『リサイズハンドル』がついています。これは操作ツールのオブジェクトが選択されている状態で、ツールプロパティの変形方法を選ぶとさらに自由な変形も行なえます。
![クリップスタジオペイント 画像素材レイヤー リサイズハンドル 使い方](https://conte-anime.jp/system/wp-content/uploads/2020/07/ba1e530d36e3995564ad1686437540a7.jpg)
ちなみに画像素材レイヤーのままだと、画像に直接線を描き込むなどの処理ができません。
描き込みたい場合は右クリックでラスタライズすればラスターレイヤー化できて、通常と同じように処理できるようになります。
![クリップスタジオペイント 画像素材レイヤー ラスタライズ](https://conte-anime.jp/system/wp-content/uploads/2020/07/b332c59149854336dd46926743760613.jpg)
絵や画像をタイル状に並べる方法
![クリップスタジオペイント 画像素材レイヤー 使い方 タイリング](https://conte-anime.jp/system/wp-content/uploads/2020/07/6e8d3594e87b661dfae2669434f540fb.jpg)
![](https://conte-anime.jp/system/wp-content/uploads/2017/12/02haha.png)
並べたい画像のレイヤーを選び、ツールプロパティで「タイリング」にチェックを入れます。
![クリップスタジオペイント 画像素材レイヤー タイリング](https://conte-anime.jp/system/wp-content/uploads/2020/07/60f4e005beb72d77e45d3cda0a923069.jpg)
リサイズハンドルを使えば回転や拡大縮小も自由に行なえ、タイリング横のボタンで配置なども調整できます。
もちろんキャラの絵だけじゃなくて背景や柄の素材でも同じようなことができるので、いろいろな表現が可能です。面白いので是非試してみて下さい。
![クリップスタジオペイント 画像素材レイヤー タイリング](https://conte-anime.jp/system/wp-content/uploads/2020/07/5bef6eaff50efd3baf88661322c7f930.jpg)
少しでも早くデジタル習得したいときのおすすめ手段とは?
![デジタルイラスト 講座 講師 ハシケン](https://conte-anime.jp/system/wp-content/uploads/2020/12/IMG_58033.jpg)
デジタルやクリスタで自由に絵を描くにはいくつかの知識と技術も必要です、でも独学だけで進めていると自分が取り組んでいることが正解かどうか判断つかずにムダな時間がかかりがちです。
実は絵やデジタルが早く上手くなりたいなら、絵のわかる第三者からアドバイスを受けながら練習する方が圧倒的に近道なんです。
せっかくデジタルの機材をそろえたのに絵を描く手順やソフトの操作がわからない、思うように描けない…と悩むなら一度「イラスト講座」で教わるとデジタルの理解やその後の成長がだいぶスムーズになるでしょう。
以下ではイラスト初心者さん~中級者まで人気の講座を例として紹介するので、思うように上達できず悩んだら参考にして下さい。
「イラスト・マンガ総合講座」
公式サイト:https://human-yakan.com/
全国展開している大手専門校「ヒューマンアカデミー」が一般の人向けに運営している『イラスト・マンガ総合講座』は講義や添削を通じアドバイスをもらいながら学べるので、独学のような不安や心細さも少なく実力アップをめざせます。
通いもありますが、最近は便利なオンラインや動画講座が多く利用されています。個人の好きなタイミングで学べるため、仕事や家事で忙しい人でもスキマ時間に自由なペースでイラストの技術を伸ばしていけるでしょう。
![](https://conte-anime.jp/system/wp-content/uploads/2021/04/manga_tushin_sec03Img01.jpg)
※実際の教材サンプル
質問は講師に直接聞く以外に24時間対応のチャットまであるので、一人で絵を描いてて悩んでもすぐ疑問を解消できます。また受講終了後も教材が手元に残るので、苦手な部分も克服していきやすいでしょう。
学校運営だから当然かもしれませんが、絵の基本からデジタルスキル・キャラクターデザイン…など描いて楽しむ技術・知識をこれほど幅広く身につけられる講座は他にそうありません。独学でムダに遠回りせず、早く着実にうまくなりたい人に特におすすめです。
まとめ
![クリップスタジオペイント 便利機能 画像素材レイヤー](https://conte-anime.jp/system/wp-content/uploads/2020/07/170621.jpg)
画像素材レイヤーは存在さえ知ってればすぐ使えるという、非常にシンプルな機能です。
途中で説明したように、画像を読み込んで真ん中に配置することもできるので意外と使い勝手もいいと思います。
![](https://conte-anime.jp/system/wp-content/uploads/2017/12/082gaha.png)
▼次はこちら!
クリップスタジオをパソコンで使うおすすめスペックと機種の選び方