どうも、アートディレクターのハシケン(@conteanime)です。


おかげさまでこれまでに15回以上行い、参加者さんもすでに80名を超えています。

ありがたいことに毎回ご好評頂いていますが、参加者の方を見ていてここ最近強く思わされるのが・・・

・・・ということなんです。
今回は何か仕事や趣味で新しいことに挑戦したい、始めたい・・・と思っているけどなかなか踏み出せていない(自分のようなかたくなな)タイプの対策方法についてくわしくまとめます。
目次
新しいことを始めたいと考えるタイミングってどんなとき?

年齢が上がっていくとどうしても難しくなるのが新しいことに挑戦しよう、知らなかったことを積極的に吸収して覚えようという部分だと思います。

独立してサイト運営など始めるとそういう姿勢ではうまくいかないのでSNSにも手を出すようになって昔よりは若干マシになりましたが、それでも生来の頑なさもあってそこまで何にでも手を出せていないのが現状です。
多くの人が新しく何かを始めたいと思うタイミングで一番多いのは、やはり必要に応じてでしょう。
あるいは損得を考えて得のほうが大きくなる・・・やらないままだと損をしてしまうのが明白という状況になったから、じゃないでしょうか。
やりたいから、単純に新しいことを始めたいから、そんな熱意だけではなかなか始められなくなってしまうのは人間が年令を重ねていくとある程度仕方のない部分と言えるのかもしれません。

★そもそもやりたいことが見つからず悩んでいたら、やりたいことが見つからないと悩むなら身近なものでアイデアを生み出そう!を参考にしてください。
年を経た上で新しいことを始めた人たちのケース

ここでは、自分のすぐ近くで記憶に残っている2つの例を見てみたいと思います。
ワークショップにご参加いただいた、とある企業の会長さま
前述のデジタル絵のペイントソフトの使い方をお教えしているワークショップは、パソコンやタブレットで絵を描きたいという様々な年代の参加者さんにいらっしゃっていただいています。

その中ではたまに、自分の父ほどのご年齢の方にお越しいただくこともあります。


簡単とは言い難いデジタルお絵かきソフトの操作を、みなさん4時間という長丁場で一生懸命学んでいただいています。
絵を描いてその先に何をしたいのかまで必ず伺えているわけではないですが、ご自身のブログに自分で描いた絵を使いたい、紙芝居の絵を描いてみたい・・・など皆さんそれぞれです。
でも、そうするためにどこの馬の骨ともわからない若輩者の教室に参加してちゃんと学んで使えるようになろうとする情熱と姿勢には毎回頭の下がる思いです。

息子や孫とのやり取りのために(?)ガラケーからスマホに移行した団塊世代の両親
今から3、4年前だと思いますが、自分の両親が二人揃ってガラケーからiphoneに機種変しました。
すぐそばに住んでるわけでもないし操作とか教えられないし大丈夫かな・・・と心配もしてたんですが、結果二人共ちゃんとフリック入力もLINEも子や孫相手に使いこなしています。

もちろんいまのその年代の方が若いのは判っていますが、自分と同年代の友人でも未だにスマホを毛嫌いしてガラケーのままの人もいるくらいです。
「人生まだ半分あるのにそれもどうなのよ・・・」と正直思ってますが、ある意味人生の終盤が見えてきた自分の親が新しい機械の操作に慣れようとしっかり現代についていこうとしている姿勢はかなりインパクトを受けました。

不安? 始めるのが怖い? 新しいことに挑戦するときの心理はどうなっているのか

新しいことを始めたいと思った時、多くの人には一瞬冷静に立ち止まるタイミングが発生すると思います。
- 必要な予算はいくらくらいなのか?
- 習得するためにかかる時間はどのくらいか?
- 頑張ったその先に得られるものはなんなのか?
「損得勘定」が働く部分を突破しないと始められないことって、きっと多いんじゃないでしょうか。
でも、そこをほぼ気にせずに好奇心や興味だけで始められる人も一定数います。そして多くの場合、そんな気質の人たちのほうが多趣味で人生を前向きに楽しんでいるものです。
自分のような生来の頑なさや視野の狭さを持ったタイプの人は、損得勘定のストッパーを超えることがまず必要になってしまいます。

だからこそついしんどく感じてしまって、結局挑戦もせずやめてしまうことばかり積み上がっていきます。最近の例だと・・・
- 年金2000万問題であれこれ言われてるけどNISAもiDeCoも始めない
- 人にソフトの使い方は教えてるけど、自分自身はもう絵を描くことを素直に楽しめていない
- 子供に習い事をさせても、自分は特に未知のセミナーやワークショップに参加していない
現状に満足することも大切ですが、よりよい自分を見ようと動くことも生きていく上では欠かせない要素です。むしろそこがなくなってしまっては生きていく意味もよくわからなくなるでしょう。

趣味や仕事で新しいことに挑戦するメリット、おすすめの方法は?

- 知らなかった世界に踏み込める
- 縁のなかった交友関係ができる
- 新しい自分の姿が見られる
・・・趣味や仕事などで新しいことに挑戦すると多くのメリットがあります、損得勘定で考えたらはっきり言って損することのほうがよっぽど少ないでしょう。
大事なのはどうやって第一歩を踏み出すか、心にあるハードルをいかに取っ払うか・・・です。
ビジネス用語に「ベネフィット」という言葉があります。
物を売りたいときにその特徴を伝えるのではなく、その物を手にしたときに得られる未来のイメージを伝えるやり方です。
ベネフィットとは、「利益」「恩恵」「便益」などの意味で、マーケティングにおいては、「顧客が商品から得られる良い効果」のことをいいます。
人は、商品やサービスを購入する際、商品そのものではなく「その商品を使用することによってもたらされるもの」を購入しています。例えば、ドリルを購入する人は、ドリル本体ではなく、そのドリルで開けられる穴を購入しているといえます。※ferretより引用
- デジタル絵を描けるようになりたい⇒(絵を描けることで)何かを自由に表現したい、楽しみたい
- スマホに移行したい⇒(スマホが使えることで)子供や孫とガラケーではできないやり取りがしたい
新しいことに挑戦したいと考えたときには、必ずその先に新たなベネフィットが浮かんでいるはずです。
新しいことの特徴、技術の大切や難しさなどではなく・・・得ることで訪れるあなたの未来のイメージを想像してみることがこれまでしたことのなかった新しいことに挑戦するきっかけとなるでしょう。

2015年に会社を希望退職して個人事業主になったことも、結局ベネフィットに引っ張られていた

これもやはりベネフィット的思考に基づいていて、そのまま十数年会社にいる自分と独立して一人でやっていけるようになった自分を比較して一歩を踏み出したという記憶があります。
「なりたい自分になろう」という使い古されたコピーがありますが、何をやっても変われない人なんていません。

まとめ:新しいことに挑戦するきっかけは何歳になっても無理にでも作っていこう!


色々と前向きに挑戦している人は、やっぱり傍から見ててもすごく輝いて感じるものです。
それは自分の主催しているワークショップの参加者さんを見ていても毎回強く感じますし、何よりも新しいことを覚えてこれまで出来なかったことが出来るようになった瞬間の感動は得難いものがあるでしょう。
そんなときの嬉しそうな顔は、見ている側もとても幸せな気持ちにさせられます。

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