どうも、元ゲームイラストアートディレクターのハシケン(@conteanime)です。
絵を描く仕事がしたい、イラストレーターになりたいと思ったときに意外と気になるのが実際に仕事をする時間じゃないでしょうか?
ということで今回は、実際に長年絵の仕事で会社員として勤めた目線も踏まえて絵に関する仕事の時間についてわかりやすく紹介します。
目次
絵やイラストに関する仕事で、社員とフリーで働く場合はどのくらい労働時間の違いがあるのか?
社員(契約・派遣等含む)として働くか、フリーランスとしてあくまで会社の外側で絵の仕事をもらって働くか・・・ということです。
まずはその違いから軽くおさえていきましょう。
社員の場合
社員として会社に属して働くなら、基本的に労働時間は定時までというくくりになります。
ただ絵の仕事の会社は開始が遅いことが多く、10時~19時という時間帯で働く会社が多いでしょう。
仕事が忙しい時期はやっぱり残業も増えますし、日々ノルマに追われて大変・・・という環境もあります。
納期に追われながら絵を描く状況はおそらくどこでも変わりません、なので絵を描くスピードが遅いと必然的に勤務時間も長くなりがちです。
ただ最近は残業への目線も厳しくなっているので、よほど劣悪なところでない限り長くても定時から1~2時間というところが一般的でしょう。
フリーの場合
フリーは、基本的に個人の裁量になります。納期が決まった上でそこまでに終わっていればいいので、ある程度自由です。
とはいえ過剰に納期を長く取る企業もそこまで多くないので、なんだかんだカツカツでやる状況が多いでしょう。
最初の打ち合わせの際に可能な限り納期を遅くして、そのうえで前倒しで進めていってクライアントからの印象を良くすることが仕事をもらい続けるポイントです。
働く時間をキッチリ決めておいてそれ以外は休むスケジュールを組む人もいれば、ダラダラ描き続ける人もいるので本当に人による印象です。ひと月に請ける作業量でも大きく差がつきます。
絵に関する仕事の勤務時間の3つの例
絵やイラストレーターの仕事の勤務時間は、個人の姿勢や状況・働き方によっても全く変わってきます。
漫画家やアシスタント
今も人気の漫画家さんのところにも行きましたが、やっぱりハードな週刊連載だとほとんどの人が寝る間も惜しんで描いてる印象でした。
アシスタントは週に作業する日が限られますが、それでも週3くらいで一気に仕上げるためその間は寝る時間も少なく描き続けることが多くなります。
プロの仕事をダイレクトに手伝うのは、神経も使いますしキツイ世界です。
遊技機のアニメーション制作
原画動画を描いたり、キャラクターデザインをしたり、絵コンテを切ったり・・・忙しい時期もありますが基本的に会社なので朝出社して夜帰る普通のスパンで働いてました。
たまに忙しい日は夜7時定時のところ8時過ぎまで作業することもありましたが、ブラックな環境ではなく楽しく仕事をしていた記憶です。
会社によるので大変なところはもっとキツイでしょうが、上でも書いたように企業の労働環境やブラック事情に向けられる目線は年々厳しくなっているので過剰な労働条件の会社はだいぶ減ってきているはずです。
スマホゲームのイラスト制作
自分は都合三社で正社員として絵の仕事をしてきましたが、2015年春に独立して個人事業主になる前に最後に勤めていたのがソシャゲ・・・今で言うスマホアプリのメーカーでイラストのアートディレクターとして従事してました。
転職当時はまさにソシャゲ全盛期でカードイラストを出せば出しただけ利益になる甘い時代だったので、ひとつのアプリでひと月70~80枚という異常な枚数のカードイラストを用意させられる状況でした。
なので最初は本当にきつくて、前職より給与は上がったものの残業も普通に毎日2時間以上と転職を後悔したのをよく覚えてます・・・。
ただ次第に状況も落ち着いていって、最後の方はせいぜい1日一時間程度残業するかしないか・・・くらいでした。
絵を描く仕事をするうえでの、おすすめ労働環境は?
いずれにしても、会社員として絵の仕事をするのであれば実際そこまでしんどくもありません。
もちろん差はあるでしょうが、フリーでやるよりも安定していて勤務時間も程よくまとまっていることが多くなるでしょう。
フリーは絵の枚数を重ねないと月収を上げるのはなかなか難しいですが、社員として働いていれば出世することで給与も普通に上がっていきます。
働くスタイルは好みもあるでしょうが、勤務時間の観点だけで言えば普通に土日祝日も休める社員の方がだいぶラクなはずです。
まとめ
何を描きたいか、どうやって働きたいか、その先どうなっていきたいか・・・などなど働くときに優先する領域は人によっても様々です。
あちらを立てればこちらが立たず、なんてことも多いので絵の仕事を探すときにはぜひ幅広い視野で検討してみてください。
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