どうも、元ゲームイラストアートディレクターのハシケン(@conteanime)です。
クリップスタジオ(=クリスタ)は各種ブラシツールを使って自由に絵を描いていきますが、その際にペン先の大きさを変えるのが「ブラシサイズ」パレットです。

ブラシサイズはそのまま使用するよりも、ある程度使いやすい状態にしたほうが絵を描く効率も上がって快適にお絵描きできるようになります。

目次
クリップスタジオで絵を描くときのブラシサイズパレットの考え方

絵を描くときはキャンバスの表示サイズや描く箇所によって、ブラシサイズをどんどん変えて使うのが一般的です。
ブラシサイズを固定する機能は・・・ない!?

上の画像は当サイトで定期的に主催しているクリップスタジオ一日講座【デジ絵ワークショップ】ですが、参加者の方から毎回のようによく聞かれていたのが
「ブラシサイズはどのくらいにして描けばいいの?」
・・・というご質問なんです。
最初に描いたようにブラシサイズは変えながら描く前提なので、サイズを限定して使うものではありません。そのためクリップスタジオにもそのような機能は存在していません。

描いてて太いと感じたら細く、細いと感じたら太くすればOKです。消しゴムに関しても同様です。
ブラシサイズパレットはなるべく使いやすい状態にしよう

クリップスタジオをインストール後のブラシサイズのパレットは通常このような状態になっていると思いますが、パレットはスムーズにサイズを変えやすい場所に移動させましょう。

ブラシサイズパレットをそのまま使っていると、大きなサイズはスクロールしないと出てこないはずです。
たしかにペンツールなどを最大で使うことはそれほどありませんが、描くだけでなく消しゴムのサイズとしても使えるので大きくしてキャンバスを一気に消すという使い方もできます。
ちなみにキャンバスの下に配置すると横長で広く取れてキャンバスの大きさにも影響しないので、おすすめです。ツールの横などに縦長にしておいてもいいでしょう。

ブラシサイズパレットが消えたときの表示/非表示方法

クリップスタジオのパレットは重なったりすることで、表示&非表示が頻繁に切り替わります。そのせいで、使いたいパレットを見失うこともよくあるでしょう。
そんなときは「メニューバー」-「ウィンドウ」-「ブラシサイズ」を開いて、クリックしてチェックを入れれば表示されてチェックを外せば非表示となります。


ブラシサイズの単位って? 確認と変更方法

実はブラシサイズの単位は、変更することが可能です。
通常は「px」で表示されていますが、「mm」に変更することも実はできるんです。
今の単位がどちらかはメニューバーの「ファイル」→「環境設定」を開いて、「定規・単位」の「長さの単位」で確認(変更)できます。

基本ショートカットと変更方法&ブラシサイズのおすすめ設定 ※すべてiPadを含む

ブラシサイズは、実は最初からショートカットが設定されています。
「ファイル」-「ショートカットキー設定」で設定領域を「オプション」にし、「ブラシサイズパレット」を開くと『現在よりサイズの小さいプリセットを選択』と『現在よりサイズの大きいプリセットを選択』とあってそれぞれに『[』『]』が指定されています。


★ショートカット機能についてより詳しく知りたいときは、クリップスタジオのショートカットキー設定の使い方・変更方法を覚えようを参照してください。
ドラッグでカンタンにブラシサイズを変える方法
また、ドラッグでカンタンにブラシのサイズを変える方法もあります。
Windowsだと[Ctrl]と[alt]キーを押したまま(Macだとoptionとcommand)、ペンを上下にドラッグすることでサイズを変更できます。

ちなみにiPad版アプリでも、Mac同様[Option]+[Command]+ドラッグで変更できます。

「ポップアップパレット」機能を使う方法
実はさらにもう一つ、ブラシサイズを変えるときの面白い方法があります。
あらかじめ好きなショートカットを設定しておくことで、その操作をするとカーソルのすぐそばに「ポップアップパレット」として表示させることもできます。
やり方は「ファイル」-「ショートカットキー設定」で上部の設定領域を「ポップアップパレット」とします。

「ポップアップを表示する/隠す」の「ブラシサイズ」にあなたの使いやすい操作を設定すれば、描いていて瞬時にパレットを開けるようになります。


まとめ

ブラシサイズは変に悩むことなく、場面に応じて自由に変えて使っていきましょう。ショートカットなども活用すれば、描く効率もどんどん上がっていくはずです。

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