どうも、元ゲームイラストアートディレクターのハシケン(@conteanime)です。
自分の好きなことを仕事にした場合とそうじゃない場合で、その後の人生は大きく変わる場合もあります。
今回は実際に長年絵を仕事にしてきた目線から、絵の関連の仕事についた場合の理想と現実についてまとめます。
実際に絵やイラスト関連の仕事についたらどうなるのか・・・?
原稿を送ったり持ち込みしたり、たまにアシスタントしながら漫画家になろうとそれなりに頑張ってはいましたが・・・結局7~8年ほど頑張った末どうにもならないと思って挫折、あきらめました。
最後の数年はほとんど惰性と言うか、時間をかけて挑戦したことを終わらすのが自分自身への否定につながるように感じてやめるにやめられない状況が続いていたのが実態です。
だから最終的に30歳目前で諦めた時は、これから仕事をどうしようというあせりの反面『もう漫画家を目指さなくていいんだ・・・』とホッとした記憶があります。
幸い、その後絵の関連の仕事につけたので仕事の中で漫画家志望のころの夢などを間接的に果たすこともできて概ね満足してますが・・・
絵の仕事についた人間は専門学校や美大からストレートに進むこともあれば、自分のように回り道してたどり着く人もいるし突然転職でやってくる・・・なんてパターンもあります。
本当に人によってそれぞれで、結局絵さえ描けるなら仕事につける可能性がある業界だということのあらわれかもしれません。
実際絵を仕事にしたことに悩む人も多いでしょうし、常に上達し続けないといけないプレッシャーとはみんな戦い続けているでしょう。
それでも、毎日何かしらクリエイティブ的な業務に当たれている現実は多くの絵の仕事についた人が共通で感じてる喜びなんじゃないかと思います。
絵を仕事にすることによって起こり得ること
好きで描いてきた絵を仕事にしたために起こってしまう悲劇もあります、大きいのは絵を描くのが辛くなるということです。
納期に追われて、本質的には好きでもない絵を仕事だからと描き続ける現場にいる人も多くいます。絵が描けてるからと満足できるのは一瞬で、結局嫌になって職場を変えてしまう人も珍しくありません。
転職して改善できればいいですが、商売のための絵を描くこと自体につかれたり自分の本来の方向性と違う絵ばかり描いてイヤになってしまい・・・最終的に絵自体もいやになる人もいないわけではありません。
また、将来への不安要素も大きいでしょう。
絵を描く仕事というのは若いうちは描いてることだけでいいですが、40~50と年齢をあげていったときに果たして社内でずっと絵を描いているのか・・・そんな状況はほとんどの人が想像できないはずです。
ある日突然リストラを食らってしまい、何も次の準備をしていなかったから身動きできない・・・人生詰むケースだってあるかもしれません。
つぶしがきくようで意外と潰しが効かない面も絵を描く仕事にはあるので、働きながらも他の路線を考えたり自分にプラスアルファの価値を持たせるための行動が必要となります。
絵の夢があきらめきれないなら副業で満たす手もある?
とはいえ前述のように絵を仕事にしたらしたで色々悩むこともあるんだから、仕事にしなかったことでむしろ気楽に絵を楽しみ続けられている・・・という見方もあるでしょう。
でもやっぱり絵をもっと頑張りたい、仕事にしたいと思うなら現在は副業的に何か始めてみる手段もいろいろあるんです。
休みの日を使ってストックイラストをやってみたり、ランサーズやココナラなどでスキルを販売したり、SNSで描いたイラストや漫画を配信したり・・・。
最初は何の成果にもつながらないでしょうが継続することでなにかの形につながる人も多くいます。なかには、本業を絵にシフトした人だって実際に何人もいます。
諦めきれない時は何でもいいので最初の行動を一つ起こしてみるのはどうでしょう? 自分自身や作品を世の中に発信していかないことには、当たり前ですが誰の目にもとまりません。
まとめ
漫画の夢が破れた時点で一回は完全に絵から遠のきましたが、情熱だけは残っていたのでマンガとは少し軸を変えた絵の仕事という方向で生きてこれました。
でも、最後にも書いたように今はいろいろな手段があります。もし絵を形にしたいなら、リスクなくSNSなどで発信して少しずつあなたの価値を世間に届けることをおすすめします!
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