どうも、元ゲームイラストアートディレクターのハシケン(@conteanime)です。
絵がうまくなるためにひたすら頑張って練習するのもいいですが、最近はアプリを使って絵の仕上がりレベルを高める方法もかなり増えてきました。
ということで今回は【絵を描くのが速く楽になれる超便利アプリ4選】として、イラストや漫画作成に使える便利なアプリを厳選して紹介します。
- 全身の絵を描くときの参考に使えるアプリ
- 手を描くときの参考に使えるアプリ
- 絵のイメージを考えるときの参考になる(?)アプリ
以前から人気のあるアプリから、最近話題になりだしたものまで幅広く集めてみました。
①全身の参考に使えるアプリ『イージーポーザー/マジックポーザー』
それぞれ無料版と、買い切りのPRO版などがあります。まずは無料版で試してみるといいでしょう。
2017年、18年ごろからあるかなり息の長いアプリです。人気も高く、実際に多くの人がイラストやマンガ作成に使っているといわれています。
小物などのパーツもそれなりに用意されているので、作画にちょうどいいものがあったときにはかなり重宝するはずです。
どちらもポーズや構図を決めたうえでスクリーンショットや保存して、クリスタなどに画像をもっていってトレースして使えます。
もっていくぶんの手間自体はありますが、人形のクオリティや操作性に関しては案外クリスタより使いやすいと感じる人も多いかもしれません。
②手の参考に役立つアプリ『HandModel』
こないだ某イラストレーターさんのスペース聴いてたときにオススメしてたアプリを早速使ってみたんだけどこれ良いかも。。
カメラで映した自分の手の動き読み取って即再現してくれる。今まで自分の手撮って描いてたけど女の子の手描く時は少し参考になりづらかったりしたので手のタイプ選べるのも◎ pic.twitter.com/bwEUfI0pJL
— 荒 井 パイ セ ン (@araitter0301) September 4, 2022
実はこのアプリは先日たまたまTwitterのタイムラインで流れてきたつぶやきを見て知ったんですが、実際触ってみてもかなり面白いです。
画面下のボタンを押すとiPadのインカメラが作動するので、自分で描きたい手のポーズを撮影してボタンを離すと手のモデルが作成されます。
好きな構図に動かしてイラストのあたりなどに使えます。ちなみに手のバージョン違いや、足のモデルでやることもできちゃいます。
③絵のイメージの参考になる(?)アプリ『AI Picasso』
文章を入れるだけでイラストや写真などの画像を出力してくれることで最近話題の画像生成AI、「Stable Diffusion(ステーブル・ディフュージョン)」をスマホで使えるようにしたアプリです。
「Stable Diffusion」自体はパソコンで使おうとするとインストールに手間どったり高いスペックのパソコンが必要になるんで多少ハードルがありますが、『AI Picasso』はアプリなんで誰でも手軽にAIでの画像生成を試すことができます。
完全無料で使えますがたまに回数制限のメッセージが表示されます、でも20秒~ほどの広告動画をみると再度使えるようになります。
ちなみに作成した画像の著作権に関しては「Stable Diffusion」の利用規約に準じているそうで、商用利用も可能になっているため良くも悪くもイラストやSNS界隈で議論を呼んでいる部分があります。
使い方はシンプルで、作りたい画像のイメージを日本語の文章や単語の羅列で入力して【Cretae】を押せばものの10秒程度でAIが画像を出力してくれます。
できた画像はそのままシェアすることもでき、気に入らないなら【更新】してやり直すこともできます。
もっと思い通りの画像に近づけたいときは、情報を細かく入力することがとにかく重要です。写真で表示された画像をイラストチックにしたいときは、『イラスト風』などのキーワードを加えてみましょう。
またそもそもの「Stable Diffusion」には、別途参考画像を使うことで出力画像に参考画像の構図や色合いを反映させる「img2img(イメージツーイメージ)」と呼ばれる『文字と画像から』画像を生成する機能も搭載されています。
AIピカソで「img2img」を使うときは、操作画面のリファレンスイメージの「+」マークをタップします。
すると手書きで直接描くDrawImageと、タブレット内に保存してる写真を使うPhotoLibraryが出るのでDrawImageで手書きで描いてみると出力される画像の精度を好きなイメージに寄せることも可能です。
まとめ
今回は【絵を描くのが速く楽になれる超便利アプリ4選】として紹介してきました。
- 全身の絵を描くときの参考に使えるアプリ
- 手を描くときの参考に使えるアプリ
- 絵のイメージを考えるときの参考になる(?)アプリ
ただアナログからデジタルに多くの人が流れたように、便利な最新技術を作画に取り入れることで絵の表現パターンが進化していくのは確かなことです。
なかでも最後のイラスト生成AI技術はいろいろ物議をよんでますが、仮に今後イラストで生きていこうと思う人はできるだけ早く自分の知識・技術として取り入れて共存しながら・・・自らの価値を高めていくことも必要になるんじゃないでしょうか?
・・・とシリアスな内容はさておき、とにかくどれも触ってみるだけでも面白いし実際絵を描く参考にもなるのでぜひ無料の状態から楽しんでもらえたらと思います。
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