どうも、元ゲームイラストアートディレクターのハシケン(@conteanime)です。
![](https://conte-anime.jp/system/wp-content/uploads/2017/12/032oh.png)
★図形ツールの基本操作に関しては、クリップスタジオの図形や円&直線の引き方・描き方を覚えて使いこなそうに詳しく解説しています。
・・・ただこの図形ツール、線画を少し変わった質感のブラシで描いている時に一緒に使うと図形ツールの円や四角の線が綺麗すぎて違和感が出てしまうこともあります。
![クリップスタジオペイント 図形ツール 質感 違和感](https://conte-anime.jp/system/wp-content/uploads/2020/07/252f5932a4499d98d65eb9cf14b709a4.jpg)
ということで今回は、図形ツールの線の質感を自由に調整する方法と好きなブラシの質感を図形ツールに反映させる方法について詳しく紹介します。
目次
サブツール詳細パレットの「散布効果」を使う方法
![](https://conte-anime.jp/system/wp-content/uploads/2017/12/032oh.png)
![クリップスタジオペイント 図形ツール わからない](https://conte-anime.jp/system/wp-content/uploads/2020/07/b67127e66b9facef88f276f04c8e5b95.jpg)
ご質問ありがとうございました!
言われてみるとたしかに図形ツールの線質が線画を描いているブラシと差がありすぎても使いにくいわけでネットで調べてみると、対処法として「散布効果」という手段があるという記事を見つけました。
散布効果を使うやり方はカンタンです。図形ツールを選択した状態でツールプロパティの右下のスパナボタンから、「サブツール詳細パレット」を開きます。
![クリップスタジオペイント 図形ツール 散布効果 使い方](https://conte-anime.jp/system/wp-content/uploads/2020/07/a33d15be25681029a9eb2ec48ab7ae9f.jpg)
「ブラシ形状」の項目内にある「散布効果」の部分にチェックを入れます。その状態で図形ツールで円や四角などを描くと、散布効果が反映された線が描けます。
散布効果の欄にある粒子サイズや密度を変えることで、いろいろと好きな状態に変えていくこともできます。
・・・ただこのやり方はそれなりに使いみちがあるにしても、厳密に今線画で使用しているブラシのペン先の質感とあわせられてるわけじゃないんですよね。
![](https://conte-anime.jp/system/wp-content/uploads/2017/12/07honya.png)
大本命!「プリセットに登録」を使う方法
![クリップスタジオペイント ブラシ プリセットに登録](https://conte-anime.jp/system/wp-content/uploads/2020/07/170606-1.jpg)
![](https://conte-anime.jp/system/wp-content/uploads/2017/12/032oh.png)
図形ツールで使いたいブラシツールのペン先を選び、その状態でまたツールプロパティの「サブツール詳細パレット」を開いて「ブラシ形状」で「プリセットに登録」を押します。
![クリップスタジオペイント ブラシ プリセットに登録](https://conte-anime.jp/system/wp-content/uploads/2020/07/12bdee399270727c74b7c41ab30e54be.gif)
元々プリセットの欄には基本ブラシがいくつか登録されていますが、自分で選んだブラシが最上段に新たに登録されます。
ツールプロパティのブラシ形状からプリセット登録したブラシを選べばそのまま図形ツールの質感として使えます、サブツール詳細から選ぶ場合は選択した状態で「ブラシ形状を適用」を押して図形ツールを使えばOKです。
![クリップスタジオペイント 図形ツール ブラシ形状](https://conte-anime.jp/system/wp-content/uploads/2020/07/9dcf77dbae7b0dbb9cf19f3e588738d9.gif)
また図形ツールを元の質感のない線の状態に戻したいときは、サブツール詳細パレットの左下にある「全設定を初期設定に戻す」で戻せます。
★ツールプロパティの表示項目に「ブラシ形状」を表示させたいときは、クリップスタジオ初期設定からの変更方法!プロおすすめ箇所10選を紹介にあるツールプロパティの表示項目を変えるを参照して下さい。
ベクターレイヤーなら質感はあとから何度でも変えられる
![クリップスタジオペイント 図形ツール 質感を変える ベクターレイヤー](https://conte-anime.jp/system/wp-content/uploads/2020/07/200503-3.jpg)
ラスターレイヤーで図形を描く場合は先に設定をして描く必要がありますが、ベクターレイヤーなら描いたあとでも調整が自由にききます。
参考記事▶ クリップスタジオのラスターレイヤー&ベクターレイヤーの種類や違いを覚えよう
ベクターレイヤー上で図形を描いて操作ツールの「オブジェクト」で描いた図形をクリックすると、対象の周りに青ハンドルが表示された(制御点も見えたまま)状態になります。
その状態にすればツールプロパティの散布効果にチェックを入れて自由に粒子サイズや密度などの設定を変えたり、ブラシ形状でプリセットから選択して「ブラシ形状を適用」を押すことで変更したりもできます。
![クリップスタジオペイント 図形ツール ブラシ形状 ベクターレイヤー](https://conte-anime.jp/system/wp-content/uploads/2020/07/8400881fd824bb8ca66917b18c7d1a5e.gif)
早くクリスタに慣れて自由に描きたいなら効率いい手段も使ってみよう!
![デジタルイラスト 講座 講師 ハシケン](https://conte-anime.jp/system/wp-content/uploads/2020/12/IMG_58033.jpg)
デジタルやクリスタで自由に絵を描くにはそれなりの知識や技術も必要ですが、独学だけで進めていると練習が正解かわからず遠回りになりがちです。
実は絵やデジタルが早く上手くなりたいときは、絵のわかる第三者からアドバイスを受けながら練習した方が圧倒的に近道なんです。
![](https://conte-anime.jp/system/wp-content/uploads/2017/12/02haha.png)
逆にもしそういう人が身近にいないなら、一般向けのイラスト講座を使えばひとりでやみくもに進めるよりだいぶスムーズに上達していけるでしょう。
以下ではデジタルイラストやクリスタ初心者さん向けの講座を例として紹介しておくので、上達できず悩んだら参考にして下さい。
「デジ絵ワークショップ」動画講座
![](https://conte-anime.jp/system/wp-content/uploads/2024/07/fe686dfd22b0a7539908475a6c1fda1d.jpg)
公式サイト:https://cm.clipstudio/video-course
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![](https://conte-anime.jp/system/wp-content/uploads/2024/07/2-1024x641.jpg)
※動画講座の画面、右上は講師のハシケン(本人)ですw
内容がわからないときは動画ごとのコメント欄に書き込めば直接講師より回答が届くので悩んで手が止まることも少ないでしょう、受講者の年代が30~70歳以上と幅広いのも特徴的です。
支払いは初回購入時のみで一般の講座よりも安く視聴も無制限なので、受講期限にあせることなくあなたのペースでじっくり学んでいけるでしょう。
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まとめ
![クリップスタジオペイント 図形ツール 使い方 質感](https://conte-anime.jp/system/wp-content/uploads/2020/07/200507-3-2.jpg)
今回は図形ツールの質感の変え方や調整方法についてまとめました。
線画はベクターレイヤーで描いておけばあとからどうとでも調整ができるので、基本的にはベクターを使うようにしてしまってもいいかもしれません。
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▼次はこちら!
クリップスタジオをパソコンで使うおすすめスペックと機種の選び方