クリップスタジオの図形や円&直線の引き方・描き方を覚えて使いこなせる手順

クリスタ 図形 直線 描き方 クリスタ

 

どうも、元ゲームイラストアートディレクターのハシケン(@conteanime)です。

 

クリップスタジオ(=クリスタ)には線や図形を自由に描いて使えるツールが用意されています。使い方を覚えて活用すると、あなたの描く絵の質は一段階も二段階もひき上げられるでしょう。

 

今回は、クリスタでキレイな線や図形を描きたいときの方法について詳しく解説します。

 

クリップスタジオの「図形」ツールを使って直線や円・四角を描く方法

 

円や四角を描くにはいくつか方法がありますが、最も簡単なのはツールにある「図形」を使うことです。

 

クリップスタジオ図形ツールパレット

 

ハシケン
まずは「図形」ツールを使う上での基本ルールをいくつかおさえておきましょう!

 

はじめに:図形ツールの共通ルールをおさえておこう

 

線や図形の描画は、クリックからのドラッグ操作がメインとなります。

 

クリップスタジオ図形基本の使い方

 

線を直角や垂直に引きたい時、もしくは図形で正円や正方形を引きたいときは「Shift」を押しながらドラッグをするのが基本です。

 

クリップスタジオ図形正方形正円

 

より細かい調整を行いたい場合は、サブツールで選んだものにたいしてツールプロパティで行うという手順も頭に入れておくとスムーズでしょう。

 

クリップスタジオ図形ツールプロパティ

 

クリップスタジオで直線を引く方法

 

図形ツールを選んでサブツールから[直線]を選びます。

 

クリップスタジオ図形直線

 

キャンバス上でペン先をつけてドラッグすればそのまま線が引けて、Shiftを押した状態で行うと垂直や平行・斜め45度の線も引けます。

 

クリップスタジオ図形ツール直線の引き方

 

直線を引く方法は他にもある!
ハシケン
他の手段に関してはYouTubeで確認してください!

 

クリップスタジオで円を描く方法

 

図形ツールを選んでサブツールで[楕円]を選びます。ドラッグすることで楕円が引けて、Shift押したまま行うと正円になります。

 

クリップスタジオ図形ツール円の描き方

 

ツールプロパティの「縦横指定」縦横の比率を変えたり(ブラシ形状も変化します)、図形のサイズ指定を直接入力することも出来ます。

 

クリップスタジオ図形ツール円サイズ指定

 

サイズの数字はキャンバスの設定単位に準じます

 

また「□確定後に角度を調整」にチェックを入れると、ドラッグ後にそのまま上下左右することで向きを変えることが出来ます。

 

クリップスタジオ図形ツール円角度を調整

 

ハシケン
動かしたくなかったり邪魔な場合は、チェックを外しておけば大丈夫です!

 

クリップスタジオで長方形(四角)を描く方法

 

図形ツールを選んでサブツールで[長方形]を選びます。ドラッグすることで長方形が引けて、Shift押したまま行うと正方形となります。

 

クリップスタジオ図形ツール長方形正方形

 

ツールプロパティの「□角の丸さ」にチェックを入れて数字を調整すると、角度に丸みを付けて度合いも変更できます。

 

クリップスタジオ図形ツール長方形正方形角を丸くする

 

また「線・塗り」を変えることで、ただ線を引くのか中を塗るのかなどの設定変更もできます。

 

クリップスタジオ図形ツール長方形正方形線・塗り

 

その他、縦横指定や角度調整は楕円と共通です

 

クリップスタジオで多角形を描く方法

 

図形ツールを選んでサブツールで[多角形]を選びます。ドラッグすることで六角形が引けて、Shift押したまま行うと正六角形となります。

 

クリップスタジオ図形ツール多角形

 

その他、縦横指定や角度調整・線塗りなどは楕円と共通です

 

その他の図形ツール、曲線・折れ線・連続曲線・投げなわ塗りについて

 

曲線……クリックしたままドラッグして、離して動かすことで曲線の度合いを調整できます。再度クリックすることで確定できます。

 

クリップスタジオ図形ツール曲線

 

折れ線……クリックすることで連続で線を引いていけます。ダブルクリックで終了できます。

 

クリップスタジオ図形ツール折れ線

 

連続曲線……クリックして伸ばすことで次々曲線を続けて描いていけます。ダブルクリックで終了できます。

 

クリップスタジオ図形ツール連続曲線

 

投げなわ塗り……なげなわツールで囲んだ範囲を塗りつぶします。色は先に選んでおきましょう。

 

クリップスタジオ図形ツール投げなわ塗り

 

通常のペンツールを使って直線を引く方法

 

ちなみに、実は通常絵を描くために使っている鉛筆やGペンなどのツールでもそのまま直線を引くことが出来ます。

 

クリックしてShiftを押すと直線の軌跡が表示されるので、好きなところでクリックするとそこまでの線が引かれます。連続で引いていくことも可能です。

 

クリップスタジオ図形通常のペンツールで線引き

 

選択範囲で図形を描く方法もある

 

また[選択範囲]の楕円矩形選択でも、選択範囲を指定した上で図形を作成することが出来ます。

 

ドラッグして選択範囲を指定した状態で、メニューバーから[編集][選択範囲をフチ取り]で小窓が開きます。

 

クリップスタジオ図形選択範囲

 

どう描画したいか、線の太さはどうするかなど決めて右上のOKを押すことで線が引けます。

 

クリップスタジオで図形や線を描く際の注意点

 

ハシケン
最後に、図形や線を引く時の注意点やコツなどをいくつかまとめておきます!

 

図形ごとに必ずレイヤーを分けよう

 

線や図形は、何となく進めているとつい絵を描いているレイヤーにそのまま描いてしまいがちです。

 

絵とくっついてしまう上に図形のみで調整できなくなるので、必ず図形描写用のレイヤーを新規作成して行いましょう。

 

うまくいかないなら何度もやり直そう

 

慣れないうちはなかなか狙ったような図形が描けないかもしれませんが、うまくいくように何度もやり直して練習してみて下さい。

 

ハシケン
線の太さなども、ちょうどいいものがつかめるまでは多少時間がかかると思って諦めず試しましょう

 

多少のズレであれば選択変形で拡大・縮小することでも合わせられるので、上で書いたようにちゃんと図形のみのレイヤーを作っておくことで調整もしやすくなります。

 

細部を丁寧に描くとあなたの絵の質が自然と引き上がる!

 

ある程度画力がついてくると、細部を丁寧に描いてるかどうかが全体の絵の仕上がりを左右するようになってきます。

 

そんなときに丸や四角をしっかり図形ツールで描いてるか、フリーハンドでやっているかは意外と大きな差になってきます。

 

もちろんフリーで活かしたい線もありますが、意図的でない部分はなるべく図形ツールで描いておくと素直に絵の質の向上に繋がるのでぜひ積極的に取り入れてみて下さい。

 

まとめ

 

図形ツールが自由に使えるようになると、表現の幅は確実に今より広がるでしょう。

 

ハシケン
今回まとめたことを基本として、いろいろ自由に試してみて下さい!