どうも、アートディレクターのハシケン(@conteanime)です。
世の中は様々なイメージキャラクターであふれています。
会社のマスコットキャラクターを世の中にしっかり浸透させるためにはある程度の予算と忍耐が必要ですが、一方で絶対に避けたほうがいい要素もあります。
知らぬ間に多くの人から嫌われるキャラクターを会社の看板として使ってたなんてことにならないためにも、制作前も制作時もそして完成後もチェックしてもらえるようにまとめてみました。
★マスコットキャラクターの作成を発注する前に整理しておきたい話も合わせて参考にしてください。
目次
キャラクターのデザイン自体が雑
配色が気持ち悪い、線が汚い、デッサンがおかしい・・・等々。
狙いがないならあえて選ぶのはやめましょう、丁寧な可愛らしさこそがマスコットキャラクターの基本形と思っていてもそれほど問題はありません。
まずは必要最低限のデザインレベルに達する制作企業を選ぶことから始めて下さい。自社の窓口の部署に詳しい人がいなければ、社内の別の部署などからでもいいので臨時の担当者を募りましょう。
実際の制作を進めていくうえで、客観的に判断できる目を持った人がいないことは大変危険です。当たり前ですが、しっかり体制を整えたうえで制作はスタートしたほうが後が楽になります。
イラストやキャラクターだからって軽く安く扱っていては、絶対いいものになんかなりえません。
★起業がキャラクターを使う意味に関しては、大企業がキャラクタービジネスを積極的に行う10の理由とは?も参考になります。
表現したい世界観が見えない
イメージキャラの多くが会社の業種に絡むイメージを加えるでしょうが、安易にそれですまないないのがキャラクターの難しいところです。
現在のようにキャラクターで溢れている世の中では、パーツとして何かちょっと変わった素材を加えたところで何も目立つことが出来ません。
キャラクターを作るということは、バックボーンの世界観まで一緒に構築していくことだと考えておきましょう。
いかに独自性を出しつつ企業のビジネスとリンクさせていけるかで、存在感は大きく変わってきます。
★人気キャラクターを作り自社ビジネスに活かす重要チェック項目7でも、問題ないかどうか確認できます。
キャラクターの印象やデザインが摩訶不思議過ぎる
でも冷静に考えてみると、圧倒的な人気キャラは意外と元々のモチーフとなる動物や既存の存在があるということに気付かされます。
くまモンしかり、スヌーピーしかり、ディズニー系やサンリオ系・・・あげればキリがありません。
世界観の話とも繋がりますが、あまり突飛で意味不明なものだと見てる人が感情移入することが難しくなってしまいます。
誰も見たことない新生物みたいなものはかえって危険です、毎回その新生物は何なのかというところから説明する必要が生じるからです。
せっかく作ったキャラがデザイン的に何かに似すぎてる
既存の動物をモチーフにするということは逆に言えば、手垢のまみれたものに挑むことに繋がります。
まず似せるというのはやり方として問題ありません、そのうえでそこからいかに外していくかという考え方も重要になっていきます。
最終的に誰が見ても違っているものに仕上がるまで、手を加えていく作業が必要になります。制作業者にデザインを依頼した場合は、そのへんまで目を配りながら制作物の監修をしていきましょう。
★作成側の手順については、企業向けキャラクターデザインの発注&作成手順・料金相場を実例紹介!で確認できます。
キャラクターを作ったらあとはほったらかし・・・じゃダメ!
キャラクターというのは作って終わりではなくその後いかに展開させるか、どうやって成長させていくかが非常に重要です。
せっかくデザインしたのに、一枚しかキャラクターの絵素材がなくて用途に汎用性が効かない・・・となっては苦しいので気をつけましょう。
キャラクターを展開させていくにはLINEスタンプやweb漫画・アニメ映像など様々な展開が想定されます。
そういった方向への対応が今後可能かも、併せて業者に確認しておくのが無難です。
★キャラクターを使ったマーケティング手法についてくわしく知りたいときは、話題のキャラクターマーケティングって何?効果的なやり方が知りたい!が参考になります。
また、キャラクターを使ってビジネスなどを考えたい場合に役立ちそうな本も紹介しておきます。
まとめ
今はどこの企業でも自社キャラクターを作り、様々な施策を試してます。
キャラクターは育つまでは時間と予算がかかりますが、育つとビジネスに途方もない力を貸してくれる戦力にもなってくれます。
御社の優秀な社員のひとりとして成長させていくくらいの意気込みで、取り組んでみてください。
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