どうも、元ゲームイラストアートディレクターのハシケン(@conteanime)です。
自分だけの夢を見つけてかなえるために努力するのは価値のあることですが、かなわない夢をダラダラ追い続けることには残念ながらそれほど意味はありません。
むしろ一定の時期がきたらきっちり撤退し、それまでの努力が活かせる別の道を見つけた方がより魅力ある人生にできることだって多いでしょう。
大切な夢にむかって頑張っているけど最近ちょっと疲れてきた・・・そんなとき考えたい「夢の諦め方とその先にあるかもしれない道について」、かつて夢やぶれて人生をゼロから立て直した実体験もふまえまとめました。
目次
はじめに:かつて30歳目前で夢を諦めた者の実例
- あなたには今なにか夢がありますか?
- その夢をかなえるために、ちゃんと行動していますか?
- かなわない夢を追いかけ続けることにしんどくなったりしていませんか?
夢中で頑張っていた最初の数年は夢をもって活動していることだけでモチベーション高くやれていましたが、やってもやっても成果がでないと精神も体力も疲れていってそのうち自分が何のために漫画を描いてるかわからなくなり・・・結局最後はむなしく終わりました。
夢をながく追い続けていると、追いかけていること自体が自分自身のアイデンティティと感じてくるため夢を諦めること自体がひどく悪いことのように錯覚してくるんですよね。
夢を諦めて普通の仕事に就くことから夢に逃げてた・・・ということだったのかもしれません
これからあなたが夢を諦めるかもしれない理由は年齢? お金? それとも就職関連?
単純な年齢やお金、就職関連に悩んで夢を諦めること以外にも人によってきっとさまざまな理由があるはずです。
目指す夢に対して必要な能力が追いついていない
夢を追い続けていくなかで、あなた自身の限界が見えてきてしまうこともあるかもしれません。
最初はがむしゃらにやっているだけで楽しいですが成果に結びつかないと次第につらくなります、その壁を乗りこえられるかどうかで続けられるかどうかは大きく変わっていくでしょう。
ほかに新しい夢が見つかった!
夢を追いかけていく期間にはいろいろなことが起こります、仕事やプライベート・・・生活していくなかでふと別の夢が見つかる瞬間もあるでしょう。
しっかり考えた末に目指す方向性を変えるなら、それはなにも問題ありません。
夢を追いかけることに疲れてしまった・・・
夢を目指して頑張りつづけることに、やがて疲れたりもするんじゃないでしょうか?
たまにならともかく、しんどい状態があまりに続くなら夢があなたにあってないのかもしれません。
夢を追いかけるのがあなたにとって正しい選択かは目指している最中はわかりません、最終的に人生が終わるときにまでならないと結果は決してわからないでしょう。
どうしてもやっててツライなら、これ以上はもう無理して続けないほうがいいのかもしれません。
諦めずにこのさきもあなたが夢を追いかけ続ける、メリット・デメリット
夢を諦めないメリットとは?
- 限界と思ったあなた自身を超えていける可能性がある
- 諦めないかぎり夢の実現の可能性はゼロじゃない
- 頑張っているあなたの姿を見続けられる
成果が出ないまま長く続けていく状態では、どうしてもマインドや可能性的な要素が多くなります。
実際、この先にどのくらいの実現性があるかはあなたにもおぼろげながら見えてきてるはずなので冷静な判断が必要になることもあるでしょう。
夢を諦めるメリットとは?
- 人生が手遅れになるまえに軌道修正できる
- 夢自体につかれていた気分を一新できる
- 次の新しい夢を探して挑戦できる
長い間ダラダラと夢を追いかけつづけた結果待つのは、『もはやどうにもならなくなった人生』というかなり深刻な状況です。
資格もなくバイト以外にちゃんと働いた経験もなく・・・いざ夢やぶれたときに軌道修正するのは、困難をきわめます。
そもそも「背水の陣」や「ハングリー精神」は、夢を追うための必須事項ではまったくありません。
勢いのみでやっているといつまでも気づけないままになるので、夢を追うことと同時に冷静な目線と広い視野はつねに大切にしたいものです。
そして夢を諦めることは決してネガティブなだけではなく、あなたにとってポジティブな変換点にもなることをぜひおさえておいてください。
夢を諦めると決めたら、絶対に気をつけてほしいこと
・・・色々と考えたすえ、夢をあきらめる選択をすることもあるでしょう。
もう諦めたほうがいいと本心ではわかってたんですが、やめること自体がめんどくさいというかやめて次に何かしなきゃいけない現実から逃げてたんだと思います。
当時は漫画家志望をやめたところでいまさらほかに何ができるとも考えられず、勝手に自分の人生の選択肢をせばめていた面もあったはずです
もしあなたが夢を諦めると決めたなら、ぜひ注意してほしいことが3つあります。
- 夢をそれ以上引きずらない
- 夢に費やした時間を損と考えない
- 夢を諦めるのを敗北だととらえない
夢を諦めてすぐだったり別の仕事をはじめたばかりでしんどいと、つい『もっと夢に頑張っておけばこんな仕事してなかったかも・・・』と後ろ向きに考えがちです。
でもそれはきっと現実化できなかった妄想にとらわれているだけです、ちゃんと諦めた以上は頭の中から過去の夢への執着を早めに追いだすべきでしょう。
諦めた夢は『なつかしい思い出』にとどめるのが、おそらく一番いいつきあい方です。
あなたがこれまでの時間で夢のために必死で頑張ってきたことを、どうか後悔しないでください。
今後の人生のためにあなたが別の道を探して行動することは、逃げじゃなく攻めの姿勢なんだと考えてみてください。
そのつらい状態から離れることをようやく決意して動き出すなら、これまでの分もあなた自身に優しくしてあげてもいいんじゃないでしょうか?
後悔を残さずに新たな夢を手にする方法
大学中退後はアシスタント以外バイトしかしてなかったので、資格もないし社会人経験もないしで途方にくれたもんです
やみくもに就職活動をしてやがて運よく絵を描く仕事につきました、漫画ではないものの自分のそれまでやってたことを活かして収入が得られることは素直にありがたく幸せでした。
なにより、漫画家を目指した若気の至りがムダにならなかったことは本当にすくわれた想いでした。
夢を諦めたからって当時のあなたの頑張りや想いを否定する必要なんてありません、その経験があるからこそ見つけられる新たな道が必ずあるはずです。
もしかしたら、あなたが昔見た夢の続きを別の形でもう一度見られることだってあるかもしれません。
夢を捨てたからってそれまで経験してきたことをすべて捨て去るわけじゃなく、夢を目指した地続きにその後のあなたの人生があると考えたら少しはラクになれないでしょうか?
まとめ
- 漫画家になってたら今頃どうなってたんだろう・・・
- でも漫画家になれてたら眠れなかったよなあ・・・
- そもそもアイディアとか早々につきてたんだろうなあ・・・
まあこんなふうにネタ的に思いかえす程度で別に今漫画家になりたいわけではないんですが、ふとした瞬間に思うことはやっぱりあるんですよね。
『絵』という共通項の仕事に進めたことで幸いした部分はあったでしょうが、逆に夢に描いてたものと似た世界に進んだことでジレンマが残り続けてしまうこともあるわけです。
おそらく、死ぬまで心のどこかに引っかかり続けていくでしょう。
「夢」というものは心にもってかなえるために努力し、実現するか諦めるまでが1セットだと今では強く感じています。
夢を諦めたからってそれまでのあなたの頑張りすべてがムダになるわけじゃありません、諦めることから逃げた結果・・・人生を棒にふることだけはどうかしないでください。
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