どうも、ハシケン(@conteanime)です。
これまでに自分の中でこれは泣かされたなあという作品を5つばかしピックアップしてみました。古いのから新しいのまでありますが、そんなに特異な作品はないと思うので気になる人は是非見てみて下さい。
目次
ぽっかぽか(漫画・ドラマ)
いつも元気な田所家。のんびりマイペースの麻美に夫・慶彦、娘・あすかの愉快な3人の家族が、今日も近所のユニークな人たちを巻き込んで…!? どこにでもある家庭のほのぼのとした幸せを描いた、“天下無敵のファミリー・ロマンス”記念すべき第1巻!
※amazonより引用
個人的に不動の一位の作品です!
最初に読んだのはもう二十年以上前になるでしょうか、昼ドラにもなって微妙な知名度もありつつこの後に取り上げる作品のような売れ方はしていないのでやや地味な部類かもしれません。
読んでると主人公の麻美があまりに主婦として母として見事に描かれ過ぎる部分もあり、さすがに理想論すぎるだろ・・・とファンとしても思わない部分はあるんですが、差し引いてみても自分に子どもが出来るとこんな家族になれたら良いよなと思わされることは多いです。
子どもが出来る前と出来たあとで印象が変わった点
夫婦のもとに子どもがやってきてくれる、という言い方を作中で何度かされていますがそれはつくづく実感させられます。
感動の度合いが以前と最近で変わることもなく、むしろ子どもに対してイライラしてしまう作品内のキャラクターたちの心情も具体的に想像できるようになりより深く読めるようになった気がしてます。

赤ちゃんと僕(漫画・アニメ)
榎木家にはママがいない。パパと小学生の拓也と赤ちゃんの実の3人家族。わがままいっぱいの2歳児は泣いてばかりで、お兄ちゃんはもう大変!
※amazonより引用
引き続き古い作品ですね、同じく20年位は前になるでしょうか。元々アニメで知ってその後漫画でも読んだ作品です。

子どもの可愛らしさと、シングルファーザーの環境の大変さ、それでも日々の生活の楽しさ・・・など今考えても見るべきところは多いです。
ただ最終エピソードは結構やり過ぎ感もあって、当時やや唐突感が拭えなかった記憶があります。そりゃ泣くわこんなん、卑怯だろ・・・って感じでしたね。
そうはいっても日常に襲い掛かってくる非日常なんていつも唐突だし、それはそれでリアルな表現なのかな・・・なんて今では思ったりもしてます。
子どもが出来る前と出来たあとで印象が変わった点
実際に子どもがいる状態で見るとまたぜんぜん違いそうなんで、ぜひ近々文庫で大人買いしたいですね。
でも、この作者さんは女性で当時デビュー1年位でこの作品を描いてたらしいんですが・・・実際の体験を経て描いたのか、全く取材のみで描いたかどっちなんでしょうか?
後者だと相当恐ろしい観察眼というか、育児を経た人が見ても参考になる部分があると聞くんで、漫画家ってやっぱすごいなと思っちゃいますね。
CLANNAD after STORY(アニメ)
校門までの長い坂道。高校3年生の岡崎朋也は坂道を見上げてため息をつく。毎日同じことの繰り返し。
周りのみんなのように学校生活を楽しむこともできず、毎日遅刻ばかり。そのためか、校内では浮いた存在になっていた。
いつものように坂道を見上げる朋也の前に、同じように坂道を見上げる少女の姿があった。
「この学校は好きですか」これが朋也と渚の出会いだった・・・。
※amazonより引用
腐るほど言われてることなんですが、見た目の絵柄で敬遠してしまっては非常に損な作品です。
『クラナドは人生』などと当時ファンが言ったって話もあるように、実は結構な人生ドラマです。

前編である学生時代を描いた『CLANNAD』から全部で40話近くあり、相当見応えあります。
子どもが出来る前と出来たあとで印象が変わった点
生まれる直前くらいまでは本当によく見返してて、あー自分がこんな状況になったらたまらんよなあ・・・とか変な感情移入して泣いて妊娠中の妻に苦笑されてました。
ただこの作品に関しては、実際に自分に子どもが出来てみると逆に見れなくなった感じで、ややファンタジーテイストがある分育児の現実を知っちゃうと感情移入しにくくなる部分あるんですね。

あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。(アニメ・映画)
優しく、チクッと“痛い”少年少女たちの青春群像劇。仲良しだった小学生達は、高校生の今はもう、ばらばらに夏を過ごしていた。ある日、ひとりの少女のお願いごとがきっかけとなり、幼馴染達は再び集まり始める。彼らが幼き日々に置き忘れてきた「宝物」とは…。
※amazonより引用
映画化もあり一時期かなり話題となったので、名前だけは知ってる人も多いんじゃないでしょうか。
家族というよりは友達・幼なじみあたりに主題を置く物語ですが、ヒロイン(?)を親目線で見てしまうと一気に辛い物語に姿を変えます。
幼なじみがとある事件をきっかけにばらばらになり数年後再会して繰り広げる青春模様で、絵柄も今風のサラリとした印象で話数もコンパクトに纏まってるので手に取りやすい作品だと思います。

子どもが出来る前と出来たあとで印象が変わった点
前述通り、見る目線に広がりができたことが大きいです。

子どもが出来ると守るべきものが出来て親は強くなるとなんとなく思ってましたが、ミスチルのHEROじゃないですが守るもののために自分もなんとしても生き延びないと‥・という発想が生まれて逆に弱くなっちゃう部分ってあるんですよね。
変なことで死ねないなという考えが妙に強くなってて電車のホームで押されて死ぬとか、突然のことで子供や家族にいきなり会えなくなる辛さを恐れてより慎重に生きてしまうような部分があります。
おおかみこどもの雨と雪(映画)
大学生の花は、彼と出会ってすぐに恋に落ちた。やがて彼が人間の姿で暮らす”おおかみおとこ”だと知ることになったが、花の気持ちが変わることはなかった。
そして一緒に暮らし始めた2人の間に、新たな命が生まれる。雪の日に生まれた姉は≪雪≫、雨の日に生まれた弟は≪雨≫と名づけられた。雪は活発で好奇心旺盛。雨はひ弱で臆病。
一見ごく普通の家族だが、生まれてきた子供たちは、「人間とおおかみ」のふたつの顔を持つ、≪おおかみこども≫だった。そのことを隠しながら、家族4人は都会の片隅でひっそりと暮らし始める。
つつましくも幸せな毎日。しかし永遠に続くと思われた日々は、父である”おおかみおとこ”の死によって突然奪われてしまった―――
※amazonより引用
かなり評価の分かれている作品ですが、自分は見て素直にやられた口でした・・・。
見た当時はまだ子どもいなかったんですが、子どもの巣立ちを描く後半では『あー自分もちゃんと送り出せるようにならないとなあ・・・』なんて思ってましたね。
現実感をいい感じにファンタジーが邪魔する部分もあるので入り込めない感覚もわからないではないですが、構えずに見れば結構泣けるポイントも多くオススメです。

子どもが出来る前と出来たあとで印象が変わった点
二人子どもが出来て父親が死んでしまい、主人公である女性がシングルマザーとして育てていくんですが前述のように突然の死はやっぱり避けられない時があるわけで・・・だからこそ日々の生活を大切に噛みしめて行かないといけないんだなあと、月並みですが思っちゃいます。

少しでもそういう心配を払拭するために保険かけたりするんですけど、感情的なものに保険は効かないので一緒に暮らしている時間を大切にしていくしかないんだなあと改めて思うわけです。
さいごに、
泣きたい衝動ってたまにあって、泣くと色々なものがすっきりしたりしますよね。

歳を重ねると共に涙腺は緩みっぱなしですが、やっぱり家族など身近な想像できる範囲で刺激されると簡単にやられます・・・今後もその傾向はますます強くなっていきそうです。
