どうも、アートディレクターのハシケン(@conteanime)です。
ちょっとまえに、こんな記事がネットを騒がせていました。
Vilhaue氏がすべての質問と回答を分析したところ、82.5%のユーザーが「読書中に内なる声が聞こえる」と主張していることが判明しました。10.6%のユーザーは「内なる声は聞こえない」と反論していて、声が聞こえると回答したユーザーのうち13%は、本の内容にどれだけ興味を持っているかなどの要因によって声が聞こえる時と聞こえない時があると回答していたそうです。
※Gigazineより引用

人によって思うところがあったのか多くの場所で熱く議論されていましたが、これと似たようなテーマで自分の中で以前から気になっていたことがありました。
本を読む時に頭の中で『絵』が浮かんでいるか?
―――あなたは、どうです?
絵が浮かぶ?浮かばない?

小説の場合が主ですが、本を読みながら自分の頭の中では場面の状況の構図であったり登場人物の服装や顔などが読むと同時にイメージされていってます。
本でキャラが走れば頭の中でもそういう場面が流れて、本でキャラが殺されれば同様にそういう場面となります。
登場人物の顔も、それぞれの小説の描写によって形作られていきこれはおそらく小説を補完するイメージで頭の中で映像が作られていってるんだろうなと昔から勝手に理解していました。
ただ、それが昔から自分の中であまりに自然と行われてたので他人とそれについてあえて話す事ってなかったんですよ。で、聞いてみるとそうなる人ならない人に分かれるわけです。
一体そこには、どんな違いがあるのか?
職業病?

たとえば自分の場合、元々漫画家を目指したことから始まりアニメ映像作成やスマホゲームに携わってきてる関係上、いわゆる転職サイトなどでいうところのクリエイティブ職という区分けにあたるんですね。
絵を描いたり映像に関わったり、あるいは好きだったりする人は本を読みながら同時に絵になっている意見がかなり多い印象です。
逆に、そういった職種とは違ってそれほど漫画やアニメに縁がない人だと本を読みながら絵になっていないという意見が多かった印象です。
・・・ただ、これには例外もあってかなり漫画好きな人でも絵になってない場合もあるんですよ。そうなると、職種や環境は関係ないでしょうか?
声問題

改めて最初に引用した記事に戻りますが、自分の場合は絵になりつつそのキャラクターたちが台詞を言うのが基本形です。ただ、読み始めたばかりの小説とかだとまだちゃんとイメージが固まってないせいか・・・そうなってないんですね。
頭の中で映像を構成しようとしながらも整理しきれてないのか、声はあくまでも自分自身の声で音読してると言う感覚です。
でも、読み進んでいくにつれ次第に声もそれぞれのキャラクターの印象により発せられていくという感じです。
これは、自分が小説の補完で意識的にやってる事なのか自然とそうなっているのか・・・長い間不思議に思ってきました。

そんなこと可能なのか??・・・という感想なんですよね。
読みにくい小説とは?

個人的に、なんか読みにくいなあ・・・という小説は『絵になりにくい小説』である事が多いんです。
本を読み進めていっても、なかなか頭の中で絵や映像として浮かんでこないものがあって、そういうのは概して読むのに時間かかり頭にも入ってこないんですね。
読みにくかった小説=絵にならなかった小説
・・・ということで自分の中では以前から定義づけされていました。
考えてみると、ビジネス書では特に絵になってないです。絵にする必要のないものは絵や映像にしないという処理が自分の中で意識的にされてるのか、無意識にされてるのか・・・疑問は尽きません。
声だけでなく、このテーマへの研究も今後是非進んでいってほしいところです(笑 ※賛同や反論などあれば、匿名でもいいので是非メッセージなどに書いてみてくださいね。
さいごに、
昔から疑問だった事が、ネット通じて他の人の意見も広く求めたりできるのはつくづく面白い時代になったなと思います。
もちろんその結果、自分だけだったということが判明しさみしい気持ちになることもあるでしょうが・・・まあそれはそれということで。